長屋茶房・天真庵

「押上」にある築60年の長屋を改装して
「長屋茶房・天真庵」を建築。
一階がカフェ、2階がギャラリー。

大東京

2009-11-12 09:07:50 | Weblog
一週間もの間、山陰とか紅葉がきれいな寒村あたりで
生き暮らし(行き暮らし?)ていたので、久しぶりに
東京にもどってきたら、人の多さに少し戸惑う感じがした。
昨日は、マリオネットのコンサートが、大久保であったので、
錦糸町から総武線にのって、でかけた。
大久保とか新大久保界隈は、昔から怪しげな地域だ。けど、
その怪しげな感じがまたいい。マツキヨから4本目の筋を
曲がると、「ろじ」という居酒屋があり、その先に普通の
アパートの一室で「うなぎや」をやっているお店があり、
その隣に、界隈では、横滑りしそうなおしゃれなコンサートホール
がある。天真庵でマリオネットがやってくれるときは、おそばの準備
なんかで、ゆっくりできないけど、よそでマリオネットをきくときは、
リラックスして、ついうとうとしたくなる気分になる。

長いこと彼らの演奏を聴いていると、同じ曲を聴いていても
「今日の演奏は、うまいな~」とか「円熟してきたな~」
とか感じることが、ままある。
全体的に社会は、「若い時点だけ」を筍にしているところが
あるけど、「年をかさねるほどいい」というところに、もっと
スポットライトがあたれば、もっともっといい社会になるのではなかろうか。
「どんなにお金を積まれても、若いときにもどるのはいやだ」
みたいな感じに、それぞれのひとたちが思うようになってきたら、
まだまだ日本の未来は、明るいものになると思う。

明日は「スケッチの会」
紅葉した風光明媚なスポットにいっても、都会と同じように、
携帯で写真を撮ってる人だらけだ。そんな中にあって、岩に
座り、スケッチをしているひとを見かけたりすると、なんだか
ほっとする。そんな「ほっ」が、増えてくればいい。
「ほっ」と、溜息の「ふー」は、似ているけど、雲泥の差がある。