共創...少し調べてみた。
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ブログで取り上げたもの(各大学Websiteより引用、まとめ)
開設年度順。
札幌大学
’13年(H.25)に地域共創学群人間社会学域を設置している。卒業生に授与する学位は、学士(経済学)、学士(英語)、学士(ロシア語)、学士(経営学)、学士(法学)、学士(文化学)である。人間社会学域は専攻が8ある。相当学問分野が広いことがわかる。
教職課程が開設されている。経営学専攻は高校商業、情報、法学専攻は中学社会、高校公民、英語専攻は中高英語、ロシア語専攻は中高ロシア語、歴史文化専攻は中学社会、高校地歴、日本語・日本文化専攻は中高国語、スポーツ文化専攻は中高の保健体育、特別支援教諭のそれぞれ全部一種免許状である。
所属専攻により、認定されている教職課程が異なり、取得できる免許状が違う。なお、ロシア語教員免許状は’22年(R.4)年度以降の入学生は取得できない。
昭和女子大学
’23年(R.5)に大学院福祉社会・経営研究科に福祉共創マネジメント専攻を設置している。
専門職大学院である。この専攻は修業年限1年間、学位は「福祉共創マネジメント修士(専門職)」である。
お茶の水女子大学
'24年(R.6)に共創工学部を設置している。
学部卒業生に授与する学位は、人間環境工学科は学士(工学)、文化情報工学科は学士(文化情報工学)である。
共創工学部学生を対象とした教職課程は初年度生(昨年4月入学者)へは開設されていない。
大阪経済大学
’24年(R.6)に国際共創学部を設置している。
学部卒業生に授与する学位は、学士(国際共創)である。
同学科の中学校教諭一種免許状、高等学校教諭一種免許状の教職課程認定を受けている。教科は英語である。
上記4大学は、「取りあげた」といっても、特に何か言及していない。設置認可申請等の記事にでてきただけである。自分の興味関心にヒットしていない。全く印象になくてビックリした。
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取り上げていないもの
九州大学
’18年(H.30)に共創学部を設置。
弘前大学
’20年(R.2)に大学院地域共創科学研究科を設置。地域リノベーション専攻と産業創成科学の2専攻である。前者は社会学✕工学、後者は農学✕経営学がベースに見える。
茨城大学
’21年(R.3)に大学院人間社会科学研究科社会科学専攻に国際・地域共創コースを設置。’25年(R.7)4月からダイバーシティ地域共創教育プログラムを設置。
山口大学
’25年(R.7)にひと・まち未来共創学環を設置。
ここにリストアップしたもの以外にも、学科内コース等で「共創」があると思う。
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’26年(R.8)以降の設置構想としては、以下のものがある。
熊本大学の新学部組織「共創学環(仮称)」
東京家政大学の「共創デザイン学部(仮称)」(家政学部服飾美術学科と造形表現学科を再編)
また、先月27日に「令和9年度以降の大学設置について-2」の岐阜市立大学(仮称,構想中)にも「社会共創学部」が出てきた。
各大学のウェブサイト記載事項等を読むと、「共創」は特定学問分野ではなく「学び方」「知識のつなぎ方」ということのようだ。何か単一コアでとらえきれない事象への対応方法と考えていいかもしれない。
・・・勉強になりました。
一過性の流行ワードになりませんように!