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tetujin's blog

映画の「ネタバレの場合があります。健康のため、読み過ぎにご注意ください。」

Singing snows

2013-02-14 22:15:17 | プチ放浪 都会編

 

英語の文法が間違っていると言うなかれ。「雪に歌う:singing in the snow」のではなく、雪が鳴く。
札幌に着いたその日は吹雪。雪まつり中の札幌の気温は-3℃。体感温度はマイナス2ケタ。
路面に積もった雪が、車の通行のたびに舞いあがる。
歩道は、車道よりも積雪の分、数10cm高い。歩道の雪の上を歩いていくと、踏みしめられた雪が「キュッ、キュッ」と、まるで鳴き砂のように音を立てる。・・・軽い雪だ。氷点下の気温がもたらす「鳴き雪」
singing snows。

この「鳴き雪」って一般に認知された言葉じゃない。雪を踏む音を表わす日本語がそもそもない。自然の四季それぞれに細やかな表現がある日本語に、雪踏みの音を表す言葉が見つからないのは意外だ。
鳴き雪に隠された、かけがえのないものの存在に、ぼくらは気付かずにいるのかもしれない。

鳴き雪が泣き止めば春だ。北海道の春はいつ頃になるのだろう。

 


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「その街のこども」

2013-02-13 22:45:40 | プチ放浪 都会編

 

思えば、記憶を遡るだけでも、人々はなんどもなんども厳しい災害に直面してきた。
もう、立ち上がらなくてもいいんじゃね?もう無理じゃね?と思いながらも、人々はつらい記憶を胸に秘めて、何度災害に打ちのめされようと、その度に立ち上がっていく。
過去の記憶は、その映像を呼び起こすメディアが発達するにつれて、より鮮明な記憶としてよみがえる。それが、幸か不幸はわからない。多くの人たちは、生々しい記憶にさいなまれながら、記憶から逃げ回って暮らしていく。きっと、本当の意味での復興は、そのつらい思い出とちゃんと向き合うことから始まるのかもしれない。そして、それには長い時間が必要だ。
・・・主人公の一人、大村美夏は何年も前の悲しい出来事に泣いた。それは生を肯定した絶対に美しい涙だ。

材料屋として、「絶対に安全な建物はない」と言う言葉が胸に突き刺さる。人は安全と信じて暮らすが、それは根拠のない期待でしかない。自然の猛威に対しては、どんなものも砂上の楼閣に過ぎない。

登場するのは、ほとんど偶然に知り合った2人。2人とも震災の重い記憶を引きずっている。ほかに人があまり出てこないから、2人のつらい記憶がなおさら印象を深める。

震災から15年かあ。今も鎮魂のために追悼のつどいが行われているのだろう。
ぼくにとって、東北の海岸地帯へ行けるのは、まだまだ先だ。
・・・それでも、いつか行かなあかん。人として。




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伊東温泉@陽気館

2013-02-12 22:41:56 | 露天風呂(できるだけ秘湯)めぐり

 

池じゃないっすよね・・・
住所 静岡県伊東市末広町2-24
 0557-37-3101
  入浴料 1,000円、営業時間:11:00~15:00

伊東温泉で唯一、混浴がある旅館、陽気館。JR伊東駅から山裾沿いに歩いて15分ほど。
混浴露天風呂へは、宿の正面の建屋から、裏山の斜面へ登山電車のような専用ケーブルカーで登っていく。眼下に伊東の温泉街を見下ろしながら45度の斜面を登り、1分ほどで温泉のある建屋に到着。女性専用時間以外は混浴の温泉だ。

平日の昼下がり。広々とした混浴に一人。
遠くに海が見える。東に面した山沿いだから、早朝は朝日がさすのだろう。
晴れた日には初島や房総半島も見えるらしい。

「1時間ぐらいで入浴を終えてくださいね」と宿の人に言われたので、ぼくの後、女性の入浴の順番待ちがあったのかもしれない。
実際、風呂から上がって着替えていたら、無人と思ったのか若い女性3人グループが風呂を覗きに来て、「まる見えだね」なんて言いながら、写真を撮っていた。
そして、タオルを腰に巻いた脱衣所のぼくの存在に気が付く。

普段、プールで水着姿を曝しているし、別にはだかを見られたからといってどういうこともないが、なんだか彼女たちはすごくあわててた。

脱衣所には、
「入浴の際、水着、バスタオルを身につけてのご入浴は所轄保健所からの指導により、固くお断りいたします」
と張り紙があった。
露天風呂によっては「水着あるいはバスタオル着用」じゃないと入れないところもある。こうした水着の可・不可の違いは、浴槽へのお湯の滞留時間によるのかもしれない。
滞留時間が長ければ、やはり雑菌の繁殖が問題になる。そうした温泉では、バスタオルや水着着用が禁止なのだろう。
ここの温泉は、湯が滝になって落ちているが、浴槽の大きさに対して温泉の量は少な目だ。
なのでお湯が動かず、湯気や湯面の動揺がない。写真だけみると、池にしか見えない。
「温泉じゃなくて池だったんだろう?」と聞かれると、100%否定できる自信はない。
ただ、風呂を覗きに来た女性たちが、「やっぱ、まる見えだね」と言ってたことを考えると、間違えてないとは思うのだが・・・。あるいは、彼女たちも間違えてたか。。

泉質: 塩化物泉(内湯は単純泉)
pH:  7.5
効能: 婦人病疾患・更年期障害・リュウマチ性疾患・慢性湿疹…etc.


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ランチde世界放浪(34)

2013-02-07 22:40:49 | ランチde世界放浪


 
 

マレーシア政府観光局お墨付き
 マレーカンポン 
  住所 中央区八丁堀1-4-8 森田ビル 2F
   03-3537-6690

東京八重洲口から徒歩約15分。店内は低い机と椅子。マレーシアの屋台を思わせる店構え。
誤解を恐れずに書くのだが、おいしいパティスリーを食べると、どんな美人パティシエンヌが作ったんだろうと想像してしまう。もちろん、年輩の女性を差別しているわけではない。
上品な小料理屋さんなんかでは、若い美人おかみよりも年輩の女性の方が落ち着くし、料理もよりおいしそうに感じられるのは気のせいだろうか。中華料理は若いコックに限るし、すし職人は頑固オヤジに限る。
・・・カレーも含めてアジアン・レストランとなれば、オリエンタル・シェフとオリエンタル・ウェートレス。
中華街のように無愛想なお姉さんではなく、フレンドリーな店員さん。

「マレー・カンポン(Malay Kampung)」とは、マレーシア語で、「マレーの村」という意味らしい。女性の
店員さんが、素敵な笑顔で「マレーシアイッタコトアリマスカ?」と話しかけてきた。
残念ながら、マレーシアには行ったことがない。せいぜい、マレー料理ぐらい。
昔、本八幡に珍しいマレー料理の店があってよく宴会なんかで利用した。辛い料理に耳から火が出た記憶がある。

注文はナシゴレン。トッピングは、海老2匹と半熟目玉焼き、青系野菜(きゅうり、レタス)、クルプック。バリ料理にも共通する定番スタイル。
シェフが「辛いのは大丈夫ですか?」と聞いてくるのでOKすると、トウガラシをたっぷりと。それに、辛子ペーストを。
・・・平気な顔で完食したらシェフがびっくりしてた。若い頃、あんまり得意じゃなかったトウガラシ系の辛さだが、地元の人が驚くぐらい昨今の激辛ブームで鍛えられてしまったようだ。
もうすでに誰かがやっていそうだが、各国の激辛料理に挑戦という無謀なプロジェクトを立ち上げようかな。


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ふぞろいのミカンたち2

2013-02-06 22:14:13 | 日記


 
 

サクラの開花前の河津の町中を散歩して、やっぱり海に出る。
潮風を受け、早春の陽光を浴びて青く輝く海を見ていると、眠っていた五感が活き活きと働きはじめる。
春はもうすぐそこだ。
海沿いを歩いて見つけたレストラン「膳所海苑」。磯料理のお店。

キンメダイの煮つけにかなり心を動かされながらも、やぱ夕食にそれをということで、お得なランチを・・・。
料理長が自ら仕入れる新鮮な地元の魚介類を使ったランチ。地産地消。
修善寺の近くにある小さな蔵元「万大醸造」の辛口「あらばしり」も置いてある。

このレストランは温泉旅館の河津海苑と併設。立ち寄りでフラっと温泉も愉しめそう。
会計の時に、店の女性から
「ミカン召し上がります?」
小玉で、見てくれも良くないミカンで流通に乗らないミカンという。子供の頃、そんなミカンを食べて育ってきたので、ありがたく頂戴する。種類の違うミカンを4つも・・・。
熱海とか伊東とかメジャーな温泉どころでは、こんな会話はめったになくなった。
だが、下田とか西伊豆とかでは、まだまだこんな店が主流だ。
・・・最近ご無沙汰しているが、下田ダイビングショップのオーナーもまさにこれ。お腹いっぱいに夕食食べて、さらに料理を勧められる。あそこのイントラたちはコロコロ太っているが、それはオーナーがおいしい夕食を限界以上に食べさせることによる。

さて、お土産にいただいたミカン。味が濃くてジューシー。
懐かしいミカンの味。昭和の味がした。


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