5月23日、DolbyCinema,字幕版で鑑賞した。シリーズ最終作である。
各シネコンのサイトを見て、ものがたりの概要を調べたが、ものがたり情報ゼロ。IMDbには、”Our lives are the sum of our choices. Tom Cruise is Ethan Hunt in Mission: Impossible - The Final Reckoning.”のみ。1文目は「人生は選択の総和(選択の結果)」である。
前作のものがたりを復習し、劇場に出向いた。
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Tom gets older. So does Ethan.
-悪口ではない-
本作は第1作から数えて8作目、(おそらく)トム・クルーズのイーサン・ハントはこれがフィナーレである。スパイ・アクション、ヒーローもの、陰謀・謎解き...MISSION: IMPOSSIBLE(以下「MI」)は超人的な身体能力・驚異的な頭脳をもつエージェント,イーサン・ハントの活躍を中心にものがたりが動く。僕は劇場で第4作から見ているが、本作に組み込まれる過去作映像を見て、終映後そう感じた。それは、
トム・クルーズも年を取るんだということ。
イーサン・ハントは人間なのだということ。
ネタばれになるので、ものがたりの流れを書くことはしない。やはりアクションシーンについては、僕は微妙だと感じた。
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能力のインフレーション
SUPERMANもドラゴンボールの孫悟空もだんだん強く、無敵状態になる。どこまでが許容範囲か、製作者も観客もわからないと思う。ただどこかで、それはムリだろう感じるラインがある。イーサン・ハントは生身の人間、草薙素子ではない。本作は...だと思う。
ルーサーやベンジーをスクリーンで見て安心する。その分、イーサンの飛び抜け方のバランスが気になった。
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Time to Farewell
最後を見ると、長く続いたフランチャイズとしての終わりを感じた。今がちょうどいいのだ。
10年20年後、その時代のトム・クルーズのような誰かが、フランチャイズをリブートするまで、MIはしばしのお別れだと思う。