全英連参加者のブログ

全英連参加者の、言葉やその他諸々についての雑感... 不定期更新です。

NOVEMBER

2006-10-31 04:57:14 | 教師の仕事 2006

【11月も結構忙しいぞ】
 11月、最初から全英連が入っている。これ以外も今年参加している小中高の出張、それから県内のSELHi指定校の研究発表会(2校)がある。New Education EXPOにも参加することになっている。

***** *****

 全英連の参加が出張扱いになった。地方大会では無理なことは変わらないが、首都圏開催の場合は出張にしてもらえれば、とても助かる。気持ちとしても安心する。
 小中高の系統的な指導法開発実践講座は前回のエントリ(2006.10.03「Seminar #3」)の続き。現地校研修である。
 SELHi指定校の見学は、日程的に厳しいかもしれない。伊奈学園総合高校と和光国際高校の発表なので、どちらも参加したいのだが、無理かもしれない。
 New Education EXPOは年度末のSELHi発表会なども請け負っている(?)内田洋行のイベント。文部科学省主催のものなので、出張扱いにしてもらえる。

 出張ではないが、今月もPTAの会議が放課後(夜)ある。

***** *****

 土日勤務が3日。夜の会議が少なくとも1回。これは、後日振り替え休日処理になる。
 そうそう、11月は生徒の大学・短大推薦入試本番だ。いろいろさらに忙しそうである。


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WORDS

2006-10-30 06:04:06 | 全英連参加者 2006

英字新聞を読む あまり話題にしたいとは思わないけど、総合学習「英字新聞を読む」の題材をネットで探していると、どうしても目につく単語。

***** *****

  核保有国…
 「核兵器を持っている国」と書くのかと思っていたが、名詞でNuclear Weapons Statesと言ういい方があるようだ。

 臨検…
 inspectionが国連安保理決議では使われている。raidやvisitでもいいのかな?

***** *****

 「臨検か」
 「いいえ、訪問です」

 …シャレにならないな。


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KATAKANA part6 -final

2006-10-29 07:06:07 | 気になる 政治・政治家

 10月22日のエントリ(KATAKANA part5)の続き。今回が最終回。

***** *****

 今回も「前後を無視して文脈から切り離せるカタカナ語」を引き続き取り上げる。○△×の中で△と×とするものをまとめてみる。○にならなかったのは、意味がまだまだ不明瞭ではないかor定義がよくわからないと、全連参加者が思う語である。
 今回も便宜的に番号を振る。演説の中で出てきた順ではなく、50音順になっている。(△16語、×8語、単語の後の数字は、演説で出てきた回数)

 △
 1.オープンな姿勢(1)
 2.グローバル化(1)
 3.コンテンツ(1)
 4.システム(1)
 5.ゼロベースの見直し(1)
 6.タウンミーティング(1)
 7.チャレンジ(2)
 8.デフレ(1)
 9.トップリーダー(1)
 10.パートナーシップ(1)
 11.ピーク時(1)
 12.メールマガジン(1)
 13.レセプト(1)
 14.市場化テスト(1)
 15.事故リスク情報(1)
 16.新サービス(1)

 ×
 1.イノベーション(2)
 2.グランドデザイン(1)
 3.テレワーク人口(1)
 4.バイオエタノール(1)
 5.バイオマスの利用(1)
 6.基礎学力強化プログラム(1)
 7.公共サービス改革法(1)
 8.政府インターネットテレビ(1)

***** *****

 △
 1.は、カッコつけすぎ。来る者を拒まない、対話を重視する姿勢とか言えばいいのにね。
 2.は、難しいね。
 3.は、得られる情報、その中身
 4.は、いろいろ使えるから、難しい。
 5.は、伸び率を対前年比ゼロとする見直し
 6.は、対話集会ではいけないのか。
 7.は、挑戦ではいけないのか。
 8.は、本当に意味がわかっている人はどれくらいいるのかな。
 9.は、最高指導者・責任者だろう。
 10.は、共同歩調では
 11.は、もっとも多い時
 12.は、インターネットによるメールマガジンとかいった方がいいのでは。
 13.は、、、、
 14.は、『  』がついてもいいと思う。まだまだ定着しているとはいいがたい。
 15.は、事故が起きる危険性の情報では。
 16.は、なんだかよくわからないよ。

 ×
 1.は、僕は使うべきではないと思う。
 2.は、大きな設計図、構想ではなぜダメか。
 3.は、在宅勤務者数のことだろう。
 4.と5.は、これからの技術。
 バイオマスエタノール(Bioethanol)とは、産業資源としてのバイオマスの一つ。サトウキビや大麦、トウモロコシなどの植物資源からグルコースなどを発酵させて作られたエタノールのことである。
 バイオマス(Biomass)とは生態学で、特定の時点においてある空間に存在する生物の量を、物質の量として表現したもの。
 …日本語にしてもわからないと思うけど。(参照Wikipedia)
 6.は、どこから出てきたのかな。政策の内容説明が不充分。
 7.も、ただ出てきただけ。
 8.は、そもそも名前がかっこ悪い。

***** *****

 あらためてみてみると、△には○でもいいのかなあと思うものもある。ただし、言い換える努力はするべきだろう。何となく通じるのが一番言い逃れができるので都合がいいし、楽なのかもしれないが、「トップリーダー」と名乗るのであれば、避けるべきだろう。×に分類されたものはやはり問題があると思う。どこかの新聞のように109個もカタカナ語がありましたなんて騒がないけど、もっともっと努力をするべきだろう。安倍晋三は日本国内閣総理大臣である。日本の政治家は、可能な限り日本語を使って1億を超える国民に語りかける義務があると思う。だからこそ、新聞からブログまで(逆かな)演説が批判されるわけなのだ。
 それから今回演説の草稿(原稿)を読んで気になったことがあった。それは元号と西暦の妙な混在である。僕は、通時的にものを述べるのならば、全部西暦で統一した方がいいと思う。日本だから元号を使えとは言わない。わかりやすさが大事である。でも、そうはなっていなかった。内閣総理大臣が何もかもわかるとは思わない。どこぞの誰かのように、何でもかんでもわかる超人的な能力があるなんて思っていない。だからこそ優秀なブレインが不可欠なのだ。スピーチライターだって存在してもかまわないと思う。今回の原稿もおおよそ、分野ごとに各官庁、秘書官、補佐官から資料を集めたつぎはぎである。これは周知の事実、公然の秘密である。でも、それならばなお、年号の統一くらいチェックとするべきなのだと思うのだが。。。 どうだろう。


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COMMENTS

2006-10-28 06:47:24 | 全英連参加者 2006

 「シンジラレナ~イ!! ホッカイド~ノミナサンハ、セカイデ、イチバンデェ~ス。」
 …ヒルマン監督

 「(強運を)持ってるわ、オレ。ほんと、この漫画みたいなストーリー。出来すぎって思いません?今後、体に気をつけたいと思います。」
 …新庄選手

 どちらも名言である。

***** *****

 驚いたこと。
 ①気温5℃で屋外でビールかけ。北海道のみなさんはスゴイ。
 ②新庄選手のグローブが、阪神入団の時に購入したもの。1万円しないとは。。。


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無資格じゃダメなんだってば。

2006-10-27 04:56:25 | 気になる 学校の問題

【無資格の臨時教員、横浜・山手学院で11か月授業】

 去年も都立高校で同じようなことがあったじゃないか。(2005.08.29「無免許教員」)
 横浜市栄区の中高一貫校、私立山手学院中学・高校(篠崎孝子校長)で教員免許を持っていない男性(37)が臨時教員として、計11か月間、数学の授業をしていたことが23日、わかった。
 神奈川県は、教育職員免許法違反にあたるとして、調査している。

 この男性は読売によれば、横浜市内で個人塾を経営している。
 一昨年4月にこの学校の教師の紹介で臨時教員になり、3週間数学を教えた。
 …免許の有無は口頭で確認しただけ。
 その後、産休・休職代替で今年の7月まで仕事をしていた。
 …とぎれとぎれの勤務だったことになる。
 今年の4月に、正式採用しようとして免許のコピーを求めたところ、当初は拒み、7月末になって、「実は免許を持っていない」と告白、辞職したという。

 ちゃんと調べなければダメなんだってば。私立高校も都立高校も、教員免許法の規定を遵守しなくちゃ。結局、学校の評判に傷がつくことを考えなければ。。。拒んだ者を採用したら、やはりまずいんだよね。


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government designated city

2006-10-26 05:21:04 | 気になる 地方自治・行政

 3年生の授業(オーラルコミュニケーションのTT)で埼玉県をdescribeするというactivityをやってみた。今回は授業の話ではない。

***** ***** *****

 ALT:Urawa is the capital of Saitama-ken.
 僕:No,no Saitama City is the capital of Saitama-ken.
 ALT:I see.

***** ***** *****

 たいしたことではないのだが、一応ちゃんと修正はした。
 授業の後で、ちょっと考えた。ALTに政令指定都市って英語ではなんて言えばいいのかな・・・

 前に、さいたま市についてブログに書いたときにも調べたのだが、政令指定都市は地方自治法(第12章、第1節、第252条の19第1項)の規定に基き、政令(地方自治法第252条の19第1項の指定都市の指定に関する政令)で指定されることになっている。(長いな…)
 法律上は指定都市という。でも、政令によって指定されることから一般に政令指定都市と呼ばれる。地元のさいたま市のウェブサイトはこちらをみても、さいたま市はさいたま市である。市のウェブサイト英語版を読んでみた。

 [City Overview]
 Saitama City was born on May 1, 2001, with the merging of the three cities formerly known as Urawa, Omiya and Yono. On April 1, 2003, it became the 13th government designated city in Japan. In addition, through the merger with the former Iwatsuki city on April 1, 2005, Saitama City will strive to pave the road toward the future as a core city of the Kanto area. 

 [市の概要]
 本市は、平成13年5月1日に旧浦和・大宮・与野の3市合併により誕生し、平成15年4月1日には全国で13番目の政令指定都市へと移行しました。さらに平成17年4月1日の旧岩槻市との合併を経て、関東圏域を牽引する中核都市として、さらなる発展を目指して行きます。 

 英文の下線部が、政令指定都市の英訳のようだ。

 でも、特別な大都市とか県並み(equivalent)の大都市といえば通じそうだね。
 今度、話をしてみよう。。。


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必修の世界史履修せず

2006-10-25 21:19:28 | 気になる 学校の問題

=「受験に不要」と生徒-富山県立高

 富山県立高岡南高校(篠田伸雅校長、生徒数557)で、3年生の全生徒197人が、2年時に世界史など地理歴史教科の必修科目を履修していなかったことが24日、わかった。
 生徒の要望に応じ、大学受験に特化した授業を行ったためで、年度内に補習授業を行わないと卒業できない事態となっている。同校は同日、県教委に報告し、対応を検討している。
 同校によると、昨年度の授業内容を決める際、生徒から「受験に必要な科目以外は勉強したくない」との声が出たため、各教科代表の教諭でつくる会議で相談。篠田校長も了承し生徒に地理歴史教科の履修科目を選択させたところ、197人のうち165人が世界史を選択せず、残る32人は世界史A・Bのみを履修した。

 10月24日に読売他のウェブサイトで取り上げられていた記事だ。
 現在の3年生は平成16年度入学者である。平成15年度から高等学校は年次進行で学習指導要領の変更に伴い、各学校の教育課程が変更になっている。最初はその書き換え時期の、何かの事故と思った。でも、どうもそうではなさそうなことは、すぐにわかった。
 同校のウェブサイトを見ると、現在の2年生の教育課程表が掲載されていた。また、現在の1年生の教育課程(時間割)も見ることもできた。1年、2年を比較して見たが、平成17年、18年入学生の教育課程は少なくとも1年次に関して変更がないようだった。
 仮にこのパターンで現3年生も履修していたとして、2年次の地歴公民科の科目を見てみると、、、

 世界史A、日本史Aのどちらかを選択することになっている。これらは2単位科目である。
 世界史B、日本史B、地理Bのどれかを選択することになっている。これらは4単位科目であるが、2単位配当になっている。3年次に同じ科目を履修する。これが2単位または4単位の編成である。

 ①世界史Aと日本史Bまたは地理Bを履修する。
 ②世界史Bと日本史Aまたは地理Bを履修する。

 普通にやってれば問題ないはずである。

***** *****

 高等学校学習指導要領(平成11年3月告示、14年5月、15年4月、15年12月一部改正)にはこう決めてある。

 第1章総則
 第3款各 教科・科目の履修等
 1  必履修教科・科目
 すべての生徒に履修させる各教科・科目(以下「必履修教科・科目」という。)は次のとおりとし,その単位数は,第2款の2に標準単位数として示された単位数を下らないものとする。ただし,生徒の実態及び専門教育を主とする学科の特色等を考慮し,特に必要がある場合には,標準単位数が2単位である必履修教科・科目を除き,その単位数の一部を減じることができる。

 (2)地理歴史のうち「世界史A」及び「世界史B」のうちから1科目並びに「日本史A」,「日本史B」,「地理A」及び「地理B」のうちから1科目

 簡単に言えば、世界史1科目と日本史か地理1科目は必ず勉強しなければダメだということだ。

*****

 あくまでも、上記下線部のような前提であるが、165人は世界史を選択せずということなので、2時間分何かを勉強していたことになる。それは日本史Aか地理B。可能性としては前者だろう。日本史A+Bで4時間。地理は1科目2単位なので履修したものはいない。この生徒たちがもし今年世界史を履修していなければ、必修科目が未履修ということになる。
 32名は世界史だけを履修していた。この生徒たちがもし今年、日本史か地理を履修していなければ、つまり、また世界史Bを選択していたら、この生徒たちも必修科目未履修ということになる。

 この学校の教育課程を見ると、3年生でも2年生に履修した科目を選択することになっている。つまり、教育課程の履修条件を破って1科目しか履修していないのだから、地歴科目は1科目だけ…日本史を2年生で履修した生徒は日本史だけ、世界史を履修した生徒は世界史だけである。つまり学習指導要領違反である。

***** *****

 asahi.comに、昨年春(1年生3学期ごろ)生徒から「受験に必要な教科だけにしたい」との声があった。そのため、昨年度は3教科から1教科だけの選択でも可能とするようにした。
 …平成16年度にそう決めたことになる。この結果、世界史未履修で、3年生全員が卒業資格が現時点ではないことになっている。これは法令違反である。

 神戸新聞のウェブサイトにはもっと詳しくでていた。
 同校では生徒が2年生の時に、165人が日本史か地理だけ、32人が世界史だけの授業しか受けていなかった。県教委に提出する教育課程表では2科目の履修を計画。生徒指導要録上も2科目の履修を認定していたという。
 …つまり県に提出した教育課程表(カリキュラム)と実態が違っていたということだ。履修を認定したと言うことは、成績はどこから出てきたのだろう。日本史AとBを履修して、一つを世界史の成績にしたのかな。

 生徒指導要録は調査書(内申書)等対外的成績証明書の基礎基本である。その中の数値的データ(成績)は、各科目担当作成の成績表に記入され、クラス担任がそれに基づき成績一覧表を作成、職員会議(成績会議)で審議、形式的にも実体的にも校長先生の承認で公式のものになる。もちろん裁判じゃないので、承認決裁といってもそんな仰々しいものではなく、「〇〇の成績評価、おつかれさまでした。成績不振者への指導を一層よろしくお願いします。。。」等のコメントがあり、実際の仕事は動いていくものだ。ミスが許されないから、緊張する仕事である。
 成績は通信簿等に掲載され、保護者に渡される。年度末にそれらが、指導要録に記入される。そこには校長印が押され、1年が終わる。その記載事項に基づいて、3年生の担任は調査書を作る。数年前埼玉県で、特定の個人が担当部活動生徒の調査書の成績を改ざんして発行させ大問題になったことがあった。しかしこれは学校全体である。スケールが違う。担任は全員知っていたはずだ。校長も当然知っている。
 公立学校の校長は公務員である。公職である。この人は公印の監守責任がある。発行する文書に事実と異なることを記載し、それにハンコを押すと、いわゆる公文書偽造になるのではないか。
 これは、えらいことである。

 北日本放送のニュースにはこんなことが書いてあった。
 同校は全校集会などを開いて生徒に説明した後、記者会見を開く予定ですが、必修単位が足りなくなるという事態に高校側が気づかなかったことが問題となっています。
 …気がつかない? そんなことは絶対ない。必ずわかる。教頭や教務主任が気がつくはずだ。それが表に出ない以上、誰から気がつくことを抑えたか、表に出すことを止めたということだ。

***** *****

 学校が国の法律やそれに基づく指導要領を越えることができるわけがない。理屈がわからない高校生の受験生のわがままを、通しちゃった校長先生。。。もちろんわけのわからないことを言った生徒にも責任がある。だけど、それはダメなんだと言わない側にはより大きな責任がある。ダメだと決めればそれで終わりである。現場の教師の感覚では、ここまですごいことになったのは、生徒だけの要求とも思えない。選択科目の確認はどこの学校でも、保護者との三者面談で確認することだろう。1年生の時に何かがあったのだろう。でも、結果責任として認めちゃった校長先生は申し訳ないけど、判断ミスである。簡単に言えばおバカである。

 仮に世界史A(2単位もの)を履修させるとしても、50分授業で70回確保しなければならない。そんなことが報道されていたが、そんな単純な問題ではない。
 仮に朝から晩まで7コマ(同校は7時間目まである)授業を実施して、丸2週間世界史の授業だけである。3年生5クラス。350コマの授業を担当する世界史担当教師がこの学校にいるわけがない。これは物理的に見て不可能だ。まして、「受験に必要な科目以外は勉強したくない」と主張した(?)生徒集団が、これから受験シーズン本番になるのに、長期休業中や、2月以降の家庭研修期間中に学校に出てくるだろうか。無理ではないか。そうなると、卒業式も延期して、3月中よその学校から世界史の先生を借りて、全部授業をすることになるんじゃないか。

 さらに、問題なのは教員人事である。2年前から教育課程表と違うことをやっていたのだとすると、人員配置も何か問題が隠れているのではないか。
 校長先生。ひょっとすると、校長先生の職を解かれるかもしれない。

***** *****

 25日に読売新聞で読んだところ、ここまでわかってきた。

履修漏れは学校ぐるみ、県教委にウソ…富山・高岡南高

 同校は平成16年12月、国の学習指導要領に沿った「教育課程表」を県教委に提出していたが、授業内容を記す生徒指導要録には、実際には取っていない必修科目を履修していたかのように記録していたことが24日、わかった。県教委は要録の訂正と生徒の負担に配慮した補習の検討を同校に求める。
 篠田校長は県教委の聞き取り調査に対し、時間割と異なる授業をすることを教諭が生徒に説明。さらに指導要録には世界史、日本史、地理のうち1科目しか履修していないのに、もう1科目も履修したかのように単位を記録したと答えた。

 成績も「作った」んだろう。おそらくたとえば日本史A、Bのうち1科目を世界史Aの成績にしたのかもしれない。または2年生の地歴科目を1科目にしているのだから…4単位同じ教員が持っていたのだろうから…たとえば、日本史の成績と同じ評定にしていたのかもしれない。いずれにしても、ここまで話が表沙汰になった以上、受け取る側も、受け取れない。やはり調査書としては無効だろう
 11月1日以降の大学・短大の推薦入試。どうするんだろう。。。

 また、現校長先生は昨年4月着任とのこと。着任してみたら、自分の学校の2年生の教育課程の運用が法令違反だった。どうしようか考えて、1年半が過ぎてしまった。現在の2年生では法令通り(教育課程表通り)だと言うことは、現在の2年生または1年生から、自分たちの時は何でダメなのか、どこかに文句がいったので、判明したのかもしれない
 いずれにしても、どえらいことである。

 平成16年度の校長先生はどこかにご栄転か定年退職かわからないけど、この人の責任は現任者よりもさらに重い。
 今後どうするのかな。。。

 夜のニュースでは、12月いっぱいで補講を終わらせるという話と、モグラたたきではないがあっちでも、こっちでも同じことが判明し始めたことが報道されていた。さらに、一部既に卒業させてしまった学校もあるようだ。これは、明らかにシステムマルファンクション(機能不全)である。
 早急に対策を立てないとえらいことになる。


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TIU Forum Report

2006-10-25 04:34:27 | 教師の研修 2006

Announce_1  21日の土曜日、東京国際大学英語教育改革フォーラムに参加した。
 講演会とパネルディスカッションの2部構成で、いろいろと考えることが多かった。

***** *****

Tiu_forum_lecture 第1部は講演会
 講演者は文部科学省初等中等教育局主任教科書調査官(併)視学官(長い職名だ)の小串雅則さんである。現在実施している「英語の使える日本人」育成をめざした政策は5年間の期限付き、これが平成19年度で終了後、どうするのか。政策の実施状況の評価はどのように為されるのかという問題提起があった。政策が求めたものが、どの程度具体化できたことになるのか。学校種ごとの到達目標が、たとえば高校であれば、どの程度実行できたのか、どのように検証するのかの問題提起は、重いものだと思った。
 SELHiに指定された学校の成果が充分公表できているか、他校へ伝達され、共有できているのかということについては、不充分との考えのようだった。僕もそのとおりだと思う。まだまだやれることがやれていない。
 教科書についての発言もあった。OCIはかなりいいものになっているとの評価。OCIにR、Wの要素を別教科書で教えることができれば、英語授業はかなりいいものになるとの考えである。全英連参加者も英語I、IIとOCIを整理統合して、OCIの教科書に、もう少し読むことから発表につなげる活動で使える教材を入れていくことができれば、可能かと思う。次の教科書はイングリッシュⅠとかいう科目ができるかもしれない。
 小学校英語については、必修にするか否かはのぞき、教科にはしないことは決定済である等々。

 小串調査官は後3年で定年退職とのこと。本人はハッピーリタイヤメントをご希望のようだが、きっとどこかの大学教授になるだろうなあ。。。そんな感じがする。

Tiu_panel 第2部はパネルディスカッション
 パネルディスカッション司会は、以前このブログでも書いたけど、今年から東京国際大学の教授になった。新里眞男(言語コミュニケーション学部教授)先生。パネリストは、第1部講演者の小串雅則、鈴木啓修(埼玉県教育委員会指導主事)、郷野昌子(埼玉県立和光国際高校教諭)、武井澄江(埼玉県川越市立霞ヶ関東中学校教諭)各先生である。
 小串調査官からはCan-Do Listと進級・卒業認定に使うことの是非、鈴木指導主事から集中研修のこと、郷野先生からはSELHi指定3年目の国際高校の状況、武井先生から川越市の集中研修の実施についてそれぞれ発表があった。
 到達目標が高校として全部ひとくくりでいいものなのか、またSELHiに指定された学校の実践報告の情報伝達について、少なくともいつでもどこでも情報が見られるようにできないか質問した。

***** *****

 参加者大体50名。非常にもったいない感じがした。うち20名は会場校関係者(先生・学生)なので、外部参加者は30名ほど。もったいないなあ。。。
 今回出張になったけど、大学が県教委の後援をもらってくれていれば、もっと情報が教員の間に広まって参加者が増えたと思うんだけどね。 


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October 24, 1991

2006-10-24 04:54:30 | 全英連参加者 2006

 今日は、ジーン・ロッデンベリーの命日だ。もう15年になる。
 知っている人は知っている、Star Trekの原作者である。

 人生わからない。
 もしも、この人の作ったStar Trekがなかったら、僕は英語の教師にはならなかったもしれない。その可能性がかなり高い。
 人生わからない。ホントにそう思う。

 僕は親以外だと、この人と手塚治虫が尊敬する人物だ。彼らはvisonaryである。そういうことに何のためらいもない。

 Live Long and Prosper...

 2005.05.01
 初めて聞いた英語。。。


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ANA Campaign Okinawa

2006-10-23 05:52:15 | 気になる 沖縄

 10月になって、ANAがマッタリーナ→ホッコリーナなる沖縄キャンペーンCMを流している。
 CMの主人公は速見もこみちさん。そのほかに、まいう~の石塚英彦さん、女優の松坂慶子さんがでている。BGMはやっぱりというか、当然というか夏川りみさんの、「涙そうそう」である。

 2月か3月に沖縄に行くつもりで、学校出入りの旅行屋さん(JTB)に情報収集をお願いしたけど、これじゃ僕に、今すぐにでも沖縄に来てください(来い)と言わんばかりのCMである。
 年末年始を那覇で過ごすのも、ありか。。。。

 航空運賃が、「超割」だそうだ。ウェブサイトで見てみた。確かに安い。

***** *****

万座ビーチホテルプール  以前宿泊したことのある万座ビーチホテルのウェブサイトを久しぶりに見てみた。最近公開になった「涙そうそう」のロケ地になったと書いてあった。万座ビーチホテル

 万座ビーチホテル&リゾートは映画「涙そうそう」の中にも長澤まさみさん(カオル役)が働くホテルとして登場します。
 映画のシーンをパネルにして展示しております。ロケ地に訪れて、映画の感動を思い出してみませんか。

 …ふーん。。。
 今すぐ沖縄に来いって感じだね。


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KATAKANA part 5

2006-10-22 07:18:51 | 気になる 政治・政治家

 10月18日のエントリ(KATAKANA part4)の続き。

***** *****

 今回は「前後を無視して文脈から切り離せるカタカナ語」を取り上げる。たくさんあるので、○△×の中で○とするもので次の条件のものをまとめてみる。
 ・カタカナ語以外が(ほぼ)使われない。
 ・この前に○にしたもの以外の名詞。

 全連参加者が、これは使っても大丈夫ではないかと思う語である。
 今回も、便宜的に番号を振る。演説の中で出てきた順ではなく、50音順になっている。(28語、単語の後の数字は、演説で出てきた回数)
 1. アニメ(1)
 2. アピール(1)
 3. イメージ(1)
 4. インターネット(1)
 5. エネルギー(2)
 6. エレベーターの事故(1)
 7. ガス瞬間湯沸かし器(1)
 8. スタート(1)
 9. スタッフ(1)
 10. チャンス(2)
 11. テロ(3)
 12. テロ対策特別措置法(1)
 13. トンネル(1)
 14. ニート(1)
 15. ハードル(1)
 16. パート労働者(1)
 17. ブランド(1)
 18. ブランド化(1)
 19 フリーター(2)
 20. フル活用(1)
 21. プロジェクト(1)
 22. ベテラン人材(1)
 23. ミサイル(4)
 24. モラル(1)
 25. リーダーシップ(3)
 26. ルール(1)
 27. 再チャレンジ(4)
 28. 第2次ベビーブーム世代(1)

***** *****

 1.は、他に言いようがないだろう。
 2.は、主張と言えるかな。
 3.は、印象か。
 4.~8.は、これしかないかな。
 9.も、職員って言っちゃうとちょっと違うかもしれない。
 10.は、機会になおせるけど、これでいいか。
 11.12.と17.18.は、前後関係で分離したがまとめてもいいかもしれない。
 13.は、不況のトンネル。。。ならばOKだろう。
 14.~16.も、これでいいだろう。
 19.は、定着しつつある。
 20.も、これでいいか。
 21.は、NHKのプロジェクトXのおかげで、随分市民権を得た。
 22.は、熟練技能者でもいいんじゃないか。
 23.~26.も、これでいいかな。
 27.の、再チャレンジは、言葉としては通じる(漠然と聞く者にイメージが浮かぶ)ことと政策として認知されているかは別問題である。
 28.は、大丈夫だろう。

***** *****

 どうだろうか。
 僕の日本語感覚はずれているのかな。。。

 次は、△と×。△は避けるべきだろう。×はダメだろうと思うものを取り上げたい。


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SELHi, NANRYO Upper Secondary School

2006-10-21 00:00:55 | 教師の研修 2006
Selhi_logo  20日午後、県立南稜高等学校で開催された、SELHi(Super English Language High School)研究発表会に出かけてきた。
埼玉県立南稜高等学校

SELHi SELHi SELHi SELHi SELHi SELHi

Selhi_02 SELHi指定そのものは、平成14年度から始まった。埼玉県でSELHiに指定されているのは、平成18年度現在6校。
 平成16年度指定の和光国際高校は、埼玉県初の外国語科設置高校。
 平成17年度指定の伊奈学園総合高校(私学みたいな名前だけど、公立高校)は、普通科総合選択制のパイロットスクールで県立中学校も併設している。今回訪問した南稜高等学校は、1980年の開設時から教育課程に英会話を置いていた学校で、国際理解教育推進校。
 平成18年度指定の松山女子高校(松女・まつじょ)・春日部女子高校(春女・かすじょ)は旧制高等女学校の流れを汲む伝統校。松女は大正15年(1926年)、春女は明治44年(1911年)に創立だ。蕨(わらび)高校も昭和32年(1957年)創立だから、もうすぐ創立50周年である。埼玉県のSELHi指定は、SSHほどではないが、かなり進学実績のある学校か、特別な学校であることがわかる。その中で、今から25年前に創立の南稜高等学校が、一番いわゆる普通の学校である。その普通の学校の20年以上の取り組みが、外国語コース、外国語科開設、SELHi指定に結びついている。これは、もっともっとも~っと評価すべきことだろう。

SELHi SELHi SELHi SELHi SELHi SELHi

Selhi_01  開会行事に続いて午後2コマ授業見学ができた。
 
5時間目は2年生外国語科(SELHi指定年度新入生)の異文化理解の授業を見学した。40名の生徒にJTE&ALTのTTで行われた。この日の授業は(文化の)多様性がテーマ。ALTの出身国(アメリカ)のについて、地理的、文化的、エスニック面など諸相を紹介し、多様性を生徒に理解してもらうことをめざした授業展開である。専らALTがALL ENGLISHで授業を展開する形式をとっていた。
 印象的だったのは、ALL ENGLISHでも、生徒はどうにか-ある程度-ALTの言っていることが理解できているということ。これはALTの質問に、生徒からのレスポンスがあり、Ts-Ss間でInteractionが成立している-もちろん全員ではないが-ことからそう判断してもいいと思った。また、説明がよくわからなくて、JTEに助けを求めても、JTEはかなりガマンをして、日本語で説明せず、生徒に考えさせることを重視した授業運営をしていること。さらに、授業後の研究協議でも話題になったが、Returneeではない生徒の英語の発音が、かなりのレベルであること。

 6時間目は1年生外国語科の生活英語の授業を見学(&ちょっと参加)した。これは1クラスを20人に分割して実施する授業形式である。外国語科の研修旅行である福島県のBritish Hillsでの学習・体験等について作文、発表することがテーマ。30数名の英語教師が見学に来ているので、生徒が自分の経験(作文)を見学者に読み聞かせ、内容について見学者から質問を受け、それを参考に作文内容を充実させていく方法を採用していた。。生徒にとっては見ず知らずの、おじさんおばさんに話をすることはかなりハードルが高いと思えるが、難なくこなしていた。「読む、書く、話す、聞く」全部がつながっている印象を受けた。発表をした生徒も、1年生とは思えなかった。

 全部書いているとキリがないが、非常にヒントが多い授業だった。すぐに自分の授業で取り入れられるものかどうかは検討しなければならない部分もあるが、勉強になった。

*****

 今日は午後から東京国際大学の英語教育改革フォーラムに出かける。
 採点は明日以降にがんばろうと思う。。。

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UNDERSCORE

2006-10-20 05:25:34 | 気になる 政治・政治家

 10月19日アメリカ合衆国・コンドリーザ・ライス国務長官と、麻生太郎外務大臣が北朝鮮の核開発問題に関して東京で会談を持った。ライス長官の発言が同日TVで流れていた。朝日新聞(英語版)にもこんなふうに書かれていた。

 She said the United States has the "will and capability to meet the full range, and I underscore, the full range, of deterrence and security commitments to Japan."
 彼女(ライス長官)は、「アメリカは、完全に…underscore…完全に日本への攻撃の抑止力と安全保障上の責任を果たす意志と能力がある」と述べた。

***** *****

 言っている意味は大体TVでわかったのだが、underscoreっていい方は知らなかった。辞書で調べると、アメリカ英語でunderlineの意味とあった。underlineは文字通りで言えば「下線を引く」であり、下線を引くことで、「強調する」の意味で使われる。
 何でも勉強になるものだ。


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疲れが取れないんだよね。。。

2006-10-19 04:42:48 | 教師の仕事 2006

 久しぶりにこの前の土日、二日ともゆっくりできた。体調だって精神状態だってもっとよくてもいいはずなのに、そうでもない。温度差にやられたか、ちょっと熱がある。生徒に専門学校や大学短大推薦入試前だから、体調管理に留意せよなんて偉そうなことが言えない。
 …反省である。

***** *****

 振り返ってみると、土日も結構働いている。

 9月は土日が9回あった。
 9日、10日は文化祭で出勤(代休あり)
 16日は放送大学レポート発表会参加。(これは自分の都合だ)
 17日は担任業務で出勤。
 30日は担任業務で出勤。
 17日、30日はサービス出勤である。

 10月も土日は9回である。
 7日PTAの仕事で出勤(代休あり)
 21日は出張。TIUのフォーラムは出張になった、一応代休あり。
 27日は金曜日だが、勤務時間後PTAの仕事が8時近くまである。

***** *****

 リズムが崩れると、疲れがなかなかとれない。休みがあとであればいいというものではない。何かどんどんくたびれている。何かのはずみで、どかっと疲れが出て休みを取ることになる。
 昨日はこの前の休日出勤の分(4時間だけ)代休を取って早退してきた。そろそろ中間考査も始まる。倒れるわけにはいかない。。。


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KATAKANA part 4

2006-10-18 04:34:24 | 気になる 政治・政治家

 10月16日のエントリ(KATAKANA part3)の続き。

***** *****

 今回は「前後を無視して文脈から切り離せるカタカナ語」を取り上げる。たくさんあるので、○△×の中で○とするもので次の条件のものをまとめてみる。
 ・カタカナ語以外が(ほぼ)使われない。
   かつ
 ・固有名詞・国名・組織名称など。

 全連参加者が、これを使うことをとやかく言う方が変ではないかと、(なんとなく)思う語である。
 今回も、便宜的に番号を振る。演説の中で出てきた順ではなく、50音順になっている。(13語、単語の後の数字は、演説で出てきた回数)
 なお、これまで◎としていたが、何かお墨付きでも与えているようで、変な気分なので以後○にする。

 1.ASEAN(1)
 2.アインシュタイン(2)
 3.アジア(7)
 4.イラク(2)
 5.インド(1)
 6.オーストラリア(1)
 7.日ロ関係(1)
 8.ホワイトハウス(1)
 9.ロシア(1)
 10.GDP(3)
 11.NGO(1)
 12.NPO(1)
 13.WTOドーハ・ラウンド交渉(1)

 1.のASEANは東南アジア諸国連合と言い換えてもアジアが入るな。
 2.は人名だし、3.4.5.6.9.は国名&地域名、7.8.は政治用語(?)だな。
 10.のGDPは国内総生産、11.のNGOは非政府組織、12.のNPO非営利組織・団体、13.WTOドーハ・ラウンド交渉は世界貿易機関が貿易障壁をとり除くことを目的として主催する国際会議のことだ。

 1.10.11.12.は日本語にする努力があってもいいかもしれない。でも、ほとんどの場合、そのまま使われている。それ以外のものは、カタカナだからといって他に言いようがあるかというと、実質的にはないと思う語である。亜細亜と漢字で書いても、カタカナで書いても、口からでる音は同じである。亜細亜と書くと口から「亜細亜」って文字がでるわけではない。
 これまでカウントして109というのは、やはり何かバイアスがかかったいい方だろうと思う。

 次回は残りを○△×で分類する。


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