ある意味他力本願。

自分ではどれほど頑張っても叶えられないことはあります。

それは自分の願望でもありますが、理不尽な扱いに対しての「罰」（ばち）が当たってもいいんじゃないかとも思うのです。

でも私は普通の人間でそんな呪詛のような力も持っていないので、ただ静観するしかないのです。

じゃあ自分は何事にも誠実に生きてきたか、と問われるとそうでもないわけで。

大人になって冷静さを身に着けて振り返ってわかるのは、子供の時の傲慢さ。
痛みを知らずに人を傷つけたことがありました。
傷つけられて痛みを知った頃にはもう遅いのです。
けれど時間は戻りません。
仮に戻ったとしても、私はきっとただ孤高を貫いて自らを守ることに専念していたことでしょう。

今でさえ一人で居るのも自由と言われていますが、その昔は輪に入るのも強制されていた時代。
輪から外される原因が不明の場合はただ混乱します。

私もあと５年ほど遅く生まれていたら、もう少し何かが変わっていたのかもしれないと思うのです。