10日(土)朝、いつも通りメールチェックをしていた。偶然見かけたニュースの中にこんな記事が出ていた。
創造学園大を「評価中止」、認可取り消しも(7月9日判明。YomiuriOnline)
創造学園大学(群馬県高崎市)を運営する学校法人堀越学園(同)が、国が義務づけている認証評価を受けるために必要な自己評価書を期限までに提出せず、評価機関から「評価中止」と通知されていた。2004年度の評価制度開始以来、初のケース。
文部科学省は学園側に報告を求めているとも書いてあった。
「最終的に大学認可を取り消すこともありうる」とも。
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自己評価書は、教育研究や組織運営などの報告書。審査を受けるためには、過去5年分の財務書類なども必要。文科相の認証を受けた評価機関が、これらを基に評価を下し、「不適合」とされると文科省が改善を指導する。
堀越学園は、期限の6月末になっても提出せず、評価料425万円も納入していなかった。
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なんだかよくわからない話なので、しばらく後追い記事を待つことにした。この段階でわからなかったことは、いっぱいある。
審査を受けなければ、不適合とされない。だから改善指導を受けることもない?
評価にかかるお金も納入していない? お金がない。
そもそも、評価機関はどこだろう。わからない。大学の評価をする団体は、複数ある。それぞれの団体のウェブサイトを調べてみた。
(財)大学基準協会
http://www.juaa.or.jp/index.html
創造学園大学は、この団体の正会員でも賛助会員でもないようだ。
(財)日本高等教育評価機構
http://www.jihee.or.jp/
この団体の会員校でもないようだ。
どこなんだろう??
-ここまでが、10日に書いたこと。
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11日産経新聞等の報道では大学側は自己評価書を提出していないことを認め、文科省に指導を受けていることを認めたようだ。つまり提出する気はあるということだ。また、未提出の理由は、金額よりも書類の作成が間に合わなかったためだという。
どうなんだろう。。。書類ができなかったのは、まともに提出した場合、それなりの問題が発覚するからなのか。料金が払えなかったとすると、これはこれで資金の問題があるということになるのか。いずれにしてもなかなか厳しい問題である。
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22日、読売に後追い記事が出た。
堀越学園、評価中止の解除求める
日本高等教育評価機構、再来週に結論
堀越学園(あの、堀越とは別法人、群馬県高崎市の創造学園大学を運営)が、21日、日本高等教育評価機構(佐藤登志郎理事長)から通知されていた「評価中止」の解除を求めた。
・評価書もほぼ完成
・評価料(425万円)も用意
評価の中止解除を求めた。
こ同機構は来週中に完成した自己評価書提出と評価料の納入を条件に検討し、再来週に結論を通知すると回答した。
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評価機関は、日本高等教育評価機構か。創造学園大学、目が離せない。