長屋茶房・天真庵

「押上」にある築60年の長屋を改装して
「長屋茶房・天真庵」を建築。
一階がカフェ、2階がギャラリー。

石臼手挽・水出珈琲をつくる ぱーと2

2010-03-02 06:44:56 | Weblog
昨日は、蕎麦をうった後、かっぱ橋にいって、
古い水出珈琲の器具を探す。
といっても、一軒しかない。ユニオンという老舗だ。
天真庵にある古い水出珈琲の器具は、ユニオンが昔作っていたものだ。
昭和50年ころ、全国に「珈琲専門店」が流行った。エスプレッソ
は、あまりなかったけど、サイフォンで入れるとこ、ねるを使って出すとこが
増えた。アイスコーヒーも、「ダッチコーヒー」といって、水出珈琲が一世を
風靡したころがあった。

ユニオンの店員さんに聞くと、この器具は、15年くらい前まで販売していた
そそうだ。墨田とか江東区にガラスの職人さんがいて、そのおじいちゃんが目
が悪くなって、ガラスをふくのをやめたのを気に、販売をやめたらしい。
たまたま「フィルター」が残っていたので、それを買ってかえった。
サーバーの部分は、部品がなかったので、安土さんの片口で代用した。

珈琲豆を100g石臼で挽く。それを丁寧にガラスの管にフィルターをのせ、
そこに太い箸で、水の通り道をつくり、そこに珈琲豆をいれる。
コックのついた頭の部分に、水を80cc入れる。できたらクラスター
の小さな自然水がいい。そして、コックを適当なスピードにして、ポタポタ
と落す。ここまでの段取りがうまくいくと、お酒でいう「はなたれ」みたいに、
時間がきたら、琥珀色の「はなたれ」がポタポタと落ちてきて、えもいわれぬ
珈琲ができあがる。

昨日の夕方は5月23日(日)に開催される第二回「墨田ぶらり下町音楽祭」
の打ち合わせ。さすがに2年目でもあるし、二回目の打ち合わせになったので、
話あいもスムーズに行われた。

今日は「ダメ中」こと、「ダメから始める中国語」
明日は「かっぽれ」