長屋茶房・天真庵

「押上」にある築60年の長屋を改装して
「長屋茶房・天真庵」を建築。
一階がカフェ、2階がギャラリー。

うえのから咲く

2010-03-29 06:55:32 | Weblog
上野から咲く、ではない。
上のから咲く。

天真庵は、上がギャラリーになっている。
1階のお店は、エアコンと、石油ストーブふたつと、火鉢が
ふたつで暖をとっている。二階は、囲炉裏がひとつあるだけで、
何かイベントをやるときでないと、炭はたかない。
でも暖かい空気は下から上に上がるし、二階は日当たりが
いいので、桜を飾っていると、二階から開花するのだ。

昨日の朝、蕎麦を打った直後に、岩本さんから電話。
大山ですし屋をやっている。同じ年だけど、いつも
声を聞くだけで、元気をもらう。たぶん、すし屋の店主
で日本で一番元気な人だ。彼は昔、ヨネクラジムにいて、
日本フェザー級のチャンプだった。当時は今よりも階級が
少ないし、選手の層が扱ったけど、11回も防衛した。
リングを後楽園から大山にうつして、すし屋になったけど、
往年のファンが、すしを食べにくるお店だ。
久保さんの器もたくさん使ってくれているのが、いい。
昨日は「天真庵のお客さんがきた」と、お礼の電話。
ぼくの誕生日や、そんなことがあった日には、必ず
電話がくる。

ヨネクラジムでは、いっしょにトレーニングをした
ことがある。彼がシャドウボクシングをする姿を
まじかでみると、身震いがするほど、きまっている。

今日は「順受の会」
月に一度の論語や東洋思想を勉強する日。
政治も経済も混沌としていて、私たちの未来も
一寸先が見えないような状況だけど、こんな
ときは、自分を磨くしかない。論語や東洋思想を
学んでいると、人生の「いざ」というときに、
はらわたの底から、声が聞こえてくるときがある。

人生には「登坂」と「下り坂」と「まさかの坂」がある。
前のふたつは、経験とかでなんとかなるけど、まさかの
坂は、日ごろ何をやっているか、とか、人間力がかぎ
になる。