長屋茶房・天真庵

「押上」にある築60年の長屋を改装して
「長屋茶房・天真庵」を建築。
一階がカフェ、2階がギャラリー。

骨董病は不治の病?

2007-03-06 08:59:50 | Weblog
日曜日に現場のいアーティストたちと、友達の家に遊びにいった。
T君、31歳。音大を出て、ピアノの教室をしている。かたわら、料理をしたり、
お酒も地酒が100本以上も、いつも部屋にキープしている人。
青山の骨董屋で出会って以来、仲良くさせてもらっている。
ぼくの骨董の師でもある。

いきなり、久保さんの鼠志野で、お肉がでてきたのには感動した。
彼は島根の「死神」というお酒が好きだ。ちょっと変な名前だけど、
古典落語にでてくる。

最後はぼくが、福井県丸岡の田舎蕎麦をだした。彼は、それを白磁の古伊万里
の蕎麦猪口を用意してくれた。不思議な世界が広がっていく。

いい料理、いい友、いい器・・・春が来た!という感じの日曜日だった。

升さんの絵付けした酒器、渡辺愛子ちゃんの徳利、久保さんの志野のぐいのみ、
刺身醤油はチョンさんの作品、お皿は唐津の吉野さん・・・

とても贅沢だけど、それらをさりげなく日常にしているところがすごい。
昨日から、天真庵の器をコンポしている。
酒器だけで、この写真の3倍くらいはある。

骨董病とは「不治の病」らしい。でもみんなこの重病を楽しんで生きていくのだろう。たとへ、米びつがからになろうが、女房に逃げられようが、台風や地震が来ようが・・・