長屋茶房・天真庵

「押上」にある築60年の長屋を改装して
「長屋茶房・天真庵」を建築。
一階がカフェ、2階がギャラリー。

三人目の竹の先生がやってきた。

2011-01-17 07:59:03 | Weblog
昨日は「竹細工の日」。
三の矢・・・三人目の竹の先生がやってきた。
一の矢の清水さんは、一三(大阪のじゅーそー)生まれの
こてこての関西弁しゃべる元気なにいちゃん。二の矢の
佐藤さんは、温厚な落語家か漫談師風といった感じだった。
三の矢の大谷さんは、一番やんちゃというか、いろいろな
ところを放浪しながら、大分に辿りついた、といった感じの人だ。
三人とも共通するのは、九州や大分にはゆかりのない場所で生まれた
けど、「竹」に魅了されて、大分に移り住んだということ。
その行動力がすごい。

大分には、高崎山というサルの山がある。
昔から小学校の修学旅行で、大分、別府、高崎山、というのは
定番だった。高崎山には、昔からボスザルがいて、子どもニュースなんかで
「こんどのボスは、太郎になった」とか「次郎になった」とかを伝えた。
代々のボスに共通することは、けんか(力)が強いだけではなく、メス猿
に好かれないといけないらしい。どこか人間社会に似ていておもしろい。
ただし、最近は「ボス」という制度がなくなったらしい。縦型のリーダーシップ
の時代から、横に広がっていくリーダーシップに変ったところも、どこか人間
社会に似ている。「百匹目のサル」という言葉もある。
一匹の猿が「芋を洗う」と、それが伝わっていき、100匹までいくと、
海で隔てられた島なんかにも伝わり、どこにいっても猿が芋を洗うように
なる、みたいな現象だ。これも逆猿真似よろしく、人間社会にもあてはまる
天地自然の理みたいなものだと思う。

今日は「クラシックジャズのライブ」
昨年の秋にピアニストの深澤さんが、「JAZZ十間橋」なる
企画を提案してくれた。spice cafeの伊藤シェフが実行委員長になって、
spice cafeと天真庵と中小企業センターを開場にして、クラシカルな
ジャズマンたちが集まり、300人以上の人たちが集まってJAZZ祭りを
楽しんだ。ぼくらの気持ちとしては、「こんな元気のいないシャッター通り
でも、どこからか音楽が聞こえ、お客さんたちが楽しそうに聴いたり、
踊っている」という現象が、全国の津々浦々のシャッター通りにまで、静かに
広がっていけば、日本も元気になるのでは・・・みたいな気持ちがある。
まさに「百匹の猿」現象がおきればいいと思っている。
現実には、ジャズがあまりにも日常茶飯になり、少しほかの音楽におされぎみ
のような気もする。でももともと絶望の淵みたいなところから生まれたものだから、
これからではないか、なんて希望をもっているけど・・・

ピアノ 深澤芳美

テナーサックス 高橋康廣

ベース 田野重松  

会費4000円(蕎麦会含む) 

開場pm19:00 開演pm:19:30 

まだ空席があるので、「!」の人は、天真庵3611-1821までご一報ください。
感謝。