以前、プロスポーツのニックネームのことを何回かブログに書いた。その時に、こと野球については見事なまでに可算名詞の複数形がニックネームになっていることがわかった。野球と同じくアメリカの(プロ)スポーツで人気の高いバスケットボール。日本でもこの秋からプロリーグができるということは前から知っていた。
旧来の日本バスケットボールリーグが、新プロリーグを認めておらず、今後紆余曲折もありそうだが、とにかく11月にはリーグ戦が始まる。地元埼玉にも1クラブできるそうなので、リーグの公式サイトを見て、どこにどんなクラブができるのか、ニックネームはどんななのか調べてみた。
【bjリーグ】
'05~'06シーズンは6クラブ、来年度は8クラブになる。
…Jリーグと同じで拡張は早いんだな。
【リーグ参加クラブ】
埼玉ブロンコス(SAITAMA BRONCOS)
BRONCOS=暴れ馬
1983年、さいたまブロンコスの前身にあたるマツダオート東京バスケットボール部創部2年目、サンタクララ大学のランダヘッドコーチから同大学のチームニックネーム"Broncos"をプレゼントされ継承する。
1996年の設立当初は「所沢ブロンコス」だったが、ホームタウンを埼玉県全域へ広げた2000年のチーム名改名の際、「さいたまスーパーアリーナ」をホームアリーナとすることを目標としてひらがなで「さいたまブロンコス」とした。
2005年、チーム10シーズン目にしてプロリーグ参戦にあたり改めて”埼玉県”を代表できるチームを目指し「埼玉ブロンコス」に改名。(チームウェブサイトよりそのまま紹介)
仙台エイティーナイナーズ(SENDAI EIGHTY NINERS)
ホームタウンである宮城県仙台市は1889年の「市制町村制」施行と同時に誕生し、市制100周年にあたる1989年に政令指定都市となりました。
「89」という数字は仙台市のスタートを象徴する数字であると考えられます。
新しいプロバスケットボールチームが仙台市に誕生するにあたり、市民と球団が一体感を持てるようなチームでありたいという願いを込めて、チーム名称を89ERS(エイティナイナーズ)と命名しました。(チームウェブサイトよりそのまま紹介)
新潟アルビレックス(NIIGATA ALBIREX)
“アルビレックス”は“アルビレオ”(白鳥座のくちばしにオレンジとブルーに輝く二等星)と“レックス”(ラテン語で王者の意味)の造語です。アルビレオが更にパワーアップしてバスケット界の王者に向かって羽ばたくという意味があります。
新潟アルビレックスは地域に根ざした総合クラブチームとしてサッカーJ1のアルビレックス新潟とチーム名を共有しています。(チームウェブサイトよりそのまま紹介)
東京アパッチ(TOKYO APACHE)
ここのウェブサイトにはチーム名の由来を表す記述が見あたらない。
大阪エヴェッサ(OSAKA EVESSA)
マスコットキャラクターの名前が「まいどくん」というところをみても、このエヴェッサは恵比寿様なのかなあ。。。ここのウェブサイトにもチーム名の由来を表す記述が見あたらない。
大分ヒートデビルス(Oita Heatdevils)
地域密着を第一に掲げ、地元の人々に親しまれるチーム作りを目指し、別府温泉の熱さと地元ブースターの熱気(Heat)と名所観光で有名な「地獄めぐり」の地獄の番人、閻魔様ならぬ悪魔(Devil)の強さと激しさをモチーフにした造語である。(チームウェブサイトよりそのまま紹介)
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こら、東京&大阪。ニックネームの由来はどこのプロスポーツのオフィシャルウェブサイトでも必須の情報だぞ。
6チーム中半分の3チームが可算名詞の複数形。アルビレックスはJクラブと同じものを使っている。大阪エヴェッサは洒落なのかな。東京アパッチのApacheは可算名詞。ただし、このまま複数形でも使えるようだ。(複数形Apache, Apaches)
また、The Apachesになるとアパッチ族の意味。いずれにしても、アパッチの人が複数いるという意味になるのかな。
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いろいろ調べてみるとおもしろい。楽しみである。
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過去のエントリは以下のとおり。
野球チームとニックネーム
NPBチームに見るニックネ-ム
アメリカ大リーグのチームを調べてみました。
野球以外の...
アジアのプロ野球1
アジアのプロ野球2