昨日は大塚のカッチャルバッチャルで新年会。
そこのチーズなんちゃらをお土産に「江戸一」で二次会。20年以上前から
そこで「白鷹」を飲んできたけど、ひさしぶりだったので、同窓会みたいに
話も酔いも盛りあがった。今日は東京は朝から雨。
少し遅くまで寝ていたら、目白におこされた。最近この界隈には野良猫
も減ってきたような気がする。野鳥も同じように餌や水飲み場が少なく
なったのか、毎朝リンゴやミカンをおすそ分けしている、その喰いっぷりがいい。
リンゴを半分切って、庭の道祖神の前においた。
さきほど、手あぶりの炭火でおもちを焼いて食べた。十間橋通りの「ながしま」さん
の「きび餅」と「黒ゴマ餅」。休みなので、焼いた後の炭の上にやかんを載せ、
そこにチロリを入れ、白鷹をぬるかんにしてチビリチビリやりながら、魯山人の散文を
読んでいる。
江戸一をこよなく愛した高橋義孝先生は、酒の最高の酒肴は「水」だ、といっていたらしい。
何度も読んだ安岡章太郎先生の「父の酒」には、リンゴを薄切りにして醤油をかけて酒肴にしていた
父上の話がでてくる。その話を思い出すたびに、同じことをやってみる。けっこういける。
今日の白鷹の友は、残った半分のリンゴ。わびしい独酌に見えるかもしれないが、元気な目白
たちと、まだこぬ春を待ちわびながら、夢みる宴である。こんなに楽しい酒はない。
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