文花的ゴールデン 往復ビンタ

昨日は桜が咲くくらい、陽気な天気だった。
こんな陽気な休日は、下町ぶらりに限る、
とばかりに、開店から閉店まで、トイレにいけない
くらいいそがしかった。こんな不景気な中にあって、
ありがたいことだ。

開店そうそう、大宅さんがぶらりとやってきた。いつも
ニコニコしながら、どくとくの風貌で暖簾をくぐってくる。
まるで、押上か曳舟あたりから歩いてくるような感じなのでが、
彼はベルギーのアントワープに住んでいるピアニストで、
ヨーロッパを中心に活躍している。日本に帰ってきたときは、
必ず寄ってくれるし、時々ピアノのコンサートをやってくれる。
妹さんんもピアニストで、別の機会に天真庵で、コンサートを
やっていただいた。一卵性双生児みたいに、ふたりともそっくりな
やさしい正確で、ピアノの腕は超一流だ。
「ＯＹＡ ＰＩＡＮＯ ＤＵＯ」と検索すれば、彼らの音楽性を
彷彿したブログが登場する。

昨日は「ＳＰＩＣＥ ＣＡＦＥにカレーを食べにきました」といって、
「その前に、日本酒とそばがきを食べていきます」とのこと。
ＳＰＩＣＥ ＣＡＦＥでカレーを食べて、天真庵でお茶をする
のを「文花的ゴールデン梯子」という。
大宅さん一行は、昨日は、天真庵でそばがきを食べ、ＳＰＩＣＥ ＣＡＦＥ
でカレーを食べ、また天真庵にもどってきて、ホボブラジルを飲んでいかれた。
新しいパターンで「文花的往復ビンタ」とでも命名したくなるパターンだ。

閉店した後は、くたくたになったので、「フンド」に野菜を食べにいく。
駅前の福太郎の斜め前にできた「野菜バー？」で、オリジナルカクテル
のスムージー（季節の果物とテキーラのカクテル）が大のお気に入りで、これを飲むと、週末の疲れが、いっぺんにとれる。締めは、メニューにはないけど、「やまかけごはん」
を注文する。この店は、今でも入るときに「勇気」を要するけど、入ってしまって
、椅子に座って、注文をすれば、そこはそれぞれの「天守閣」みたいな、そんな
お店だ。カクテル担当のディエゴは、築地の野菜屋さんで昼間働いているので、野菜
と果物の鮮度は、押上一である。こんなお店が、これからソクゾクとできてくれば、
新しいパターンの「押上ゴールデン梯子」ができてくる。