長屋茶房・天真庵

「押上」にある築60年の長屋を改装して
「長屋茶房・天真庵」を建築。
一階がカフェ、2階がギャラリー。

普茶料理に挑戦

2013-11-03 08:26:34 | Weblog

ふちゃ、と読む。黄檗禅と精進料理とお茶を伝えた隠元和尚。

彼が伝えた精進料理を「普茶料理」という。いんげんまめは、隠元豆。

宇治や京都にいくと、専門店がある。中華料理スタイルで4人で、大皿にのった

ものを分け合って食べる、というものだ。お大師さんが小豆が好きで、なにかあるごとに

大きな肩口にゆで小豆を入れ、大きな萩の枝でつくった箸でわけて食べさせた、というのも

どこか共通するものがある。おいしいものを食べる、から「おいしく食べる」という方向に

時代はシフトしている。おいしく食べる基本は、気のおけない仲間たちと食べる、というのがコツ。

普茶料理の中でも「運片」(うんぺん)という、本日あるだけの野菜を雑炊のようにして食べる

料理が好きだ。うちの蕎麦雑炊は、そこからヒントを得て作りだしたもんだ。(メニューにはないけど)

いっぺん、運片を基本通りにやってみたいと思っている。さしてむずかしいものではないが、ちと手間がかかる。

京都や寺の門前においしい豆腐屋がある、というのは、隠元さんがそんな食文化を伝えたのが大きい。

煎茶と普茶料理はそうゆうわけで、切っても切れない関係。お酒はやっっぱり般若湯というのだろう。

今朝、あだっちゃんからメールがきた。ビッグサイトのアートイベントで、大きな壁に般若心教を書いて

いる。とても彼女らしい男っぽい字。今日まで。

色即是空 空即是色    凡夫にはなかなかこのあたりの心境がつかみずらい。

今日は「蕎麦打ち教室」&「なんとなく蕎麦を喰う会」  普茶料理をもてなすくらいまで

目標にしたいと思っている。道はまだまだ先にある、のがいい。