tetujin's blog

映画の「ネタバレの場合があります。健康のため、読み過ぎにご注意ください。」

菅平・・・まじっすか?

2013-02-18 23:18:46 | プチ放浪 山道編

 

その事件は、こうして起こった。
いつも会社からの帰りに寄るジムが休みだった金曜日。スターバックス銀座マロニエ通り店に寄り道。季節のおすすめケーキとコーヒーで、一週間の疲れを癒す。そして、いつもの通勤電車で長時間揺られて帰宅。
溜まったDVDの一本を見ながら、週末の予定を考える。
とりあえず、週末の天気はもちそう。寝不足が溜まってるから、土曜日は遅く起きて「来週のスキーの準備」。
スポーツショップに行って、スキーケース買わなくちゃならないし、それにスキーを詰め込んで宿に送っとかなきゃいけない。だいぶ髪が伸びているから、散髪にも行きたいし。

東京で旅行代理店に勤める咲子(松嶋菜々子)が、故郷の徳島で一人暮らす母・龍子(宮本信子)の病室へ駆けつけるシーン。自宅の部屋で観ていた映画はそろそろ中盤へ差し掛かる。

充電中のアイフォンがmandarinの着信音を鳴らしたのは、この時だった。
誰だろう。こんな時間に。iPhoneを見ると、時刻は21時20分。
慌てて応答しようとiPhoneを持ち上げて、充電コードに引っ張られて床に落とす。

電話は下田ダイバーズのイントラからだった。個人名を出すのはかわいそうなので、ここでは、彼の名前を「P」としておく。
「いまどこです?」
「自宅です」
「21時に新宿集合なんですけど・・・」
「え?今日?ん?スキーツアー????うっそー?来週でしょう?」
「いえ、今日です。2月15日」
「今日って。ムリムリ。絶対無理。スキーもまだ送ってないし。ごめん・・・キャンセルかな?」
「わかりました。また機会がありましたら・・・」

スポーツマンらしく、Pの決断は速い。
・・・はからずもドタキャン。顧客ブラックリストに載ったら最後、今後はツアーのお誘いがいっさいかからなくなる。
それもいいさ。
とか思ったが、足はスキーバックを取りに向かう。
何年ぶりかに思い立ったスキー。そう簡単には諦められない。
んで、着替えやら何やら思いつくものを手当たり次第バックに詰め込んで・・・。
千葉の山奥から菅平まで、首都高を抜けてこの時間なら4時間はかかる。22時30分の出発で、到着は夜中の2時30分だ。
新宿集合のみんなは、とっくに宿について寝ている時間だ。
だから宿についても、車で朝を迎えなければならない。ダウンの寝袋を2重にしなきゃ。
この時期、スキー場へ行くには相当の装備と覚悟が必要だ。凍った山道を登れなければ、途中で野宿するしかない。


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