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公開日未定、決定、公開延期。。。 3月20日、ようやく見ることができました。 |
ものがたりについては、書きません。
僕は前作Qを見る前あたりから、『「碇シンジ」は誰なんだ』と言うことが気にかかっていました。誰かの少年期の投影だろう。でも、それは誰なんだ。そんなことを考えたのです。父親(周囲の大人)との距離を取ることの難しさに苦悩する、対人関係を作ることが苦手なシンジ。自らの行動で起こした破局(的)状況・二アサードインパクトに接し、精神的に壊れて(疲弊し虚脱状態)しまうシンジ。僕はこれは庵野監督自身の投影に思えていました。
本作を見て改めて感じたことは、シンジは碇ゲンドウの影響を大きく受けていること。ただ、描かれたゲンドウの少年期、青年期はシンジそのものに見えたことがやや想定外でした。シンジとゲンドウ二人で誰か一人の写し絵、投影ではないのかも知れない。でも、やはり監督の存在が透けて見えました。
第3村
ニアサードインパクトで生き残った人々が暮らす村。バラック小屋の集落が形成されています。
かつてのインフラはほとんどが修理不能で、人々の生活はKREDITの支援と農耕・採集に依存している。ここの描写は、スタジオジブリを感じました。
クライマックス
...こういう決着の付け方があるのか。
フィナーレ・駅
あのシーンは新たな世界なのか、それとも誰かの思い(思い出)の中の世界なのか。
旅立ちを象徴しているように見える、美しいシーンだと思います。
終劇
エンドロールに出ていました。エヴァのものがたり世界も、庵野監督のこの四半世紀も一区切りです。
コアなファンも、そうでないものも、区切りをつける時。そんなメッセージに見えました。『シン・エヴァンゲリオン劇場版:||』、リピート(:||)はついているけど、これで終わりです。