全英連参加者のブログ

全英連参加者の、言葉やその他諸々についての雑感... 不定期更新です。

Go?

2005-08-04 06:21:53 | 全英連参加者 2005

 ”Go”サイン。日本語で最近使うことが少なくなった表現かもしれない。
 ずいぶん前、職場で何かの準備が出来たことを示すために”go”と書いたら、わからない人がいた。
 「準備よし」の意味だと教えたら、OKと同じ使い方かと聞かれて、だいたいそうですよと答えた覚えがある。

 現在40代半ばの人間だと、国際救助隊サンダーバードのオープニングアナウンスで、”Thunderbirds are go.”と、いっていたのを覚えているかもしれない。

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 SPACE SHUTTLE DISCOVERY。今回のミッションがSTS-114なので、シャトルとしては通算114回目の飛行になる。114回の飛行を均等の数ではないものの、5機のシャトル(コロンビア号28回、チャレンジャー号10回、ディスカバリー号31回、アトランティス号26回、エンデバー号19回)で行ってきた。この間2機が事故で失われた。搭乗員合計14名が命を落としている。

 ...実機の4割が損失した。一回の打ち上げで5人から7人のクルーが乗船するようだ。-国防総省の仕事(軍事任務)の場合は、あまり報道されないのでわからない。仮に5人とすると570人、7人とすると約800人。大雑把にのべ700人位の人間が宇宙に出かけたとすると、クルーの死亡率は2%前後。えらく高い。
 114回の飛行も、予定通りに打ち上げられたわけではなく、遅れが頻発している。今回の打ち上げも2週間ほど遅れた。スペースシャトル。これはやはりまだまだ未熟な技術なんだということがよくわかる。
 2週間のフライトで、船外活動を3回。なんと3回目には修理まで行う。自分たちが乗っているオービタを、修理しながら地球に還ってくるというのも、考えたらものすごいことである。

 今日現在の報道では、修理は成功したようである。

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 スペースシャトルの実験機(大気圏内用・滑空と着陸訓練を行う)はエンタープライズという。そう、スタートレックファンが、大統領に山のような署名・手紙を送って、CONSTITUTIONとつくはずだった名前を、エンタープライズにしてもらった船である。でも、すべての飛行が実験飛行なんだなあと思う。
 スペースシャトル計画ができたときは、アポロ計画やその後の宇宙実験室(SkyLab)計画よりももっと安全に、かつ頻繁に宇宙にいけるようになると思っていた。でも、そうではなかったようであり、これからもそうはならなそうである。

 Is Discovery ”go” for Re-Entry?


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