全英連参加者のブログ

全英連参加者の、言葉やその他諸々についての雑感... 不定期更新です。

平成23年度埼玉県高校入試・英語リスニングテスト分析2

2011-03-29 05:08:58 | 教師の仕事 2010

 午前11時45分、後期募集試験は国語・数学・英語の3教科で実施。お昼前、最後の科目が英語の試験である。
 午前11時45分、開始チャイムが鳴る。その数秒後「放送を聞いて答える問題」が始まる。この問題が終わらなければ、他の問題に手をつけることは、実質的に不可能なのは、前期募集の試験の時と同じである。

 今回は分析2として、後期募集試験の問題を取り上げることにする。

***** *****

 試験は全部で7問、求められる解答数が11である。
 問題1から問題3
 会話を聞き、質問に対する答えとして最も適切なものを選ぶ問題である。四者択一で、ヒントの図表がついている。
 問題4と問題5
 それぞれ「ある場面」を説明する英文を聞き、質問に対する答えとして最も適切なものを選ぶ問題である。四者択一で、英文の答えが出ている。
 問題6
 KateとAkiraの会話を聞き、三つの質問(日本語で掲出されている)に日本語で答える問題。オダさんという元教師が話題になっている。記述式問題。
 問題7
 Hirokoが授業で行ったスピーチを聞き、その内容に対する質問の答えとして最も適切なものを選ぶ問題である。四者択一問題で、英文の答えが出ている。

 基本的な構成は、前期試験の問題と同じと考えてよい。

***** *****

 使用音源
  平成23年度 英語録音CD [前期] 1枚
  平成23年度 英語録音CD [後期] 1枚
  今回はこちら。

 計時使用機材
  WMP11と一般的なCDプレーヤーを使った。
  計時はWMPによる。ストップウオッチ不使用。

 音源CD構成(後期試験分)
 トラック1 音量調整のための放送
  試験当日朝に試聴のために用いる。
  試験とは関係ない。

 トラック2 無音
  トラック1をかけたままにしていると、注意される。
  間違えて、問題を誤放送させない配慮。

 トラック構成も前期と同じである。

 トラック3(0:23)
 0:00 「放送を聞いて答える問題」のアナウンス。

 トラック4(1:15) 問題1
 0:00 問題1から問題3の解答方法の説明
 0:25 問題1放送1回目
 0:40 問題1放送1回目終了
 0:43 問題1Question1回目
 0:50 問題1放送2回目
 1:05 問題1放送2回目終了
 1:08 問題1Question2回目
 この問題はAとBの会話である。A→Bが2回。持っているCDについての会話。15秒で話者2、総語数36語である。
 仮にこのペースで会話が続いたとすると、15秒は1分の25%なので、36を0.25で割ればいいことになる。
 144wpmとしてみよう。(124)

 トラック5(1:05) 問題2
 0:01 問題2放送1回目
 0:23 問題2放送1回目終了
 0:26 問題2Question1回目
 0:33 問題2放送2回目
 0:55 問題2放送2回目終了
 0:58 問題2Question2回目
 この問題もAとBの会話である。A→Bが2回。土曜日の予定について。22秒で話者2、総語数62語である。
 仮にこのペースで会話が続いたとすると、22秒は1分の36%なので、62を0.36で割ればいいことになる。
 172wpm。(147)

 問題1と問題2、それぞれのwpmの後のカッコ内の数字は、前期試験の問題1と問題2のwpmである。ずいぶん早くなっている。問題3からも同様に前期のwpmをカッコ内に書いておくことにする。

 トラック6(0:56) 問題3
 0:01 問題3放送1回目
 0:20 問題3放送1回目終了
 0:22 問題3Question1回目
 0:29 問題3放送2回目
 0:48 問題3放送2回目終了
 0:50 問題3Question2回目
 この問題もAとBの会話。A→Bの回数も同じ。内容はおそらくデート。Paulが時間を間違えるお話し。19秒で話者2、総語数39語である。
 仮にこのペースで会話が続いたとすると、19秒は1分の31.6%なので、39を0.316で割ればいいことになる。
 123wpm。(143)
 この問題は前期試験よりwpmが下がっている。

 トラック7(1:11) 問題4
 0:01 問題4と問題5の解答方法の説明
 0:21 説明終了
 0:25 問題4放送1回目
 0:38 問題4放送1回目終了
 0:40 問題4Question1回目
 0:48 問題4放送2回目
 1:01 問題4放送2回目終了
 1:04 問題1Question2回目
 この問題は「ある場面」についての説明文を聞き、それについて解答を求めるものである。13秒で話者1、総語数43語、センテンス数4である。
 仮にこのペースで発話が続いたとすると、13秒は1分の21.6%なので、43を0.216で割ればいいことになる。
 199wpm。(157)
 なんだかえらく早い。

 トラック8(0:46) 問題5
 0:01 問題5放送1回目
 0:12 問題5放送1回目終了
 0:14 問題5Question1回目
 0:24 問題5放送2回目
 0:35 問題5放送2回目終了
 0:37 問題5Question2回目
 この問題も問題4と同じパターン。11秒で話者1、総語数29語、センテンス数4である。
 仮にこのペースで発話が続いたとすると、11秒は1分の18.3%なので、29を0.183で割ればいいことになる。
 158wpm。(187)
 この問題も前期試験よりwpmが下がっている。

 トラック9(2:55) 問題6
 0:01 問題6の解答方法の説明
 0:13 説明終了
 0:16 問題6放送1回目
 1:26 問題6放送1回目終了
 1:35 問題6放送2回目
 2:45 問題6放送2回目終了
 この問題は最初の方にも書いたとおり、KateとAkiraの会話である。オダさんのことを2人で話している。90秒。総語数182語、センテンス数33である。会話のやりとりが9回。前期よりも3回増えている。
 仮にこのペースで会話が続いたとすると、83秒は1分の150%なので、182を1.5で割ればいいことになる。
 121wpm。(145)
 前期試験問題6の語数(174w)より多い。しかし、時間が長い分wpmは145から121に下がっている。会話のやりとりを聞き漏らすと、答えにくい問題だ。
 なお、トラックの長さは2:55だが、録音は2:45で終わっている。最後の問題までの間10秒ちょっと空白になる。

 トラック10(4:47) 問題7
 0:01 問題7の解答方法の説明
 0:20 説明終了
 0:23 問題7放送1回目
 1:52 問題7放送1回目終了
 1:56 Question 1
 2:07 Question 2
 2:18 Question 3
 2:31 問題7放送2回目
 4:00 問題7放送2回目終了
 4:04 Question 1
 3:15 Question 2
 4:26 Question 3
 この問題はHirokoが夏休みの経験(入院)について話しをしている。そのスピーチを聞き、内容について答える問題である。89秒で話者1、総語数220語、センテンス数22である。この問題も前期試験の問題7と比較すると、20w減っている。
 仮にこのペースで会話が続いたとすると、89秒は1分の148%なので、220を1.48で割ればいいことになる。
 148wpm。(167)

 なお、トラック10(問題7)の4:40のところで、「放送を聞いて答える問題」の終了が告げられる。午前11時45分の英語試験開始のチャイムから、ここまでが13分30秒前後になる。試験終了まで37分半。28点の配点は、試験時間から考えて順当なところだろう。13分30秒は、前期募集の試験の時よりも20秒ほど長くなっている。

***** *****

 前期募集試験各問題のwpmとのプラスマイナス比較は以下の通り。

 問題1 プラス
 問題2 プラス
 問題3 マイナス
 問題4 プラス
 問題5 マイナス
 問題6 マイナス
 問題7 マイナス

 問題1、問題2のように短い会話文のスピードを上げて、問題6、問題7のように、比較的長い文章の総語数を減らしじっくり聞き取らせることを目途としているようにも思える。なお、このパターンは平成22年度入試と同じである。

 3月25日、「平成23年度埼玉県公立高等学校学力検査 リスニング問題の分析」に書いたことのうち、①~⑤はこれで終わり。今後、[前期]と[後期]をもう一度見直して、⑥平成24年度入試への提言をまとめたい。
 ・・・どこかに投稿しよう。本気である。

***** *****

 なお、今年も分析をするために、東京新聞ウェブサイトの首都圏公立高校入試特集ページを参考にした。関東地方の公立高校入試問題を、PDFでアップロードしてくれている非常によくできたサイトである。
 アドレスはこちら。
 http://www.tokyo-np.co.jp/k-shiken/index.html

 前回のエントリはこちら。
 2011.03.27、「平成23年度埼玉県高校入試・英語リスニングテスト分析1

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191+188+182=561

2011-03-28 04:30:28 | 教師の仕事 2010

 561... 単位は日である。

 年度末生徒指導要録の作成時期である。すでに必要事項はすべて記入済み。今週は最終点検と、担任押印である。

 3年間の課業日(学校の営業日)や、出席すべき日数を、あらためて見てみた。3月12日に卒業した、平成20年度入学生の、3年間の課業日は561日(191, 182, 182)だった。僕が初めて先生と呼ばれる職についた頃、学校は週6日制、年間の課業日は230日前後だった。ずいぶん少なくなったものだ。

+++++ +++++

 『新型インフルエンザで学級閉鎖』
 『新型インフルエンザで出席停止』

 備考欄にずいぶんこの記載が多かった。

 出席すべき日数は、課業日から出席停止忌引きを引いた日数だが、この3年間ほど、出席停止が多かった記憶は僕にはない。特に2009年9月からの、学級閉鎖(新型インフルエンザ対応かどうかにかかわらず)は、はじめてのことだった。

 もうすぐ平成22(学校)年度がおわる。

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平成23年度埼玉県高校入試・英語リスニングテスト分析1

2011-03-27 05:19:56 | 教師の仕事 2010

 前期試験初日、午後2時20分。緊張もあるし、お昼ご飯を食べて、一番眠くなるころだろう。埼玉県・公立高等学校前期募集学力検査では、ここからが英語の試験である。

 午後2時20分、開始チャイムが鳴る。その数秒後「放送を聞いて答える問題」が始まる。この問題が終わらなければ、他の問題に手をつけることは、実質的に不可能である。すでに書いたとおり、今年も問題を詳細に研究したい旨を管理職に話し、後期募集合格発表後、オリジナルの音源CDの借用許可をいただいた。

 もしもこのブログを見かけた中学校の先生がいらしたら、何かの参考になるかもしれない。埼玉県前期募集の英語試験リスニングでは、受検者に1分間でどの程度の英文を聞き取ることを求めているかの資料・指標になれればと思う。また、僕も含めて、新入生がどの程度の英文を聞き取ることが出来たのか、考えるベースになれればとも思う。
 なお、平成24年度、埼玉県の公立高等学校入試は前後期試験を廃し、一本化されることになっている。

***** *****

 試験は全部で7問、求められる解答数が11である。
 問題1から問題3
 会話を聞き、質問に対する答えとして最も適切なものを選ぶ。四者択一で、ヒントの図表がついている。
 問題4と問題5
 それぞれ「ある場面」を説明する英文を聞き、質問に対する答えとして最も適切なものを選ぶ問題である。四者択一で、英文の答えが出ている。
 問題6
 ALTのMs. WhiteとKazuoの会話を聞き、三つの質問に日本語で答える問題。記述式。
 問題7
 Megumiが授業で行ったスピーチを聞き、その内容に対する質問の答えとして最も適切なものを選ぶ問題である。四者択一問題で、英文の答えが出ている。

***** *****

 使用音源
  平成23年度 英語録音CD [前期] 1枚
  今回はこちら。
  平成23年度 英語録音CD [後期] 1枚

 計時使用機材
  WMP11と一般的なCDプレーヤーを使った。
  計時はWMPによる。ストップウオッチ不使用。

 音源CD構成(前期試験分)
 トラック1 音量調整のための放送を収録。
  試験当日朝に試聴のために用いる。
  試験とは関係ない。

 トラック2 無音
  トラック1をかけたままにしていると、注意される。
  間違えて、問題を誤放送させない配慮。

 トラック3(0:26)
 0:00 「放送を聞いて答える問題」のアナウンス。

 トラック4(1:14) 問題1
 0:00 問題1から問題3の解答方法の説明
 0:24 問題1放送1回目
 0:40 問題1放送1回目終了
 0:42 問題1Question1回目
 0:49 問題1放送2回目
 1:04 問題1放送2回目終了
 1:06 問題1Question2回目
 この問題はAとBの会話である。A→Bが2回。16秒で話者2、総語数33語である。
 仮にこのペースで会話が続いたとすると、16秒は1分の26%なので、33を0.26で割ればいいことになる。
 124wpmとしてみよう。以下この計算方式で行く。

 トラック5(1:08) 問題2
 0:02 問題2放送1回目
 0:24 問題2放送1回目終了
 0:26 問題2Question1回目
 0:35 問題2放送2回目
 0:57 問題2放送2回目終了
 1:00 問題2Question2回目
 この問題はAとBの会話である。A→Bが2回。22秒で話者2、総語数54語である。
 仮にこのペースで会話が続いたとすると、22秒は1分の36%なので、54を0.36で割ればいいことになる。
 147wpm。

 トラック6(0:46) 問題3
 0:02 問題3放送1回目
 0:14 問題3放送1回目終了
 0:17 問題3Question1回目
 0:24 問題3放送2回目
 0:36 問題3放送2回目終了
 0:39 問題3Question2回目
 この問題はAとBの会話である。A→Bが2回。12秒で話者2、総語数29語である。
 仮にこのペースで会話が続いたとすると、12秒は1分の20%なので、29を0.2で割ればいいことになる。
 143wpm。

 トラック7(1:13) 問題4
 0:02 問題4と問題5の解答方法の説明
 0:21 説明終了
 0:25 問題4放送1回目
 0:38 問題4放送1回目終了
 0:41 問題4Question1回目
 0:49 問題4放送2回目
 1:02 問題4放送2回目終了
 1:05 問題1Question2回目
 この問題は「ある場面」についての説明文を聞き、それについて解答を求めるものである。13秒で話者1、総語数34語である。4センテンス。
 仮にこのペースで発話が続いたとすると、13秒は1分の21%なので、34を0.21で割ればいいことになる。
 157wpm。

 トラック8(0:40) 問題5
 0:02 問題5放送1回目
 0:10 問題5放送1回目終了
 0:12 問題5Question1回目
 0:21 問題5放送2回目
 0:29 問題5放送2回目終了
 0:31 問題5Question2回目
 この問題も問題4と同じパターン。8秒で話者1、総語数25語である。4センテンス。
 仮にこのペースで発話が続いたとすると、8秒は1分の13%なので、25を0.13で割ればいいことになる。
 187wpm。短いけど、かなり早い。

 トラック9(2:59) 問題6
 0:02 問題6の解答方法の説明
 0:15 説明終了
 0:17 問題6放送1回目
 1:29 問題6放送1回目終了
 1:37 問題6放送2回目
 2:49 問題6放送2回目終了
 この問題は最初の方にも書いたとおり、ALTと生徒の会話である。テーマはホームステイ。72秒で話者2、総語数174語である。
 Ms. WhiteとKazuoの会話が6往復。28センテンスある。
 仮にこのペースで会話が続いたとすると、72秒は1分の120%なので、174を1.2で割ればいいことになる。
 145wpm。
 なお、トラックの長さは2:59だが、録音は2:49で終わっている。最後の問題までの間10秒ちょっと空白になる。

 トラック10(4:38) 問題7
 0:02 問題7の解答方法の説明
 0:20 説明終了
 0:22 問題7放送1回目
 1:45 問題7放送1回目終了
 1:48 Question 1
 2:03 Question 2
 2:13 Question 3
 2:25 問題7放送2回目
 3:49 問題7放送2回目終了
 3:51 Question 1
 4:05 Question 2
 4:19 Question 3
 この問題はMegumiのスピーチ。86秒で話者1、総語数240語である。スピーチは全部で24センテンス。
 仮にこのペースでスピーチが続いたとすると、86秒は1分の143%なので、240を1.43で割ればいいことになる。
 167wpm。

 なお、トラック10(問題7)の4:28のところで、「放送を聞いて答える問題」の終了が告げられる。午後2時20分の英語試験開始のチャイムから、ここまでが13分13秒。試験終了まで37分を切っている。28点の配点は、試験時間から考えて順当なところだろう。
 13分超の試験時間中、英語を聞かなければならないのは、おおよそその半分。これを長いと見るか、そうでないと見るか意見は分かれることだろう。

 前年度分はこちらにまとめています。
 2010.03.16、「埼玉県高校入試・英語リスニングテスト分析1
 2010.03.27、「埼玉県高校入試・英語リスニングテスト分析2

 近く後期分もまとめます。

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平成23年度埼玉県公立高等学校学力検査 リスニング問題の分析

2011-03-25 05:23:07 | 教師の仕事 2010

 19日からの3連休、管理職に許可をもらい、今年の前後期入試に使われたリスニングCDを借りた。問題の分析をするためである。
 データ分析等をする前に、改めてするべきことはスクリプトの読み直しである。昨年も利用した東京新聞のウェブサイトで、資料をDL、プリントアウトした。

 分析手順(なんだかえらそうだ)は、こうなる。

 ①原始的だけど、語数とセンテンスの数をカウント。
 ・昨日までに完了した。
 ・概観だが、語数、センテンス数は前期<後期。
 ②何度も聞き直し、WPMを計測する。
 ③問題~問題の間のポーズを計測する。
 ④はじめから、「以上で問題は終わりです」までの、実時間を計測する。
 ⑤前後期の対比を行う。
 ⑥平成24年度入試への提言をまとめる。

 ①から④は手作業(耳作業)である。⑤は前期の問題を分析した後の作業。⑥は一本化される平成24年度入試ではどうあるべきか考えてみたい。

 春休みの勉強にはちょうどいい。今年はどこかの教科書会社に、原稿応募してみようかな。

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後片付け

2011-03-24 04:28:16 | 教師の仕事 2010

 平成22年度、クラスの生徒&保護者用にケータイサイトを作り、MSNのHotmailのアドレスも開設した。開設時保護者あて文書では、年度内にウェブサイトは閉鎖、メールアドレス、関連データも削除すること連絡していた。
 ・・・この3連休、月曜日に思い出した。

 こんな手順になる。

 1.ウェブサイト
 これは、全英連参加者のページのスペースに、ちょっと間借りをしているだけなので、削除をすればおしまいである。
 2.MSN Hotmail
 これは、アカウントごと削除すると、全部ひとまとめでかたづく。

 今年の受け持ちクラスの生徒には、かなり重宝がられたメールアドレスだが、年度末で削除することになる。
 2月の家庭研修中一斉送信でメールを出したことがあった。その時までに確認済になっていた27件(27人分)のアドレス中、5件は該当無し(アドレス変更等による送達先不明)だった。4月に進学・就職と生活環境が変わると、彼ら、彼女たちのアドレスもさらに変更になるだろう。
 ・・・最終送信の準備をしようと思う。

 今日で平成22年度も実質的に終わりである。学校のサクラも、もうすぐ開花。季節は変わりつつある。

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新しい1年生が集まった。

2011-03-23 05:05:39 | 教師の仕事 2010

 22日午後、勤務校では*入学許可候補者説明会が開催された。

 開催時、幸いにも計画停電時間にあたらなかった。朝から雨模様。気温も低かった。それでも、電気(電灯)、灯油ヒーターが使用できた。雨が降っていようが、気温が低かろうが、普通にできたのだから、よかった。

 彼ら、彼女たちの3年間が、実りあるものになりますように。

+++++ +++++

 *入学予定生徒のこと。手続き上(入学式で)校長の入学許可得て、初めて平成23年度1年生である。

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何ができるんだろう。

2011-03-20 17:56:50 | 教師の仕事 2010

 11日の夜、帰宅困難者であることをブログに書いている時、正直これほどの大災害になるとは予想ができなかった。
 12日、余震の中で、卒業式をどうにか無事に終え、生徒たちを見送ることができた。それから、何をしていても、地震のことが頭から離れない。ブログにはいろいろ書いているが、実はず~っと考え続けているのだ。

 もし、東京湾や東京都・埼玉県でこれほどの地震が発生したら、勤務校は防災拠点校として埼玉県から指定を受けているので、当然避難場所になる。重層体育館。避難してくる人をどれくらい収容できるのだろう。そんなことを考えた。
 体育館には、卒業式時全校生徒約1000名、プラス保護者、来賓で300名ちょっとが入れた。でも、これは平時・イスがある場合である。フロアにマットや段ボールを敷いて、避難所にする場合、250名がいいところだろう。天井も高く、暖房はジェットヒーターしかない。
 防災拠点校は、基本的には生徒普段使用する教室までは、避難所とすることを前提としていない。でも、緊急時それは通らないのは、今回の例を見ても自明のことである。教室。どれだけ収容できるかというと、1教室で20名程度だろう。HR教室を全部使っても、500名。後はグランドにテントをだすことになるが、それもに限度がある。
 食料の備蓄はあるが、人数によっては心許ない。自家発電装置も備えてあり、定期的に使えることを検査しているが、それでも、重油の補給がなければ無限に動くわけではない。
 職員も被災者になる。死亡するものもでる。スタッフが全部学校に集まれることはあり得ない。現場責任者である校長が来れないこともある。指揮命令系統はどこまで切れるか、切れた時に誰がどうするか、どこまで自分たちは考えているのだろう。自分は考えることができているのだろう。震災の場合校長、教頭、事務長全部学校に来れないこともあるのだ。考えても考えてもわからない。でも、考えて続けている。

 ホントに、何ができるんだろう。

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埼玉県立高等学校入学試験・英作文比較

2011-03-19 10:41:49 | 教師の仕事 2010

 埼玉県は県立高等学校の前期募集学力検査を2月16日に、後期募集学力検査を3月4日に実施した。それぞれ、問題5に英作文がある。
 今年も難しさを検討してみた。

 前期募集
 次の【条件】にしたがって,あなたの考えや気持ちなどを含めて,まとまった内容の文章を5文以上の英文で書きなさい。(8点)
 【条件】
 ①「楽しかったこと」や「楽しんでいるもの」などの内容とする。
 ②次の3つの語句を必ず使用する。必要に応じて適切な形にしてもよい。
    enjoy  have to  with
 ③②の3つの語句を使用する順序は問わない。繰り返して使用してもよい。

 後期募集
 次の【条件】にしたがって,あなたの考えや気持ちなどを含めて,まとまった内容の文章を5文以上の英文で書きなさい。(8点)
 【条件】
 ①「欲しいもの」や「してみたいこと」などの内容とする。
 ②次の3語を必ず使用する。必要に応じて適切な形にしてもよい。
    want  can  when
 ③②の3語を使用する順序は問わない。繰り返して使用してもよい。

+++++ +++++

 条件を比較してみよう。
 ①について考えてみよう。前期と後期ではどちらが難しいのか。
 前期、「楽しかった」「楽しんでいる」は、過去と現在とみなせる。
 後期、「欲しいもの」「してみたいこと」は、現在と未来とみなせる。

 中学生のレベルもいろいろだが、平均的な英語力(通信簿、5段階評価で3くらい)だと、過去のことが書ける前期の方が書きやすいかと、と思う。

 ②について考えてみよう。
 前期のenjoyと後期のwantはそれぞれ過去形も使える。規則変化動詞なので-edをつけるだけで大丈夫である。ただし、英語が苦手な生徒の場合、enjoyの過去形を作るとき、yをiにしてしまうこともありうる。
 enjoy+Oとwant+Oにおいて、Oが普通名詞ならば問題ないが、以下の場合は要注意。
 enjoy+動名詞、want+to不定詞
 これらの場合、前者のenjoyほうがやや難しいかもしれない。
  次に助動詞だが、have to とcanを比較すると、前者はhad toに置き換えられれば、過去に〇〇〇をしなくちゃいけなかったと書くことができる。一方後者は、これからしたいこと、できるようになりたいことを書こうとすると、will be able toに変えなければならないので、単純な助動詞だけど、canのほうが使いにくいかもしれない。
 最後のwithとwhenだが、これは間違いなくwhenの方が難しいと思う。
 withは前置詞であり、中学生でもwith+人などで使うことができる。しかし、whenは時をあらわす従属接続詞。when+S+V,の構造が定着している割合はwithよりも低い。疑問文を作ることは、さらに難しくなると思う。

***** *****

 前後期の条件、使用義務のある語句を総合的に考えると、やはり後期の方が難しいように思える。

***** *****

 なお、県教委模範解答は以下のとおり。

 前期募集
 I went to see a movie with my father during winter vacation.  I enjoyed watching it very much, but I did not understand the English words well.  I felt a little sad about that.  I thought, "I have to study English harder."  I will be happy when I can understand movies in English.(53w)

 後期募集
 When I went shopping with my friends last week, I saw a dog.  I was surprised because the dog was helping an old woman.  I found that the woman could not see well.  After this I learned that a lot of people around me need help.  I can do only little things, but I want to work as a volunteer for those people.(63w)

 模範解答ですら、後期募集の方が10語も多い。それだけ使わなければ、「まとまった内容の文章」は書けないのだ。

 なお、採点上の注意として、採点の際は、『次の「観点」「基準」に基づき,細部の採点基準を作成して採点する。』ことになっている。
 観点は三つ
 1.問題への正対:
 指示に従って書かれた文章であるか。
 2.適切な表現(内容・構成):
 内容を整理した上で,文のつながりや構成を考えた文章であるか。
 3.正確な表現(文法・綴り字等):
 書こうとしていることが読み手に正確に伝わる文章であるか。

 基準は上から順に、
 問われている内容について書かれていない,指示に従っていない等の場合は,その程度に応じて,1~8点を減ずる。
 話題の一貫性がない,同じ内容の文を無用に繰り返している等,文のつながりや構成が不適切な場合は,その程度に応じて,1~5点を減ずる。
 語順,時制,綴り字等の誤りのため,内容の理解に支障をきたす場合は,その程度に応じて,1~3点を減ずる。

 なお、「5文に満たない場合も,採点の対象とする。」ことなので、4文以下でも、採点対象(点数を与えることも可能)である。かなり複雑な採点作業になる。

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交通遮断休暇

2011-03-18 04:30:49 | 教師の仕事 2010

 電車が動かない。
  バスが来ない。
   出勤できない。

 このような場合、埼玉県の教育職員は「交通遮断休暇」を認めてもらうことになる。これは以下の規則による。

学校職員の勤務時間、休暇等に関する規則
第12条
 条例第15条の県教育委員会規則で定める場合は、次の各号に掲げる場合とし、その期間は、当該各号に定める期間とする。

14 地震、水害、火災その他の災害又は交通機関の事故等により出勤することが著しく困難であると認められる場合 その都度必要と認められる期間
15 地震、水害、火災その他の災害時等において、学校職員が退勤途上における身体の危険を回避するため勤務しないことがやむを得ないと認められる場合 その都度必要と認められる期間

 年次有給休暇は、休暇届の提出でOKだが、この場合の休暇は、休暇願を提出し、校長に認めてもらうことになる。

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3月17日 先生の僕がしたこと。

2011-03-17 18:59:48 | 教師の仕事 2010

 今日は電車通勤に戻した。

 先週金曜日の地震のあと、14日は代休。15日、16日とバイクで勤務先まで往復していたのだが、今日は少し変えてみた。

 自宅から大宮駅までバイク。そこからJRで最寄り駅へ。最寄り駅からいつものバスに乗る予定だったのだが、今朝かは日曜祝日ダイヤになっていた。普段ならば、おおよそ1時間に10分間隔のところ、毎時1本。そのバスまで40分も待つのではたまらないので、職場まで歩くことにした。もしもTAXIがつかまれば、使うつもりで。。。
 ほぼ途中まで来たところで、脚が痛くなり、コンビニで一休み。トイレを借り、再び歩き始めた。交差点で偶然TAXIに乗れた。学校到着は、7:00ちょっとすぎだった。別に早番でも、電話当番でもないが、誰か学校にいないといけないと思うのだ。

***** *****

 午前中は出席簿、その他表簿整理をした。卒業時データに書き換えた調査書最終チェックもあり、結構時間がかかった。
 午後は教科の成績会議。今日もあわただしかった。

***** *****

 帰宅時、入試業務の勤務のふりかえで30分早退できたが、バスはやっぱり遅れていた。
 大宮駅から家に帰る途中で、停電になった。昨日より、薄暗くなってからの信号無し道路。やっぱり怖かった。

 ここ数日、なんだか何かを忘れている気がして、気持ち悪かった。明かりのない家に帰って思い出した。13日はこのブログは開設6年目。
 ・・・それどころじゃなかったのだ。

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3月16日 先生の僕がしたこと。

2011-03-17 04:19:40 | 教師の仕事 2010

 水曜日、昨日もバイクで勤務先まで往復した。夕べは18:51~20:22(確認時間)まで停電だった。

 交通渋滞に巻き込まれない時間帯を選び、いつもよりかなり早く家を出た。おおよそ50分で学校に到着。普段とあまり変わらない。

 定点観測ではないが、いつも立ち寄るLAWSON 100に行くと、電子レンジで調理するご飯がかなり多く入荷していた。水もあり。でも、インスタントラーメンの類は欠品中だった。あと1週間くらいで、ある程度よくなるだろうか。そんなことを考えた。

 午前中は指導要録記入作業に集中。
 出欠席記録と、3月に進学先が決まった生徒の進路先を記入。それから、3学期に住所変更があった生徒の住所欄を記入した。約1時間でひとまず終了。
 そのあと、進路指導室にこもり、担任学年の模試データプリントアウト等、卒業生の個人情報資料のシュレッダー処理を実行。かなり時間がかかった。大きなビニール袋二つ分。

 午後は年度末行事の準備・確認作業。
 僕は放送担当。明日は人権教育、来週は進路ガイダンス入学許可候補者(新入生)登校日がある。当たり前だけど、全部電気あっての放送なのだ。停電になったらどうするか、考えた。
 いくら先生が大声であっても、新入生全員+保護者相手に生声で話す(こまかいことを説明する)のは困難。電池で使える体育科のメガホンを用意することにした。いろいろ大変。でも、僕の大変なんて、たいしたことはない。

 帰り道、通勤路が停電区間(時間)になっていた。ホントに信号が消えていた。怖かった。

+++++ +++++

 今日は1年生、2年生の成績教科会議。みんな無事に進級できますように。

 ガソリンはあと二日分。これは問題だが、だめならだめでそれでいい。そう思う。(05:11)

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3月15日 先生の僕にできたことは。

2011-03-16 05:15:33 | 教師の仕事 2010

 卒業式後である。3年生(元)担任の僕・全英連参加者は朝・帰りのHRがない。授業もない。

 昨日はバイクで出勤した。鉄道通勤の先生たちの中には、始業時までに到着できなかった人がいた。自動車通勤の先生たちの中にも、道路混雑で始業時までに出勤できなかった人がいた。みんないつもより、2時間近く早く家を出ているのに... ダメだった。保護者や職員からの電話を受ける、電話連絡要員も人手不足。朝は電話番をした。

 ツイッターでヤシマ作戦なるツイートが流れているという。名称はともかく、節電を呼びかけるものだから、悪いことではない。僕も、ひとりヤシマ作戦を実行した。
 ①気がついた範囲で、不要な照明は消しまくった。
 ②進路指導部PCは、1台のみ起動。
 ③個人用PCは、何人かで1台を使うことを呼びかけた。
 こんなことでもしないよりはましだろう。

 放課後、就職・公務員ガイダンスを実施。就職担当と共に、2年生に卒業生の進路状況について説明。僕は公務員就職希望者担当として、来年度の採用試験への対応(募集要項の集め方、出願スケジュール作成、合格できない場合のこと)、予備校の春期講習への参加を督励をした。

 午後、職員会議。校務分掌と副担任配置について。だいたいどこの学校でも今頃だろう。

 職員会議後、調査書を作成した。進学先から「調査書(最終成績記載のもの)」の提出を求められている生徒からの依頼による。昨日付で調査書を作成。事務長に公印使用許可をもらい、校長印を押してできあがり。

+++++ +++++

 帰る途中、コンビニやスーパーをのぞいてみた。やはり品薄、欠品は多い。ただ、冷凍食品、肉・魚は思ったよりもあった。計画停電で冷蔵庫が使えない不安があるので、残っているようだ。

 今日は指導要録記入作業をする。出欠席最終データと、3月になって進路(進学)が決まった生徒の学校名等を記入する。もしも、今日中に終わったら、明日以降は見直し作業を少しずつ進める。修了式(終業式)ころを目途に作業終了。担任印を押して、完成になる。(05:24)

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3月15日 先生の僕にできることは?

2011-03-15 04:29:48 | 教師の仕事 2010

 14日、代休だった。ほぼ一日家にいた。午後ちょっとだけ、近隣のコンビニ、JAPAN、Big Aを歩いて見てまわった。予想通り買い物客でごった返していた。品薄。もしくは欠品が目についた。
 夜、15日以降、学校で先生として何ができるか考えた。

+++++ +++++

 勤務校は輪番計画停電では、どこになるのか。まずそれを調べた。東電ウェブサイトによれば、勤務校の地名は第2、第4グループに属している。同じ地名でも番地まではわからない。
 
 第2グループ 9:20~13:00 18:20~22:00
 第4グループ 13:50~17:30

 第2Gの場合、午前中の授業に相当の支障が出る。午後は実質的な影響はない。第4Gの場合、午後はどうにもならない。まあ、停電だって電気がつかないこと、チャイムが鳴らないことくらいならばどうにかなる。でも、余震がある。生徒の安全を確保することは、かなり難しい問題だ。11日の地震でも、学校所在地は震度6を計測した。安全が確保できるのか不安である。
 水の確保も心配である。停電だと、飲み水・トイレのための揚水(屋上タンクにはポンプで水をあげている)ができない。

+++++ +++++

 火曜日以降、自分の通勤の足が確保できるのかどうか、わからない。
 僕は通常JR大宮駅まで、東武野田線ででるか、バスで通っている。それから京浜東北線で最寄駅まで行く。さらにバスで勤務校の近くまで行き、そこから徒歩で学校に通っている。普段で80分~90分かかる。
 昨日調べたところ、午前中の情報では...

 ①JRは、大宮駅から勤務校最寄駅までは運転線区外。つまりストップ。
  午後には運転されたようだが、通常の20%まで。
 ②バスは、大宮駅までは動いているけど、最寄駅からのことは不明。
 ③野田線は10時から18時が運休。

 これでは、徒歩かバイクしかない。
 徒歩の場合、以前(2010.04.23、「徒歩?」)で書いたように3時間を超える。バイクならば、平時なら45分前後である。これで、バイクで輪番計画停電区間とそうでない区間を縦断することになる。電気がなければ、信号もきちんと動かない。普段通りには走れるはずがない。僕のような人は、JRその他の鉄道がダメだとすると、自家用車・バス輸送に頼ることになる。その分、従来よりも道路は込むのも必定だ。どれだけ時間がかかるのか、見当もつかない。雨の場合はなおさらである。

+++++ +++++

 でも、何とか学校に行かないと。
 行って何ができるのか、正直わからない。生徒が登校できるかどうかもわからない。通常業務も、成績処理も全く不明だ。県のネットワークのサーバーは、輪番計画停電時にきちんと動くのか。校内LANも使える時間が制限される。それでも、もうすぐ新入生登校日や、終業式がある。4月8日は入学式なのだ。考えればその分不安が出てくる。

 でも、考えないと。考えろ、考えろ、考えろ。僕にできることを考え、実行しなくては。

 ええカッコしいではなく、ホントにそう思う。
 Buisiness As Usual.なんてムリだろう。でもガンバ!!! (04:31)

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2010年度 僕の顔 一つの約束、一つの宿題 卒業によせて

2011-03-13 06:06:31 | 教師の仕事 2010
My Face 2010  今年のクラスの生徒が描いてくれた僕の顔だ。この3年間で、一番似ているかもしれない。一番老いた顔にも見える。

 昨日12日、無事に卒業式も終わり、卒業してくれた。
 一昨日11日に発生した、東北地方太平洋沖地震と震災、大津波。たくさんの方が亡くなった。騒然とした社会状況の中、かろうじて卒業式ができた。
 正直、ホッとした。

+++++ +++++

 卒業式後の最後のホームルームでこんな話しをした。『僕の教員生活もあと10年、一つの約束と、一つの宿題』である。

 『僕は教師として、「あんなのが担任だったのか」と、諸君に思われないようにベストをつくす。すごい先生にはなれないかもしれないけれど、日々努力する。あたりまえのことだけど、あと10年、きちんと先生をする。
 ・・・これが約束。

 『これから諸君は生きていく上で、つらいことや、厳しいこと、命にかかわる病気になるかも知れない。今回の震災のようなこともある。でも、生きてほしい。何が何でも、僕よりも先に死なないでほしい。諸君はあと30年生きても、現在の僕よりも年下なのだ。
 『危ないことをして、命を危険にさらさないこと。僕は諸君よりも長生きしたいとは思わない。
 『あと30年すると、諸君の学校は100周年だ。その時、全員そろってくれ。
 ・・・生きること。これが宿題。

 楽しく、充実した3年間だった。できることを精一杯できたと思う。

+++++ +++++

 去年のエントリ
 2010.03.12、「2009年度の僕の似顔絵

 一昨年のエントリ
 2009.03.11、「全英連参加者の顔

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入試で正解の漢字、椅子に表記・広島県立7高校

2011-03-11 04:45:16 | 教師の仕事 2010

 8日に、こんなニュースが配信された。

 それによれば、広島県教育委員会は8日、県立高校で7日実施した入試の国語の問題で、7校の試験会場の椅子に正解の漢字が表記されたラベルが貼られていたと発表。

 ①国語の学力検査問題の、漢字の書き取りで、「投」の字を出題した。
 ②イスに「いすを投げたり、倒したりしないでください」という注意書きラベルがはってあった。
 ・・・背もたれの部分の裏側、つまり後ろの席の生徒は見える場所だろう。
 ③カンニングした(または、意図せず見てしまった、見えてしまった)、してないにかかわらず、該当会場の受検者合計1255人に1点加点して処理。

 まあ、妥当な処理だろう。

***** *****

 前後期入学者選抜、京都大学のカンニング事案のこともあり、今年は特に「携帯電話電源オフ」、「かばんに入れ」、「廊下に出す」という指導をきちんとした。また、消しゴムのケース(MONOなどと書いてある)をはずさせた。
 筆記具の注意もした。エンピツは湯島天神の学業成就の鉛筆とか使っている場合もあるので、替えまで準備した。国語問題の作成者も、これくらいのことは認識している。だから、その鉛筆に書いてあるようなことは、漢字書き取りには最初から出さない。でも、イスのラベルまではね... 来年以降、広島県の問題作成者は大変だ。

***** *****

合格発表  昨日は勤務校の後期募集合格発表だった。これで、平成23年度の新入生全員が決まったことになる。

 合格した諸君!!!
  おめでとう!!!
   よかったね。

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