長屋茶房・天真庵

「押上」にある築60年の長屋を改装して
「長屋茶房・天真庵」を建築。
一階がカフェ、2階がギャラリー。

阿保守(アホガード)

2010-03-20 07:05:10 | Weblog
毎朝、少し深めに焙煎をして、その豆を
ブレンドして、丁寧にゆっくりと石臼で挽いて、
水出珈琲にセットし、静岡の自然水をセットし、
5時間したら、えもいわれぬ「手挽石臼水出珈琲」が
安土さんの「へちかんだグラス」にできあがってくる。
そんな実験を毎日続けてきた。
それを、虎ノ門にあるアイスクリームの老舗のバニラアイスに
かけると、「阿保守(アホガード)」ができあがる。
イタリアのバールでは「アッフォガード」と発音するらしい。「溺れる」
という意味らしい。アイスクリームを珈琲に溺れさせる、という意味らしいけど、
その味にも溺れるくらいな魔力がある。
「ホッタイモ イジルナ」形式で、ヨーロッパ人やヨーロッパで
活躍している音楽家たちに、「こんど、アホガードをつくります」
というと、「それはいいね」と返事がかえってきた。
なんとか桜が咲くころには、メニューにいれられそうな気配になってきた。

昨日はかよちゃんが、5月の23日に開催する「墨田ぶらり下町音楽祭」
のチラシをもってきた。十間橋通りに5月にオープンする「酔香」
の文字も入っている。ここの店主は、ぼくと同じ京都の大学を出た。
「天下一品」「シャンクレール」「名誉冠」「からふねや」「グレーター立命」
など、共通の言葉にビットが立つ。今はぼくの「伝授の会」に参加しながら、
蕎麦と煎茶と珈琲道を、いっしょに学んでいる。
彼の打つ蕎麦は、野趣にあふれ(最初はみんなそう)、勢いがあるので、
そのそばで「にしんそば」を、供してくれると、京都ファンの人が、
集まってくるのではないかと思う。
京都のものでときどき、むしょうに食べたくなくなるもの・・
「あぶりもち」「豆の旅」「山家のおらが焼き」、そして「にしんそば」。

今日は「エリカ庵」だ。エリさん、リカさんがやってきて、整体を
やってくれる日。体が、信じられないくらいリセットされるので、
ファンも増えてきた。
なんでも「くせになる」くらいのものでないと、いけない時代に
なってきた。ある意味では「ほんもの」が、一段とキラリと
光る時代。これまでの蓄積では、キラリと光らない分野の仕事を
している人は、新しい道を歩きながら、キラリと光るものを
構築する必要がある。いろいろ不安が多いし、茨の道だけど、
茨の道には、足元に「きらり石」がころがっている。