tetujin's blog

映画の「ネタバレの場合があります。健康のため、読み過ぎにご注意ください。」

風の記憶:北アルプスの風(4)

2008-09-29 22:33:13 | プチ放浪 山道編

 
 

【撮影地】富山県中新川郡立山町立山峰1(雄山、富士の折立)(2008.9月撮影)
Copyrights© 2005-2008 TETUJIN
all rights reserved.

すり鉢の底のような室堂から、雄山への鞍部である一の越までは、石畳でできた景色のよい遊歩道が続く。一の越と室堂との標高差は300m。前半は比較的なだらかだが、後半は勾配を増したきつい登りとなる。石畳の道とはいえ、高度2500mを超えており、空気が薄く、少し歩くと息があがる。行く手には、カラフルな登山ウエアを着た数組の登山者たちが先行するのが見えた。また、時折、雄山方面から下山してくる人たちとすれ違う。この坂はその昔、山岳信仰のために山に登った時代に懺悔坂と呼ばれていた。
途中の祠と祓い堂を過ぎて、1時間ほどで一ノ越到着。東西が大きく開けた稜線に立つ一ノ越山荘。大勢の登山者がその前で休んでいた。
ここは、立山雄山の直下にある峠となっていて、黒部湖と室堂の境界でもある。下からはあいかわらず、室堂方面からぞくぞくと人が登ってきている。
そしてここから雄山まで、さらに1時間。すぐに急登が始まり、登っている尾根を除けば遮るものがない360度の空中散歩道が続く。ただし、あいかわらず霧に閉ざされていて、立山連峰が全貌を現すことはなかった。


人気ブログランキングへ参加しています。
気に入った写真や記事がありましたら応援のクリックよろしくお願いします。