長屋茶房・天真庵

「押上」にある築60年の長屋を改装して
「長屋茶房・天真庵」を建築。
一階がカフェ、2階がギャラリー。

十間橋

2010-03-17 07:37:02 | Weblog
じゅっけんばし、と呼ばれているが、正確には「じっけんばし」
という。
その十間橋が、タワーの「定点観測」のスポットになっていて、
朝から釣師が、川で竿を取り出すような所作で、三脚を取り出し、
カメラを設置し、タワーの撮影をしている。今朝も6時過ぎには、
3人のアマチュア?カメラマンが、いた。

十間橋通り商店街に、天真庵はあり、その通りが「きらきら橘商店街」
と繋がっている。その商店街を抜けて、明治通りとぶつかるところに、
「ぶんかん」がある。古色蒼然とした建物だが、ここを改装したのが、
同じアーティストたちなので、どことなく似た感じのお店ができた。
昼は「珈琲の樹」という純喫茶で、夜は別の店長が「ヨイドレール」
というお酒を出すお店をやっている。
昨日の「書をしよう会」の時に、ヨイドレールを覗きにいってみた。

若いアーティスト風な青年が、窓際の席に座り、芸術論?を
楽しんでいた。カウンターには、若いカップルが、幸せそうに
並んでワインを飲んでいる。なかなかいい感じだ。
界隈はテレビや新聞によく紹介されたり、「のんちゃんのりべん」
の舞台になったけど、もうひとつ、何かが足りない感があった。
そんな「もと、キラキラしていた場所」に、灯りがともった。
一灯照隅・・・どんなに小さくても、その灯りが、ある場所
を明るく照らしてくれる。

気分をよくして、帰路の途中にある「張福」さんをのぞいた。
ここのお店の椅子は、般若君がつくったし、「張福」という
ロゴは、書の先生、貞本さんが揮毫したものだ。
角田さんという店主は、うちで書を学び、織田流煎茶道で
いっしょに茶を学ぶ同志でもある。昨日は後、
彼女も含めて、書のあとにおそくまで、酒盛りが続き、
談論風発を楽しんだ。

今日は「かっぽれ」。
あいかたも元気になって、また今日もバカになれる日。
「なりきる」ことができなくて、悩んでいる人が多い。
「バカになる」というのは、へんにカッコつけたりしている
アホな自尊心を捨てること。言葉でいうのは簡単だけど、
「捨てられない」しがらみに苦しみながら生きていく、のが
人間、とくに、男の性(さが)かも知れない。
♪あ、カッポレ、カッポレ・・・こんなに簡単に
捨てられる訓練の場所はない!

鳩山内閣が誕生して昨日で半年。
元気が旅立って昨日で半年。友だちが
花とバニラアイスをもってきてくれた。
それに「手挽石臼水出珈琲」(中国の飲物?)をかけたら、
「和製のアッフォガード」ができた。元気がいって半年後に
新しいメニューが誕生した。
「阿保守」(アホガード)。久保さんの赤織部の蕎麦猪口に
入れて出す予定だ。
阿保になりきるデザートが完成した。