ここのところ安倍元総理などが、
盛んに台湾有事は日本有事だとの発言を繰り返しています。
台湾問題は、かなり微妙な問題であり、
簡単に中華人民共和国が台湾に侵攻するとも思えないのですが、
安倍元総理の発言は、
日本を台湾問題に引きずり込む危険を孕んでいるような気がします。
台湾はかつて大日本帝国の領土でした。
同じく領土であった朝鮮半島と違い、親日的な地域である事は間違いありません。
同じ大日本帝国の植民地であった両地域の差がどうしてなのかと思っています。
台湾総督府と朝鮮総督府の統治の違いがあるのかも知れないとも思うのですが、
その辺はよく調べていないので、また別の機会にします。
ただ、歴史的な経過の中で、台湾は日清戦争の結果、清国が割譲した訳で、
台湾の人々にとっては、大陸に見捨てられたとの思いがあるのかも知れません。
それに対し、朝鮮半島は大日本帝国が無理矢理植民地にした土地であり、
奪い取られたとの意識が朝鮮半島の人々にあるのではないかと思っています。
現在の台湾を統治する中華民国は、創立者の孫文は日本で活動するなど、
多くの関係者が日本との接点があります。
そんな事も影響しているのかも知れません。
1945年、当時台湾を統治していた大日本帝国が、
第二次世界大戦において無条件降伏したため、
台湾は当時中国大陸を本拠地とした中華民国の施政下に編入されます。
1950年、中華人民共和国との内戦に敗れ、
中国大陸から中華民国が中央政府を移転して現在に至っています。
その後台湾は経済的な発展を遂げています。
国交を樹立している国は、14か国ありますが、いわゆる主要国は1つもなく、
その中のホンジュラスでは、
大統領選挙の主要なテーマの1つが台湾との国交問題でした。
アメリカは台湾を支援する姿勢は示していますが、
国交を樹立した訳ではありません。
本気になって支援するためには、国交樹立が先だろうと思うのですが、
そのためには、中国との一戦を覚悟しなければならず、
どこまで支援するのか、分からないのではないかとも思っています。
中華人民共和国としては、1つの中国を標榜していますから、
台湾はあくまでも自国の領土だと考えているようです。
あるいは、国共内戦はまだ続いているとの認識なのかも知れません。
こうした微妙な情勢の中で、安倍元総理が台湾有事は日本有事と繰り返すのは、
嫌いな中国には何でも反対するとの姿勢なのか、
軍備を増強して戦争の出来る国にして、
戦前の日本に時計の針を戻そうとしているのか、意図は分かりません。
しかし、勇ましい話に乗せられてはいけないような気がします。
既に、台湾を守るために、自衛隊員に犠牲を求めるのかとの指摘もあります。
冷静に考えるべきなのでしょうね。
盛んに台湾有事は日本有事だとの発言を繰り返しています。
台湾問題は、かなり微妙な問題であり、
簡単に中華人民共和国が台湾に侵攻するとも思えないのですが、
安倍元総理の発言は、
日本を台湾問題に引きずり込む危険を孕んでいるような気がします。
台湾はかつて大日本帝国の領土でした。
同じく領土であった朝鮮半島と違い、親日的な地域である事は間違いありません。
同じ大日本帝国の植民地であった両地域の差がどうしてなのかと思っています。
台湾総督府と朝鮮総督府の統治の違いがあるのかも知れないとも思うのですが、
その辺はよく調べていないので、また別の機会にします。
ただ、歴史的な経過の中で、台湾は日清戦争の結果、清国が割譲した訳で、
台湾の人々にとっては、大陸に見捨てられたとの思いがあるのかも知れません。
それに対し、朝鮮半島は大日本帝国が無理矢理植民地にした土地であり、
奪い取られたとの意識が朝鮮半島の人々にあるのではないかと思っています。
現在の台湾を統治する中華民国は、創立者の孫文は日本で活動するなど、
多くの関係者が日本との接点があります。
そんな事も影響しているのかも知れません。
1945年、当時台湾を統治していた大日本帝国が、
第二次世界大戦において無条件降伏したため、
台湾は当時中国大陸を本拠地とした中華民国の施政下に編入されます。
1950年、中華人民共和国との内戦に敗れ、
中国大陸から中華民国が中央政府を移転して現在に至っています。
その後台湾は経済的な発展を遂げています。
国交を樹立している国は、14か国ありますが、いわゆる主要国は1つもなく、
その中のホンジュラスでは、
大統領選挙の主要なテーマの1つが台湾との国交問題でした。
アメリカは台湾を支援する姿勢は示していますが、
国交を樹立した訳ではありません。
本気になって支援するためには、国交樹立が先だろうと思うのですが、
そのためには、中国との一戦を覚悟しなければならず、
どこまで支援するのか、分からないのではないかとも思っています。
中華人民共和国としては、1つの中国を標榜していますから、
台湾はあくまでも自国の領土だと考えているようです。
あるいは、国共内戦はまだ続いているとの認識なのかも知れません。
こうした微妙な情勢の中で、安倍元総理が台湾有事は日本有事と繰り返すのは、
嫌いな中国には何でも反対するとの姿勢なのか、
軍備を増強して戦争の出来る国にして、
戦前の日本に時計の針を戻そうとしているのか、意図は分かりません。
しかし、勇ましい話に乗せられてはいけないような気がします。
既に、台湾を守るために、自衛隊員に犠牲を求めるのかとの指摘もあります。
冷静に考えるべきなのでしょうね。