長屋茶房・天真庵

「押上」にある築60年の長屋を改装して
「長屋茶房・天真庵」を建築。
一階がカフェ、2階がギャラリー。

雨の日と木曜日は

2010-03-25 06:23:27 | Weblog
今日は休み。
朝から冷たい雨がふっている。

昨日は、庭の池にメダカが10匹くらい泳いでいた。
冬の間は、岩陰や土の中にもぐって冬眠状態だったみたい。
ときどき、ネコがきたり、カエルの姿を見つけるので、
もしや、喰った?と心配していたけど、大丈夫だったみたいだ。

さくらもつぼみが、ほころび始めた。♪春のうららの隅田川・・
ではないが、これからの季節の、この界隈は、さくら、さくら、
である。スカイツリーに関連して、墨田区では、川を観光資源として
活用しようと躍起だ。近くの北十間川も、川端を桜並木にするらしい。
水郷柳川みたいに、情緒あふれる川舟なんかが往来するようになったら、
優雅な町になる。そして、そこでは、「墨田ぶらり下町音楽祭」
がやられていて、川端の特設舞台では、オペラが盛大に行われている・・
そんなことが、実現するやもしれない。

庭の「さくら」も新しい芽がでてきた。桜ではない。新種の「あやめ」だ。
天真庵にときどきやってくる下町の青年が、品種改良をして、完成させたもの。
江戸時代には、植物の新種があまたつくられた記録がある。
お茶の文化が庶民までいきわたり、まつわる「花」や「盆栽」などが、
盛んになったのだろう。温故知新ではないけど、新しい「さくら」に
江戸時代の「こころいき」を感じた。そんなこころいきの根粒みたいなものが、
この界隈には残っている。その「土味」が、陶芸のそれとよく似ていて、たまらない。
久保さんの新しい「志野」も、だいぶできあがってきたみたい。これも温故知新だ。
昨日遊びにきた「N」さんに、チラッと話をしたら、目が、彼の作品の女の子のように、
キラッと輝いていた。