【撮影地】青森県西津軽郡深浦町(JR快速リゾートしらかみ6号車窓から)(2008.6月撮影)
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深浦(18:16)から岩館(19:04)まで、約1時間にわたる自然の雄大なドラマ。ぼくは、深浦の駅前のスーパーで買ったリザーブの水割りを飲むのも忘れて、車窓に見入ってしまった。沈む夕陽には、しばし人を感動させる“魔法”があるのだろう。水面が、日が傾くにつれ黄金色に輝き始める。リゾートしらかみ6号は、サンセットのビューポイントで車内の灯りを落としてくれる。見渡すとまわりはピンク色。まさに夕焼けの中を列車は通過する。
空からふと水面へと目をやると、海がさらに赤に染まっていく。夕陽をきらきら反射する黄金色の帯。そんな帯の中を、沖の船が突っ切っていく。そして陽が傾くにつれ、空は茜から紅に。深まるグラデーションに言葉を失う。
そして、太陽がすべてをかき集めて消え去ったとき、このドラマはフィナーレを迎えた。
海は見えなくなり、一面に広がる田んぼ。
やがて、列車は東能代に到着した。 (了)
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