天然居士の独り言

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ウトヤ島7月22日・・・

2019年07月26日 18時24分55秒 | 日記
 今日は映画を観に行って来ました。
 前回観た「新聞記者」はムービックスでしたから、ヒカリ座は久し振りです。
 行ったらシニア料金が1100円から1200円に値上げになっていました。
 7月から値上げしたとの事です。
 僕がヒカリ座に行き始めた頃は1000円でした。
 2回の値上げはどうかとも思いましたが、
 基本の一般料金の1800円と比べると、まだ割安ですから仕方ないですね。
 5回観て、スタンプが5個溜まると1回無料で観られますので、
 ならせば1回1000円になります。

 観た映画が「ウトヤ島7月22日」でした。
 ご記憶の方も多いかと思いますが、
 2011年7月22日に起きた、
 ノルウェーのウトヤ島での大量虐殺事件をテーマにした映画です。
 7月22日に観に行こうかとも思ったのですが、
 余りにも嵌り過ぎかと思い、今日にしました。

 この日、オスロの政府庁舎で爆破事件が起こり、8人が死亡しました。
 その2時間後、犯人は警察官の服装でウトヤ島に現れ、
 この島で開かれていたキャンプに参加していた700人余りの青少年を襲い、
 69人を殺害しました。
 犯人のアンネシュ・ベーリング・ブレイビクは、事件当時32歳で、
 イスラム教・移民・多文化主義・マルクス主義を憎悪する極右主義者でした。
 ノルウェーでは死刑制度がないため、彼は現在服役していると思います。

 映画の監督はエリック・ ポッペさんです。
 以前観た「ヒトラーに屈しなかった国王」も彼の作品ですが、
 何が言いたいのかよく分からない映画でしたが、
 この映画も、どうも主題がよく分かりませんでした。
 映画の中では、事件の全容は全く分かりません。
 犯人は複数なのか、警察官なのか、逃げまどう人々がもたらす曖昧な憶測だけです。
 犯人の姿も1度遠くの崖の上に立つ姿が観えるだけだったと思います。

 この映画の売りの1つが72分間の事件に合わせて、
 カメラを1カットの長回しする事です。
 逃げ回る主人公の少女の目線で、描いています。
 彼女の恐怖などが伝わって来ますが、途中冗長な感じの部分もありました。
 事件が起こる前、小さな諍いを起こした妹の事を心配し、
 妹を探し回る主人公が描かれていますが、
 姉妹愛を描いた訳でもないと思いますので、これも納得がいきませんでした。
 最後に、この映画はドキュメンタリーではなくフィクションだとの
 監督のメッセージが出て来ますが、
 ノルウェーの人々には、この事件に対する色々な思いがあるのかも知れません。
 しかし、フィクションならば、
 もう少し描き方があったのではないかとの気にもなりました。

 予め僕が予想していた映画と全く違った事もあり、
 どうも今一つの感じがしました。

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