5月30日、NHKのニュースで見かけた。
「大雨に関する防災情報の5段階の警戒レベルについて、国はレベルごとの色を新たに定めました。色が見分けにくい人にも配慮したもので、今後、自治体やメディアなどに統一した色を使うよう求めています。」とのこと。
内閣府の決定。色分けは以下のようになる。
警戒 レベル |
住民がとるべき行動 |
5 | 命を守って |
4 | 危険な場所から全員避難 |
3 | 高齢者など避難 |
2 | 避難方法など確認 |
1 | 最新情報に注意 |
それぞれ、黒、紫、赤、黄、白である。なお、色はNHKニュース画面から作成した。いわゆるカラーコードとは異なる。
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やや話しがそれるが、、、
英語で警戒を表す言い方に、イエローアラート(Yellow Alert)、レッドアラート(Red Alert)がある。防空警戒警報のことである。前者は「警報」の第一段階、後者は「警報」で、「差し迫った攻撃に備えよ」である。黄より赤が深刻。色の持つ(色に持たせた)イメージ、メッセージである。サッカーで用いられるイエローカード、レッドカードも反則の悪質さを区別している。フィクションでも、スタートレックで、1エピソードでほぼ間違いなくどちらかがでてくる。
僕はつい最近まで、 少なくとも現実世界では、これが標準、これ以外(=以上)ないと考えていた。でも紫、黒を使い、さらに深刻な状態を表すこともある。新しい発見だ。
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フィクションではブラックアラート(Black Alert)がある。
現在シーズン3のStar Trek Discoveryには、ブラックアラートがある。これは敵からの攻撃に対する備えをもとめるものではなく、危険をともなう実験的な運用をすることを、クルーにつげるものだ。