長屋茶房・天真庵

「押上」にある築60年の長屋を改装して
「長屋茶房・天真庵」を建築。
一階がカフェ、2階がギャラリー。

ぞろぞろ

2009-11-03 06:08:21 | Weblog
鳩山内閣ができて49日目になる。
だから鳩山家のワンチャンも元気も今日がいわゆる
49日だ。先日友だちが、「49日なので」ということで、
お花をもってきてくれた。昨日は、ロスから年に一度
蕎麦を食べにくる齢(よわい)80過ぎの「おけいさん」が、元気に
線香をあげにきてくれた。看板犬は、今も「犬在」といった感じだ。

今、録画されたTBSの深夜の番組を見た。下町の中小企業や
商店主が、不況と闘っている姿のドキュメント。
界隈には、家族でやっている町工場や商店がたくさんあり、
それぞれが、今回の不況にあえいでいる映像が紹介されていた。
うちも紹介された。シャッター通りになっている商店街に池袋からきて
カフェをはじめた店主・・・みたいな感じ。

下町で小さな町工場をやっている人も、小さな商店をやっている人も、
未曾有の不況にあえいでいる。対岸の火事だと思っていたアメリカの
金融不況が、また昭和の悪夢よろしく、B29がやってきたみたいに、また下町にやってきた。
反対にいえば、どんな小さなお店であろうが、これからは「世界という
モノサシで仕事をする」ことが、肝心なことではなかろうか。
だから発想をかえれば、お金がなかろうが、世界的な存在になれるチャンスでも
ある。

界隈はシャッターのしまったお店が多いが、その扉をあけようという
若者が、ぞろぞろと啓蟄みたいに動きだしたことも確かだ。
やはり「おわりははじめり」なのだ。

明日からしばらく冬休み(12日まで)。
週末に般若君とヨッシーの結婚式がある。
真言宗のお寺でおこなわれる。

21日の「晩秋のお茶会&インド音楽」は、5時半から始めたいと思う。
インド音楽の中村さんたちは、京都の八瀬というとこに住んでいる。
京都時代によくいった場所。八瀬遊園というのがあった。
比叡山は御所からみると鬼門になる。その麓にある八瀬は昔から
「八瀬童子」というのでも有名な場所。天台の高僧の葬儀や天皇家の
葬儀で、棺おけをはこぶ人たちが、代々この地に、住んでおられる。
天恩感謝。






雨の日と月曜日は

2009-11-02 06:28:25 | Weblog
今日は朝から雨がふっている。
気温も15度くらいらしい。

昨日は、風は強かったけど、たくさんのひと
が天真庵にもエリカ庵にもきてくれた。
どちらも、入りにくいけど、勇気をもって、
1歩踏み込んでいく、というのはこれからの
生き方のキーワードだと思う。感謝。
来月のエリカ庵は、12月6日(日)

たぶん、大半の人が「このままではいけない」
と思っているのではなかろうか。
「今とは違う生き方はないか」とか「会社をやめて
独立したい」とか、「田舎で暮らそうか」とか、
そんなことで悩んでいる人が多いような気がする。

みんな100%死ぬわけだし、人生は二度はない。
そう思うと、「これでいいのだ」と納得がいく
生き方をやらないと、どこかで悔いが残るのでは
なかろうか。「こんな生き方がしたい」と思ったら、
男子も女子も、思い切って、「ままよ きんたま おとこのこ」
の呪文を唱え(ま・となえなくてもいいけど)、やってみること、
だと思う。

今日は「順受の会」。
この会は、10年以上前からやっている。月に一度
天真庵が「儒学バー」になる日。
どんな道を歩んでいても、人は「哲」しながら生きていく。
先に歩んでいった先人たちの「哲」を学ぶというのは、とても
有意義なことだと思う。
なんか名前からいって、アカデミックでマニアックで、「勉強オタク」
みたいなんが、いっぱいいる会みたいに思われているけど、
そんなことはない。
昔から「論語読みの論語知らず」というが、みんな死ぬまで勉強。

明日は「英語で蕎麦会」


エリカ庵

2009-11-01 06:14:39 | Weblog
今日から11月。
今日はツキイチでやっている「エリカ庵」。
天真庵の二階で、エリさん、リカさんが、整体を
やってくれる日だ。

よく「おいしいすし屋はありませんか?」ときかれる。
「すしはおごられてこそ、味がわかる」というけど、
食べている間に値段のことが頭の中をよぎったりすると、
うまくないし、カウンターにすわったときの主人との会話とか、
まわりのお客さんとの間、とかいろいろな要素があわさって、
「うまい」か「でないか」がきまる。
そういう意味では、ぼくの場合、博多の「Y鮨」が断トツの一番。
偶然だけど、うちにくる音楽家たちも、たまたま、「ぼくもです」
という声が重なる。

「整体」というのも、「いきつけ」を見つけるのが難しい。
京都にいるときは、忍ぶ、と呼ばれたの(二十二歳の別れよりマニアック)
ではないけど、疲れたたら仁王門近くの整体に忍ぶように、通っていた。
そのころは若かったので、整体の後には、そのまま歩いて祇園にいって、飲んで
いた。それがなによりの薬だったと思う。

東京にきてからは、3年前までは、IT企業を経営していたので、ほとんど
デスクワーク。コンピュータを操作したりする仕事だと目が疲れるし、ストレス
もたまるだろうけど、元来がアナログタイプだから、PCをほとんど
使わないし、平成9年からは、画廊が始まり、自分の仕事はそちらに
重点はおかれたので、ほとんど、肉体も頭脳もストレスもない生活が続いた。

50になって、押上に天真庵をつくった。
営業は12時から19時。よくお客さんに「サラリーマン
より楽なことやってますね」とか「道楽みたいなことでいいですね」
と、真顔でいわれる。
でも、毎朝蕎麦を自分でうち、焙煎を自分でやっていて、ほぼ毎日
いろいろなイベントがあるので、じっさいには、朝8時から
夜の10時くらいまで、たちっぱなしのいうのが現状。
そうすると、まず足や腰に負担がかかる。
この仕事は「人間は本来、4つ足で生活をしていたんだ」というのを実感
する仕事だと思う。
でも、こんなにおもしろい仕事は、ほかにはあまりないので、やめられない
のも現実だ。

そんなときに、ツキイチの「エイカ庵」の日は、なによりの楽しみな日。
「イタイノ イタイノ 飛んでいけ」みたいに、体中にたまった「つかれのごみ」
が、掃除されていくように、心身ともに清らかになってくる。

「いきつけのすしや」を見つけるのもいいが、「いきつけの整体」
を見つけるのも、とても大切なことだ、とつくづく思う。

明日は「順受の会」
明後日は「英語で蕎麦会」

4日から12日は、般若君たちの結婚式などがあって、はやめの
冬休みをいただきます。