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長屋茶房・天真庵

「押上」にある築60年の長屋を改装して
「長屋茶房・天真庵」を建築。
一階がカフェ、2階がギャラリー。

肉食系の1日

2009-07-24 06:11:36 | Weblog
昨日は、小糠雨降る御堂筋、みたいな天気だった。
休みだったけど朝はやくお店にいって焙煎をして、
珈琲をいれて、カウンターで飲んでいた。
かたわらに台車がおいてあるのが、見えた。
「そうだ京都いこう」ではないけど、「灯篭を運ぼう」
という気になって、むっくとたちあがり、それに灯篭を
のせた。台車がパンクするのではないか?(空気のタイヤでは
ないので、そんなことはありえない)と思うくらい重い。
それを庭まで運んで、しかるべき場所をシャベルで掘り、
そこに、織部灯篭を置いた。「大地にくさびをうつ」
という表現がピッタリの瞬間。玉のような汗がでた。
灯篭がたつと、庭は凛という空間になる。日本人が
昔から大切にしてきた空気。

あまりに気持ちがいいので、次に近くの木材やさんに
いって、一枚の「ほおのき」を購入。これを三上君の
「お店予定地」に運ぶ。秋までに「古本屋カフェ」を
やる予定。古本はたくさん集まってきたけど、肝心の
カフェをやる準備がいまいち。
それをタンスの台の上にのせ、そこに久保さんの
コーヒーカップをのせたら、カフェみたいになった。
ここは昔、ケーキ屋だったところだ。
三上君はケーキ屋よりも「ケーキ屋のけんちゃん」の世界に
近いところがあるが、根はまじめで、いろいろなことを
真面目にとりくんでいる。

それが終わって表参道に煎茶のお稽古。
今は「本手前」という、教授資格をとる最終段階のお稽古
をしている。けど、昨日は「今日は肉体労働をしたので、軽い
手前にしたい」とわがままをいって、
男らしい茶櫃手前(ちゃびつ)をして、茶をにごした。
これは玉露ではなく、煎茶の手前だけど、男らしい手前
なので、一番大好きな手前。

今日はスケッチの日。

さきほど友だちからメールがきて、「ラジオで天真庵が紹介された」
とのこと。近くのカフェ「枕橋茶屋」のママが、ラジオで紹介してくれた。
このお店は天真庵と同じ作家のステンドグラスがはまっていて、不思議な
風情がある。いろいろなイベントもやっていて、これからスポットライトが
あたるスポット。
いろいろなひとにささえられながら、毎日がなりたっている。 感謝。