長屋茶房・天真庵

「押上」にある築60年の長屋を改装して
「長屋茶房・天真庵」を建築。
一階がカフェ、2階がギャラリー。

亀ブラ

2016-08-06 08:39:00 | Weblog

昨日、銀ブラのことを書いたら、銀座の骨董屋さんから手紙と、古本

がおくられてきた。今年85歳になる元気な骨董屋さん。

いつものように鉛筆で近況を書いてある。「雨にも負けず、年にも負けず、がんばっています」

とのこと。かっぱブラの後、亀ブラもやった。暑い日だったけど、体の調子がすこぶるいいので、

歩いて亀戸天神近くの骨董屋をのぞく。売ることよりも買うほうが好き?な主人。2か月前から、

「あれ、いただく」と買うものがきまっているのに、そのものの前に買ってきた商品が山積みされて

いて、とれない。ほんとうに商売っけのない人だ。「おわび」といって、届いたばかりの醤油の一升ビンを

もらった。それをかかえて、帰路を汗だくで帰る。このお店にくると、骨董品の話が10分、残り50分かそこら

は、「料理」の話。彼は毎日愛妻弁当を楽しんでいる。愛妻が作るのではなく、愛妻のために彼が毎日作るのだ。

その日は、アナゴののり巻き。アナゴの煮方を講釈している時に、その醤油の話になり、それが土産になった。

目的は果たさなかったけど、不思議なものを抱えてかえるはめになった。明日の「なんとなく鮨を喰う会」

あなご鮨をやってみようかしらん。

今日は「ねんどの会」  コネルさんが先月で緞帳を下げ、今日が最後の会。

おわりは始まり、でもある。色即是空。の後に空即是色、と般若心教ではなっている。

形あるものはやがてなくなる。しかしなくなった後にまた何かが生まれる。

人生は生・滅・生・滅を繰り返しながら、ゆらゆらとただゆらゆらと、ゆっくりした流れのように

いくのらしい。

昨日のライブは、「今ここ」のえにしを、お客さまと演奏者といっしょに感じた。

来年の春で10周年だけど、10年やってきて、はじめて感動できることがあるし、続けてきて

よかった、生きていてよかった、を感じたライブやった。天恩感謝、なのです。


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