長屋茶房・天真庵

「押上」にある築60年の長屋を改装して
「長屋茶房・天真庵」を建築。
一階がカフェ、2階がギャラリー。

つわぶきの花

2013-11-14 08:26:18 | Weblog

小さな庭に六地蔵のかわいらしい石をおいている。笠間にいた陶芸家「ふーじーさん」

の晩年の作品だ。仙人のような風袋で、90歳くらいまで飄々として絵をかいたり、陶器を

焼いたり、石に仏を掘ったりして、人生を謳歌していた。六地蔵の横につわぶきが植えてある。

京都の亀岡の旧「天真庵」(正確には画廊天真)のお庭からいただいてきたものだ。先週

可憐な黄色い花をつけた。昨日は「無茶しぃの会」だったので、それを久保さんの黄瀬戸の花入れ

に投げこんだ。炭をおこした囲炉裏の鉄瓶がシューという音をたて、その中で咲く一輪の花が

古色蒼然とした長屋のわびた空間に凛とした空気をただよわす。「生きている」という瞬間を感じる刹那。

夏はガラスの急須で玉露を入れ、それを冷やしたものを楽しむ、ということをよくやるけど、

昨日はガラスの宝瓶(ほうひん)で、玉露を入れ、温かいものを喫茶した。夏目漱石の言葉

を借りるまでもなく、閑人敵意の韻事である。

今日も午前中が「卒啄珈琲塾」で、午後が「無茶しぃの会」

途中は、表参道までいって、自分のお茶のお稽古。茶茶茶の一日。

17日の鈴木昭男さんのライブは18時開場 18時半開演です!(hpは19時になっていますがすぐ訂正します・あしからず)