長屋茶房・天真庵

「押上」にある築60年の長屋を改装して
「長屋茶房・天真庵」を建築。
一階がカフェ、2階がギャラリー。

銀ブラ2

2009-11-27 07:57:35 | Weblog
昨日も、こりずに銀ブラ。
午前中に、焙煎を5回やって、銀座へ。
昨日に引き続き、「田中絹江」の映画。
昨日のタイトルは「生きる」。

昭和32年に撮影されたもので、金沢が舞台になっている。
犀川や浅野川の風景は今とかわらないが、町並みが
今とはまったく違う。木造の日本家屋や、家の周りの土壁
なんかが、「今は昔」な感じ。

最初に京都に修学旅行にいった時に受けた衝撃みたいなものが
蘇ってきた。

昔の映画は、ストーリーが単調で、いいたいこと、訴えたい
ことが、簡素で見たあとの後味が、美味いコーヒーを飲んだ
後に、自分の体の中から湧き上がってくるそれと、共通したものが
ある。

小学校のころ授業が始まるチャイムがなって、間髪をいれずに
映画が始まり、終わりの画面で、なんと拍手がきこえて、映画館の
灯りがともり、おしまいになる。

ほんものというものは、いつも簡素

ということをつくづく思う。
帰りに銀座の小さな店で金沢の天狗舞を、ちょっと飲んだ。

明日は「お花のお稽古」。
お茶とかお花というものは、生きていくうえで、こんなに
「知的生産を施してくれるものは、ない」と、最近特に
そう思う。