長屋茶房・天真庵

「押上」にある築60年の長屋を改装して
「長屋茶房・天真庵」を建築。
一階がカフェ、2階がギャラリー。

紙に自分の字を書く日

2010-03-16 07:38:37 | Weblog
今日は月に1度の「書をしよう会」。

昨日は赤坂で「ワカのお別れ会」があった。
お店を4時に閉めて、着物に着替えてでかけた。
「平服できてください」と案内状であったけど、
町行く人のほとんどは、「毎日が礼服」みたいな感じだ。
ウナ帽を深くかぶって会場にいったら、会場からあふれん
ばかりの、人人人だ。「世のなかに 惜しまれるとき 散りてこそ
花も花なれ 色もありけり」か。
ひさしぶりにあったIT業界の人たちと、わかの縁で再会できた。

その後、赤坂をぶらりと歩いてみた。昭和63年に「ねっと21」(二十一世紀
情報産業ネットワーク協同組合)という業界団体は、赤坂で産声をあげた。
そのころは、そんな関係もあり、よく赤坂で飲んだ。景気のいい時代なので、
高級なお店にもよくいった。自分もお店も「今は昔」だ。
少し歩いて、アークヒルズの裏通りにある、うらびれたおでんや、にいって
「とうふ・いとこん・たまご」を酒肴に「菊正」のぬる燗を飲んだ。
この店で、いっしょに飲んだソフトバンクの創業メンバーの植松さんもワカも、
旅立った。あちらは、だいぶにぎやかになってきた。

ある人が、自分の墓に自筆で、「生きているのはどちらだ」
と彫った話を聞いたことがある。生と死、現象世界(この世)と実相世界(あの世)、
まったく神がつくりたもう紙一重の世界だ。