長屋茶房・天真庵

「押上」にある築60年の長屋を改装して
「長屋茶房・天真庵」を建築。
一階がカフェ、2階がギャラリー。

ソバ祭り

2009-11-14 06:44:51 | Weblog
先週、5年ぶりに自分が修行した「蕎麦の聖地」を訪ねた。
今回、いまいましい事件があったが臥竜山の近くにある。
師匠の高橋さんは、もともと東京の人で、目白で「翁」をつくり、
その後山梨に「翁」を移転し、2002年に、北広島の豊平に
「達磨」をつくった。
ぼくが修行した時は、近くにある「どんぐり村」という施設に
泊まり、師匠じきじきに毎日蕎麦の特訓をした。

その施設にいってみたら、師匠の写真入りポスターがはってあり、14日(土)15日(日)が「そば祭り」だということだった。
どんぐり村には、「どんぐり庵」という、蕎麦の道場もできていた。
かべに門下生の名前がかけてある。
入門(1度やるとそう)準初段(そこそこ食べられる腕前)初段(身内に
ふるまえる腕前)二段(知人にふるまえる腕前)三段(客人にふるまえる腕前)
4段(達人クラス)
というランクがある。
ぼくが特訓を受けた最後の日、高橋さんが車でバス停までおくってくれた。
広島行きのバスを待つ5分の間に、達人までの「階段」を教えてもらった
ことを、思い出した。
それから、3年間、池袋のギャラリー天真庵で、毎年1000人分くらい
の蕎麦を3年打った。山のキャンプ場や、京都のお寺、九州のお医者さん
たちの会などに、「出前の蕎麦打ち」もやった。

奥深い山で、蕎麦を習った。でもまだまだその道は奥深い。

わけいっても わきっても 青い山 (山頭火)