長屋茶房・天真庵

「押上」にある築60年の長屋を改装して
「長屋茶房・天真庵」を建築。
一階がカフェ、2階がギャラリー。

自転車にのったおまわりさん

2009-09-16 06:34:25 | Weblog
昨日は秋晴れで、気持ちよく自転車にのって、買物をして
お店を開けようと思ったら、自転車にのったおまわりに
よびとめられた。
♪黒いかばんをぶらさげて 歩いているっと おまわりさんに
よびとめられった おーいちょっとと 彼はゆーのだった。 by泉谷しげる

おいちょっと、とはいわなかったが、営業マンがお店に
入ってくるときの、不自然さとは別の次元で(じつに自然に)、
「最近、自転車の盗難な多いので、確認させてください」
とのこと。これは、おまわりさんの常套手段というか、
挨拶みたいなもので、大阪の商人が「もうかってまっか?」
と挨拶するように、「あんた、どんな素性の人やねん?」
とこちらを疑っていることだ。

自転車に書いてある住所が「北区滝野川」になっている。
あたり前のことだが、以前住んでいた住所だけど、おまわり
さんにとっては、とっても怪しいことで、「ビンゴ」
といわんばかりに、電話で本部?に連絡をした。
確認がとれるまで、間があったので、「ぼくは、このカフェの
オーナーやで、きたことないの?」と反対に尋問したら、
「?」(ほんとうですか?)みたいな顔をしている。
少し時間があいて、「この自転車の持ち主は会社になっていますが、
何という会社ですか?」と聞いてきた。ので「オーム」
と答えた。正解は「アーム」だけど、おまわりさんは、丁寧に
「すいませんでした」とあやまった。ごくろうさん!

うれぶれた街の古色蒼然とした建物の中で、コーヒーやら蕎麦を
供することを、なりわいにしている、のは、やはり奇妙キテレツな
ことではある。自分でも時々そう思う。
でもそんな場所に毎日、奇妙キテレツな人が
、ふらりとやってくる。人生は実におもしろい。

今日は「かっぽれ」の予定だったけど、相方が仕事が忙しく
て中止。
来週25日は「19世紀ギター ぱーと3」。秋の夜に、
クラシックな音楽を楽しみながら、おいしいお酒を飲むのが
楽しみだ。
10月6日も、クラシックオーボエの会を企画している。