長屋茶房・天真庵

「押上」にある築60年の長屋を改装して
「長屋茶房・天真庵」を建築。
一階がカフェ、2階がギャラリー。

いろいろなデビュー戦

2010-10-07 08:43:14 | Weblog
今日はおやすみ。
朝は、庭に遊びにきた「しじゅうから」の声
で目がさめ、一時間くらいゆっくりのジョギング。
歩いたり、走ったりするにもいい季節だ。
「しじゅうから」は、「始終空」を連想させ、
泥棒に入られたり、米びつの底が空になったり、
お財布が空になったりする「貧乏」なイメージの
言霊なので、日本人は縁起から、あまり飼うことが
なかった。でも、「清貧」という日本人が
大事にしてきた精神からいったら、「空っぽ」
というのは、大事なことだ。
ろくでもない知識や、見栄などで、買った商品
などが、家にころがっているのとかは、捨てて
空にしたほうが、いい。

昨日は、いろいろな天真庵デビューがあった。
最近は、界隈に越してくる若者も増え、とくにゆかり
のアーティストの友だちたちが、よく「はじめまして」
とやってくる。若いアーティストたちが、元気でいる
国は豊かだと思う。
来週の水曜日の「クラリネットのコンサート」
も、「これから」の音楽家たちが演奏し、そして
聴きにくる。「後楽園デビュー」のボクサーみたいで
すがすがしい。みんな世界を目指して、デビュー戦がある。

デビューといえば、昨日のかっぽれに新人くんがデビューした。
さすがに、向島生まれで、お祭り好きくんなので、浴衣が
うまく着れて、かっこよかった。
昨日から「奴さん」を始める。これが完成したら、みなで
向島でお座敷遊びをしたいと思う。かっぽれも、バカになりきり、
頭の中がからっぽになるような芸だ。

かっぽれの前に、ヨッシーがを連れてやってきた。
この春生まれた子の名前は、不肖野村が命名した。
「般若桃子」。ほっぺがまるまると桃みたいで、笑顔が
愛くるしい。生後四ヶ月で、「天真庵デビュー」。
桃子の父親が作ってくれた椅子や、玄関の戸、二階の
茶箪笥などを、楽しいそうに見ていた。