天然居士の独り言

主に日記主体のブログです。

空気が読めない・・・

2022年10月07日 18時46分40秒 | 日記
 岸田総理は、10月4日、政務秘書官に長男の翔太郎氏を登用すると公表しました。
 岸田総理は、安倍晋三の国葬問題や旧統一教会問題で
 支持率が下がっていて、直近の世論調査でも不支持率が上回っているようです。
 そうしたこの時に、何故この人事を行ったのか理解できません。
 国会で適材適所だと答弁していますが、
 この人事に国民が納得すると思っているのでしょうか?

 野党側からは、公私混同とか時代錯誤、政治の私物化との批判が出ていますし、
 自民党内からも戸惑いの声が上がっているとの事です。
 明確な規定はないものの、
 最近は身内を公設秘書にする事を避けるような風潮があったそうですが、
 岸田総理は、2年前から長男を公設秘書にしていたとの事で、
 公設秘書から官邸の中枢にあたる政務秘書官に登用した訳です。
 これまでの政務秘書官は、岸田事務所に転出するとの話のようです。
 公設秘書は、その給与などを税金で支出しますから、
 政務秘書官になっても同じことで金額も同じ程度との事ですが、
 岸田総理の事務所と官邸と働く場所が全く違います。

 何故長男を政務秘書官にしたのか、
 「首相の“精神安定”のためだろう」という見方が出ていて、
 岸田総理が話し相手が欲しいからだとの見方も報じられています。
 それほどまでに最近の総理の憔悴ぶりは酷いものがあるとの事ですが。
 岸田総理はかねてから、
 「自身の秘書ではなく、政府の役職である秘書官などのポストを経験させたい』と
 言っていたとの事で、自身の後継者としたいのでしょうか。
 それが本当だとすると、公費で後継者を養成する、正に公私混同の感じがします。

 政治家の世襲については、僕は反対です。
 現在の国会議員の多くが、二世・三世になっています。
 岸田総理自身、祖父も父も国会議員でした。
 だから、四世を育てようとするのは自然の流れなのかも知れませんが。

 世襲議員については、職業選択の自由との兼ね合いがあって、
 簡単に禁止する訳にも行きませんが、
 親と同じ職業を選択するのは、その仕事に魅力を感じるからなのでしょう。
 政治家の持つ権力、あるいは集金力は魅力的なのかも知れません。
 政治家になるためには、選挙で当選する事が必要ですが、
 選挙民の多くが、依然として家柄に対する信仰を持っているのかも知れません。

 いずれにしても、岸田総理は自らの支持率が下がっている状況の中で、
 国民が反感を持つような人事を行いました。
 空気が読めないとの批判が多く出ていますが、
 そのような人が総理大臣の職にあって、日本は大丈夫なのかと思ってしまいました。

 明日からの3連休、僕はどこかに出掛けると言う訳ではないのですが、
 この3日間所用があり、日記などを休ませて頂きます。
 ご承知おき下さい。
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