長屋茶房・天真庵

「押上」にある築60年の長屋を改装して
「長屋茶房・天真庵」を建築。
一階がカフェ、2階がギャラリー。

新米の季節

2010-10-11 07:54:52 | Weblog
昨日は、天気予報がはずれて?いい天気になった。
大不況の中にあっっては、「?」というくらい混雑した。
せっかく、遠くから珈琲を飲みにきて、飲めなかった人
には、ほんとうに、申し訳ない気持ちでいっぱい。

夕方に落ち着いて、ゆっくりお客さんたちと談笑しながら
過ごしていたら、ぶんこくんが、きた。
彼はピアノの猛練習の最中にくると、阿保守(アホガード)で、
ひとくぎりついた後にくると、「ほぼぶらじる」と、きまっている。
昨日は「ほぼぶらじる」だった。
ホッとしながら飲んでいたら、ポツリと「陶芸家の愛子さんにさっきあいました」
という。続いて、「天真庵にくるみたいだったけど、携帯を落としたみたい」
と話し始めた。こちらは、馬耳東風ではないが、「ふーん・・・?」
という感じだったけど、カウンターにいたかよちゃんが、突然電話を
かけた。ら、「曳舟の交番に繋がった!」とのこと。つまり愛子ちゃんの
携帯を誰かが拾って、交番に届けた」らしい。間髪をいれずに、
「私、愛子さんを探してくる」とかよちゃんが席をたった。
この狭いとはいえ、広い押上界隈で、どうやって探すの?と思ったけど、
ちゃんと探してくるのが、かよちゃんの神通力?みたいなもの?

お礼とお詫びに、愛子ちゃんが、窯がある伊賀の新米をみなに
くれた。夏の猛暑が、落ち着いてすこしボーとしている人が
多い季節だけど、確実に実りの秋である。
10月の末に久保忠廣さんが、炎色野(ひいろの)で、陶展を
やる。その次、11月のはじめが、渡辺愛子さんの陶展が
始まる。来週末は、ぶんこちゃんの家で、愛子さんたちを
含めて、作戦会議をやることになった。
秋は、珈琲も蕎麦も酒も美味い季節。いい器に入れて
楽しみたいものだ。