爆弾低気圧がもたらした3月の雪。なごり雪。
この日の雨畑のつり橋。山梨県南巨摩郡早川町の雨畑ダム中央部分にかかる対岸を結ぶ吊橋だ。
どこかの旅行会社が新たに開発した秘境。たちまちブームになって、ツアー客が押し寄せるちょっとした名勝に。
積雪で足を滑らせないようにと、近くの硯匠庵のご主人が橋の半分だけ除雪してくれていた。たぶん、途中から新雪に埋もれた橋板の写真をとの配慮なのだろう。
橋は、原始的なかずら橋がそれなりに補強された構造。何本ものワイヤー・ロープに渡した木が通路になっている。橋をつりさげている鉄のワイヤーは、錆びてる。橋の長さは120m。
足を滑らせても、手すりのワイヤーでなんとか落っこちずにすむのだろう。
橋の入り口には「危険につき、5人以上で一度に渡らないでください」との注意書。つり橋の強度設計としては、大人数が一気にわたると落ちるしかけになっているらしい。
橋を中ほどまで歩く。( ^ω^)・・・揺れる。。
晴れていれば真っ青な水面がフォトジェニックらしいが、墨絵のような雪景色もまたよい。
雨畑はすずりの名産地。
「玄晶石」と言われる粘板岩を加工した真石硯は、中国の端渓硯にも比肩し得る日本を代表する和硯のひとつ。明治期には90余軒のすずり工房があったが、時代と共に硯の文化は衰退していき、現在雨畑地区では「硯匠庵」1件のみで、職人も1人っきりだ。
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