長屋茶房・天真庵

「押上」にある築60年の長屋を改装して
「長屋茶房・天真庵」を建築。
一階がカフェ、2階がギャラリー。

これがダムエーター

2007-03-20 13:20:52 | Weblog
今日は花見。だけど花は咲いていない。

朝から引越しをしているのだけど、20日(ごとうび)なので、明治通りがめちゃこみ・・・

思った以上に引越しにてこずっている。

これが一階と2階を結ぶダムエーター。
古い金庫の前に設置する予定。

この季節は全国的に引越しのシーズンなので、トラックなどの手配も大変。

ある友達いわく、「どうしてこんな忙しい時期に引越しするの?」ですって・笑


飯場がいい感じになった。

2007-03-19 07:41:36 | Weblog
こないだまで、みんなで飯や珈琲を飲んでいた場所が、いい感じの「和の空間」
になった。
たぶん、この建物の一番気持ちのいい場所。

十間橋通りを歩いてくる人たちも、「上海のカフェだ」みたいに思うのではないかと思う。「上海の租界時代のカフェ」・・・
誰もほとんどその時代の「それ」を現実に見たことがないのに、イメージが
それぞれ、できてしまう。DNAというか、不思議なことだ。

昨日、久保さんの備前のひさごの一輪挿しをウィンドウに飾っていたら、街の人
が椿を持ってきて「これを投げ入れてください」といわれた。
池袋では、こんなことがなかった。

小さなことだけど、こんなことがいい。ウィンドウの中がキラキラと輝いていた。あいちゃんのステンドグラスもはめられて、いよいよ桜と同時に、オープンできそうだ。

まだまだ壊すところがあった!

2007-03-17 08:35:29 | Weblog
大屋さんの行為で、横の「犬小屋」があったスペース
を自由につかっていい、ということになった。
「オープンエアーな空間ができる」

ということで、ブロックの上の金属のフェンスをとり、
トタンの屋根をはずしているところ。

昔玄関だったところが、「昭和」を彷彿させる。
ここから「三丁目の夕焼け」が見える。

今日は朝からどんよりしてるけど、引越しとも本番。

王女さまの椅子!

2007-03-16 08:25:43 | Weblog
さっき元気の散歩をしていると、白いものがちらついてきた。
「ひげた」というミニチュアシュナウザーを連れたおっちゃんが
「初雪ですね」と、笑顔で話しかけてきた。そうだ初雪だ。

昨日から九州から妹が来て、引越しの手伝い。
手際がよく午前中に、ギャラリーにある器の8割くらいを
梱包した。

まではよかった。「汗かいたけん、ビール飲も」・・・
それから、ふたりで飲み始め、4時に新しい名刺と、それに貼る
千社札を友達が持ってきてくれて、その友達も宴会に加わり、
すっかりできあがって、妹は6時には、布団の中で寝入っていた。

般若君の定番のイスに「王様の椅子」というのがある。

こんどのお店のカウンターは、この写真の椅子(籐であんだ椅子)の背の少し高い
やつにした。二階の倉庫で出番を待っている。
この椅子に、どこのどなたが漂流してくるのか楽しみだ。

今日はいよいよダムエーターができあがる日。
手動だけど、けっこういい見所になる、と思う。

命がけの取材?

2007-03-15 09:06:16 | Weblog
先週のテレビ(ケーブルテレビ)の逆取材。
カメラの人が、入り口で2回も頭を打って、NG。
まさに命がけだ。
このシーンは、「歌舞伎の福助が、女郎やの2階から男に声をかけてるシーン」
をリクエスト。すぐにのってくれる、このキャスターもスゴイ。

キャスターの人が、「マホマフ」を気に入ってしまって、首にかけたまま放映されることになった。その作者が、この2階のギャラリー部分をやっている「みかん君」
というような内容。

25日に放映されるので、それまでには、ここのスペースをしあげたい、と思って
いる。オープニングは『家カフェを楽しめる器たち』だ。
久保忠廣、升たか、チョン・ゴニ、渡辺愛子、吉田 弥幸 ・・・たち注目の陶芸家
たちの新作がズラリと並びます。

「こんな器があれば、私の部屋も、カフェになる」というセンスを磨いてください。

ちょっと、いきなりすごい器たちが揃い、夏までに夏ばてしそうなくらい、器ファンにはたまらない企画。




事始め

2007-03-14 09:48:57 | Weblog
昨日の夕方6時の風景。

一階のカフェ部分も昨日ガスがついた。
ので、正確にいうと今日から蕎麦が打てる。(まだやらないけど)
ここが完成したらいよいよオープン。

昨日は二階のギャラリーがオープンした。いやまだだけど、
飯場みたいな場所で「英語で蕎麦会」をやった。
これがギャラリー天真庵のオープニング。
地元の人の飛び入りがあったりして、また新しい展開になった。

一階には「この花さくや姫」の絵を飾ってみた。
神話によくでてくる女性の神さま。文花という街に桜が咲く
ころに、オープンできる喜びみたいなものがピッタリだと思う。

来週は「花見」。
花のお江戸で花見とくりゃあ、それは「飛鳥山」「上野の山」「隅田川」
というのが江戸っ子のきまり。下町流にお重に、玉子焼きとか、焼きもの、おぐらのきんとんなどを詰め込んで、一升瓶をぶらさげていくのもいいかも・・・


剥製ではありません。置き物でもありません。

2007-03-13 08:26:51 | Weblog
「雨宿りができるギャラリー」に、元気が飾られた。
雰囲気が昔のビクターの犬みたい?
自分の匂いがついていないので、まだこの界隈を散歩しても、
おしっこもウンチも、どことなくぎこちない。
人間もそうだけど、新しい水に慣れていくには、時間が必要。

今日はガスのい工事がきて、ついに「火」が入る。
そして、今日の夕方は「英語で蕎麦会」。
お店のオープンは、もう少し先だけど、天真庵の「ことはじめ」の日。

明日は「タイムドメインの試聴会」。
来週は花見とか、オープニングのセレモニー。



東京大空襲!

2007-03-12 08:37:27 | Weblog
先週の3月10日は、昭和20年に「東京大空襲」があった日だ。押上駅から新あずま通りに入ると、古い喫茶店があり、そこの2階に「東京大空襲犠牲者遺族の会」という看板が
ある。この界隈は昔から製造業を営む工場が多く、軍需とも繋がっていたので、アメリカはここを集中的に攻撃したということだ。

お惣菜やさんが多く残っているのは、家族で朝から晩まで働いていたので、家に帰ったてから、ごはんの用意をする、という時間がなかった証拠。「おたがいさま」がお互いにあった。またお店の家族もそんなことをよく知っていて、みな気持ちよさそうに、家業を手伝っている。

この界隈はまた「花町」の面影を多く残す。花町は「三業地」(さんぎょうち)と呼ばれた。旅館、料理、芸事・・・・3つが、ちゃんと分業して成田っていた。
温泉旅館も、大手スーパーも、「ねこそぎ商法」みたいに、ぜんぶ持っていこうと
するから、人間関係も、ふれあいも、街の情感も、みんなねこそぎ、なくなって
しまう。「自分が、自分が」の象徴だ。

「失われていないものが残る街」にいると、「失われたものの大切さ」が身に染みる。なくしたり、落としたものは、チャリンと音がしないので、やっかいなものだ。そんなことも忘却しないと、前にいけない時代、イヤなご時世になったものだ。

戦争も遠くになったけど、日本人も遠くなったような気がする今日このごろ。
そんな「日本人」を呼び戻せるような「場」を創りたいと、まじめに思って、
今日も押上にいって、一仕事。じっと手を見る。

古い焙煎機

2007-03-11 14:12:43 | Weblog
押上の駅から歩いてすぐのところに「八重洲珈琲」というお店がある。
この地に八重洲からきて18年になる。
店主は、毎朝7時半にお店にきて、この古い焙煎機で珈琲豆を焙煎している。
約35年前の直火式の焙煎機で、とてもシンプル。昔のものは、機能美というか
カメラにしても車にしても、家電にしても「簡素」なものが多い。
そして「ホンモノはみな簡素」であることを、デザインが教えてくれる。

今回の「長屋プロジェクト」も、「再生」ということが根底にある。
使えるものは、残す。使えなくなったものも生かす、という精神は
とても大切だと思う。

八重洲珈琲は、自家焙煎された珈琲を100円で出している。
この努力もすごい。うちの珈琲は一杯500円。
「ここで、一杯の珈琲を飲むと500円でも安い」と、思って
いただく満足感を提供できるかどうかが、カギになる。

今日は今年2度目の休息日。アーティストたちは、海へ魚を採り(突き?)
にいった。

家、会社、ギャラリーの引越しをいっっぺんにやっているので、
思った以上に大変な日々。




般若君のつくったお店

2007-03-10 08:44:25 | Weblog
金沢のイケミ。
イタリアンのお店。なかなか繁盛している。

ここのカウンターとか机イス、マド、カベ、床・・・・
は、「ほぼ般若」君。
金工家の角居君とのコラボは、天真庵と同じ。

うちのブレンドは「ほぼブラジル」。

最近このフレーズが、身内で流行っている。
きのうは「ほぼ豚汁」というのがでた。
でもこの場合は、あやしい?

この2日間でおおかたできあがる?のではなかろうか?