|
8月7日木曜日、『平成26年度学校基本調査(速報)』が発表された。 お盆休みに資料をダウンロード、プリントして読んでみた。自分は高校の先生なので、高校生に関係する部分からいくつか。 |
***** *****
昨年と比較するために、( )に昨年の速報値の数値を記入した。以下特記がない限り単位は「人」である。
【高校生の進路】
平成26年3月高校を卒業したのは、1,047,391(1,091,617)である。
大学・短期大学進学者は、563,419(581,138)で、うち大学進学者は、502,336(517,398)である。卒業生全体の53.8%(53.23%)になる。残りが短期大学進学者で、61,083(63,740)になる。これは5.8%(5.8%)である。
・・・高卒100人で、6人短大生にならないことになる。
専門学校進学者は、178,431(185,546)、就職者は182,678(184,702)、一時的な仕事に就いた者は11,963(13,624)、進学も就職もしない者が47,669(53,939)である。
それぞれ卒業生全体に占める割合は17.0%、17.5%、1.14%、4.55%(16.99%、16.92%、1.24%、4.94%)である。
死亡、不明はこの数字に含まれない。
【中等教育学校後期課程卒業者の進路】
卒業生は3,951(3,490)である。
大学等への進学者が3,041(2,590)、専修学校(専門学校)進学者が205(210)、専修学校(一般課程)等進学者が516(494)。いわゆる職業能力開発施設等入学者が4(1)である。
大学進学が77.0%(74.21%)、専門学校進学者が5.2%(6.01%)、一般課程進学者13.0%(14.15%)である。死亡、不明の扱いは同じ。
***** *****
【埼玉県のデータ】
埼玉県の卒業者に占める大学進学率は56.7%(56.5%)である。専門学校進学率は17.6%(17.7%)、就職率は14.0(13.2%)である。単純に比較すると、全国平均と顕著な差異は見られるとまでは言えないか。
なお、一時的な仕事に就いた者の割合が1.14%(1.54%)なので、昨年よりも減少している。いわゆる就職率が上がったことがわかる。
***** *****
参考とした統計表(と番号)は以下のものである。
42 高等学校の都道府県別状況別卒業者数
43 高等学校の学科別状況別卒業者数
44 高等学校卒業者の大学等への進学者数
45 高等学校卒業者の専修学校(一般課程)等への入学者数
46 高等学校卒業者の大学・短期大学への入学志願者数
47 高等学校卒業者の産業分類別就職者数
48 高等学校卒業者の職業分類別就職者数
49 高等学校卒業者の産業別就職者数
50 高等学校卒業者の就職先別県外就職者数
58 中等教育学校前期課程修了者,後期課程卒業者の状況別卒業者数(総括)
59 中等教育学校前期課程修了者の高等学校等への進学者数
60 中等教育学校(後期課程)卒業者の大学等への進学者数
61 中等教育学校(後期課程)卒業者の専修学校(一般課程)等への入学者数
62 中等教育学校(後期課程)卒業者の大学・短期大学への入学志願者数
ここで取り上げた資料は以下の場所で読むことができる。教育行政に興味がある人は、是非資料をDL、読み込むことをおすすめする。(8/13現在閲覧可)
文部科学省ウェブサイトトップページ
(新しいウインドを開きます)
↓
会見・報道・お知らせ
↓
報道発表
↓
年月から探す
平成26年 8月
↓
平成26年度学校基本調査速報の公表について(7日付)
↓
学校基本調査
-平成26年度(速報)結果の概要-