tetujin's blog

映画の「ネタバレの場合があります。健康のため、読み過ぎにご注意ください。」

外浦海岸(大人も完璧じゃないんだよ)

2008-09-25 20:28:35 | 日記

 
 
 
 

【撮影地】静岡県下田市外浦海岸(2008.7月撮影)
Copyrights© 2005-2008 TETUJIN
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西伊豆へダイビングに行く途中、夜通し走った国道は白み始めていた。何台かのサーフボードを積んだ湘南ナンバーの車が追い越していく。日曜日の早朝の波をねらっているようだ。沖合いは西北西の風少々強め。ウネリは小さいがクリーンな感じの北東系のスウェル。

休憩をかねて、フェニックス広場に車を止め、国道沿いから海岸へ降りていく狭い道を下っていく。ゴロゴロした岩が沢山ある海岸に到着。この海岸で、映画「サイドカーに犬」のロケが行われた。

ヨーコは岩場で一所懸命に岩に付いた「カメの手」を獲っている。そして言う。
「子供のころは、これが気持ち悪かったんだ。でも、今は好き」
大人の顔色を伺い、逆らえないでいる薫は優等生。ヨーコも昔はそうだった。
子供のころ、両親の為にカメの手を血だらけになってでも食べた。
「キライなものを好きになるよりも、好きなものをキライになるのは難しい」
・・・・・・みんな同じなのさ。

この映画、映像がキレイだった。焦点深度の浅いレンズで人物を捉え、背景をみごとにぼかしていた。
薫とヨーコの刺激的な夏。それは楽しいのに切ない夏休みのよう。永遠に続けばいいのに、あっけなく終わってしまう。
しまった! ・・・・・・ドロップハンドルのロードレーサーを積んでくるんだった。持っていないけど。


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三宅島 台風一過(2)

2008-09-24 20:59:27 | プチ放浪 海沿い編

9月22日(月)三宅島、 天候 曇り 水温 27℃ 透明度 18メートル
(1本目)釜の尻(視界不良のため途中エキジット)、(2本目)大久保浜

10ヶ月ぶりの三宅島。今年、三宅島の海域が大型の低気圧や台風でクローズドになったのは、今のところ2回。その2回とも、ぼくは三宅島行きを予定していた。だが、今回の台風13号は雨台風だったのか、比較的、海に対する影響は少なく、台風通過後も海に大きなうねりが入る様子はない。

たとえ、ダイビングができなくても、ぼくは三宅島に行くつもりでいた。島の人々の笑顔、ダイビングショップのあの空間。民宿の心づくしの料理。伊ヶ谷の防波堤に寝転がって見上げる空。潮騒。防波堤に潜むカニ。早朝の砂浜に残る犬の足跡。それさえあれば、ぼくはいい。
ダイビング中に出会う魚たちや、温泉は、ぼくにとって付録みたいなものだ。

「いらっしゃい」
「来ますた」
久しぶりに会ったダイブショップ Deep in のオーナーとは、この一言で気持ちが通じあう。
一緒にもぐったナイトダイビングの後で、星空を見上げて語る言葉に、オーナーの三宅島を愛おしむ熱い気持ちが痛いほど伝わってくる。
御蔵島まで船に乗っている時間がもったいなくて、今回はドルフィンスイムへ行かずに三宅島の空気を楽しんでいた。ありがとう。三宅島。

 
 
 
 


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三宅島 台風一過(1)

2008-09-23 18:34:36 | プチ放浪 海沿い編

9/21(日) 三宅島、  天候 曇り 水温 25℃ 透明度 18メートル
(1本目)カタンザキ 先端、(2本目)学校下、(3本目)カタンザキ テング根、(4本目)大久保浜(ナイトダイビング)

「今日は雲があるからダメだろ」
自転車に乗ったおっちゃんが、ダイビングサービスの前の道路の防風フェンス越しに夕日を眺めていたぼくに声をかけて行く。
潮焼けした顔に、満面の笑顔。
<やめてよ、おっちゃん。オレ、弱いんだから・・・・・・>
完璧なシチュエーションに、完璧なタイミング。そして完璧な言葉と笑顔。
おっちゃんの言葉は、ぼくの心のど真ん中を貫いてた。
ぼくは、心のメモリーカードにセーブしたその光景に消去防止のプロテクトをかけた。

昨夜、三宅島から帰着。深夜にデジカメのXDカードに記録したデータをハードディスクに移動する間、お土産にもらった採りたての明日葉を、カップラーメンのシーヌードルに放り込んで食べていた。
島の味と香りがして、ファーストフードとスローフードのコラボがたまらないハーモニーだ。
前回の三宅島での心づくしの料理のもてなしに感謝して、ミスドのドーナッツを土産に持って行ったら、宿のお姉さんにたくさんのお返しを頂いた。しかも、帰りの船の見送りに来てくれて、株主優待券のチケットの世話までしてくれようとした。三宅島のナチュラリストsuggerさんの言う、島の人たちの心と心が通う物々交換。こんな心のふれあいに慣れていないぼくは、ただ、ひたすら恐縮するしかなかった。
三宅島。なんにもなくてもいい。島の人たちさえいれば。帰ってきたばかりというのに、また行きたくてたまらない。また会いたい。

 
 
 
 


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波の音と、海の風がそこにあるのだから

2008-09-20 15:11:04 | 港町 YOKOHAMA

 
 
 
 

【撮影地】横浜市中区住吉町(馬車道)ほか(2008.6月撮影)
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神奈川から横浜までに作られた道は「横浜道」と呼ばれた。吉田川にかけられた吉田橋には橋畔に関所が設けられ、吉田橋から浜の運上所までのあいだを「関内」と呼んだ。これが「関内」の由来。そして、吉田橋から浜の旧居留地にかけての道が「馬車道」。大きな通りではないが、日本で初めての物が沢山ある。アイスクリームは明治2年5月9日に町田房造が初めて販売。1862年に日本で初めての写真館。1867年の日刊新聞、近代街路樹などなど。


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隣に誰か居なくてもいい

2008-09-19 23:33:22 | 港町 YOKOHAMA

 
 
 
 

【撮影地】横浜市中区海岸通り(大桟橋)(2008.6月撮影)
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実は、「桜木町からみなとみらい21へ」山手から海辺に向かうということで、東に進んで行くものと最初にミスインプットして以来、地軸が90度ずれて感じられ妙な具合なのだ。大桟橋から「みなとみらい21」方向に沈む太陽を見るにつけ、何故?と・・・・・・。その視界の先に富士山があるという事実に、自分の感覚を修正できていない。たぶん、横浜港をコンパスなしでダイビングしたら、2度と浮上できないような気がする。もっとも、方向音痴は横浜の地でのことにかぎったわけではないが。


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