長屋茶房・天真庵

「押上」にある築60年の長屋を改装して
「長屋茶房・天真庵」を建築。
一階がカフェ、2階がギャラリー。

古松は般若を談ず

2009-09-11 07:15:06 | Weblog
昨日は、ヨッシーと林太郎君が本日のコンサートのリハーサルを
していたので、それが終わった後に、みんなで近くの中華やさんで
中華を食べながら談論風発。
日本語がおぼつかない中国の人がやっていて、紹興酒を頼むのに苦労
したけど、なかなか楽しい宴だった。

般若佳子と赤松林太郎君のコンビで、本日は天真庵、13日に島根の
ラメール、10月4日にいわきでコンサートをやることになった。

天真庵の二階に足利紫山の書がある。老師が100歳を迎えたときに
揮毫したもので「古松談般若」と書いてある。
齢を重ねていった松は、黙っていても般若の世界を談じているがごとく、
みたいな意味。「幽鳥真如を弄す」とともに、禅林が昔から好んで揮毫してきた言葉だ。
赤松君はまだ31歳になったばかりだが、幼きころから、ピアノを弾きながら
神の調べを奏でてきた。100歳にならぬとも、般若を談じているようなものだ。
今日は演奏前にこの書の前で、玉露を飲もう、と思っている。
昨日銀座の骨董やで、和気亀亭の煎茶涼炉を手にいれた。16羅漢がみごとに
描かれている。般若、松、茶、羅漢・・・いい夜になりそうだ。