マークこんなだっけ?
平成17年夏、流行語(?)とはいえないかも知れないけど、実によく耳にした単語、クールビズ(COOLBIZ)ですね。
ノーネクタイ、ノー上着では体感温度が2度下がるという研究結果に基づき、夏のオフィスの冷房設定温度を28℃程度に設定しましょうという考え方。
自分のお仕事環境を見てみると、残念だけどあまり関係ないなあ。僕たちの仕事場は、教室だったり、グランドだったりする。もちろん職員室・保健室・図書室は冷房が入っているけど、そこで授業をするわけじゃないからね。原則的に県立高校で教室に冷房がきいている学校はないはず。
…よほど特殊な環境下でないと予算はつきません。そもそも一般教室には扇風機すらありません。
1学期末、最も気温が高かった教室は、35℃をこえていました。過去、体温を超えたこともあります。一説によると、高校生くらいの人間一人が、じっと勉強をしていると、1m前に100w電球が二つついているのと同じ熱を放出しているらしい。1クラス40人とすると、100w電球80個分です。
…暖かい(苦笑)はずだ。クールビズなんて、本当に別世界のお話。
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さて、今度は秋冬のプロジェクトとしてウォームビズが決まったそうです。8月22日の共同通信のニュースより
【今度は「ウォームビズ」 暖房も控えめにと環境省】
夏場のノーネクタイ姿を提唱した「クールビズ」に続き、環境省は22日、秋や冬にオフィスの暖房を抑えて省エネにつなげるための新キャンペーン「ウォームビズ」を10月1日から始めると発表した。
ウォームは英語で「暖かい」の意味。男女を問わず室温20度で快適に仕事ができる服装が対象で、ニット製品の重ね着や保温性の高い下着、帽子などを組み合わせたスタイルが考えられるという。近くロゴを作成し、こうした服を販売する店などで自由に使ってもらう。
小池百合子環境相は「クールビズはすっかり定着し、百貨店売上高も増えて日本経済をホットにした」とアピール。「夏場の冷房並みに冬場の暖房にかかる電力は大きい。暖房に頼り過ぎず、働きやすく暖かく、格好良いスタイルを定着させたい」と強調した。
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行政の言うことにいちいち茶々を入れるつもりはない。ウォームも暖かいで結構だと思う。でも、ロゴを作るときはカタカナの方がいいかもしれない。
Warm…ワームって読みそうです。Coolよりもはるかに定着度が低い発音だと思う。