地底人の独り言

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生老病死

2013年12月13日 | 読書

「人生50年の時代には生と死のみ」、私は老と病と向き合って生きている

 まちにはイルミネーションが輝き、ジングルベルの曲が流れている。そんな昨日、今年の世相を表す漢字一文字は「輪」と発表された。オリンピック招致決定との関連で、五輪の輪の「輪」だそうだ。

 17万余通の中から、最も多い9518通で選ばれたという。これって、「組織票」みたいのものが通用するのでは。何でもオリンピックと結び付ける意図的なものを感じたりもする。5000万円もの不正な選挙資金の提供を受けた都知事は即時辞任し、合わせてオリンピックも返上してはどうかと思ったりもする。私の今年の漢字一字は「抗」(=あがらう)だ。安倍内閣の「戦争のへの道」に抗がい続けた一年だった。そして、それは来年も続く。残念ながら・・・。

 さて、「終活」中の身であり、「死について考える」ならば、この人の死生観を学ばなければと、少し以前に出版されたものだが、高名な宗教学者である山折哲雄著『わたしが死について語るなら』(ポプラ社刊)を読んだ。この本は、児童向けに刊行されたものを、年長向けに編集し直して出版されたものだ。故に、私にでも読めた。

 山折哲雄は書いている、「豊かで便利な環境の中で、若い世代が行きづらさを抱えて、生きる不安に怯えている。戦争に行かなければならなかった若者たちは、ただひたすら『生きたい』と願ったのに、今日の若者たちは生きることのできる環境にありながら『死にたい』と願うこの不思議さ」と。人生は辛いことも少なくないが、いっぱいの楽しさがある。是非とも、若者たちには強く生きて欲しいと願う。

 また山折哲雄は、「人生50年の時代には『生と死』のみだったが、平均年齢が80歳代半ばの今の時代には、生と死の間に『老と病』が入った」、との指摘になるほどと納得した。今、私は「老と病」と向き合って生きている。

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