長屋茶房・天真庵

「押上」にある築60年の長屋を改装して
「長屋茶房・天真庵」を建築。
一階がカフェ、2階がギャラリー。

恵みの雨

2007-03-25 08:38:34 | Weblog
今朝は恵みの雨が降っている。
屋上の「今の庭」の引っ越しのため、今日はお店は休業。
庭師の長崎君がいよいよ登場。
彼は4月からしばらく活動の場をロンドンにするらしい。
世界に飛翔しようとしている。

昨日は記念すべき第1日。一昨日のパーティーの「祭の後」みたいな状態
(カウンターのレンジにおでんのなべがあったり、一升瓶がころがってあったり、
巣鴨地蔵通りで調達したドライフルーツが盛られていたり)の中で、掃除を始めようとしたら、若い女性2人が入りたそうにしていた。

京都なんかでは、最初のお客さんは「女性がいい」(とくに美人がいい)という縁起から、開店日には祇園のきれいどころを、開店より少しはやめにきてもらう、というようなならわしがある。

ので(長屋のおばあちゃんだったた、しかとしていたかも?)、「よかったらどうぞ」というと、関西からきたという子たちだった。
近所の超繁盛店「SPICE CAFE」にいくとのこと。

ぼくが修行した「からふね屋」の話とか、器の話とか、カレーの話などをして、みおくった。つい「おーきに」という言葉がでた。

そして、それから、まったく切れることばく閉店までお客さんがきてくれた。
終わって気が付いたら、ぼくは、掃除中に履いた便所のスリッパを履いたまんま6時間も仕事をしていた。
着物で手伝ってくれた「みゆきさん」も、この長屋茶房にぴったりの感じでよかった。

友達の描いてくれた看板も雨にぬれて、また古色がついてくる。