天然居士の独り言

主に日記主体のブログです。

クレタ島の噓つき・・・

2020年09月25日 18時22分30秒 | 日記
 今月の3日に、「疑似科学」のタイトルで日記を書きました。
 その最後にクレタ島の噓つきのパラドックスを使った、
 「疑似科学入門」の著者池内了さんが著した言葉を書きました。
 このパラドックスは、
 紀元前600年頃の人で、クレタ島出身の哲学者エピメニデスが言った、
 「クレタ人はみなうそつきである」に拠っています。
 厳密な意味でのパラドックスではないようなのですが、
 述べると長くなるので、省略します。

 今日のニュースを見ていて、このクレタ島の噓つきのような話があったので、
 面白いと思いました。
 その記事と言うのが、
 「杉田議員、女性はいくらでもうそ 自民党の合同会議で蔑視発言」との
 共同通信の記事でした。
 内容は、自民党の杉田水脈衆院議員が25日の党の内閣第一部会などの合同会議で、
 女性への暴力や性犯罪に関し「女性はいくらでもうそをつけますから」と
 発言したとの事です。
 杉田議員は会議後、記者団に「そんなことは言っていない」と
 述べて発言を否定しましたが、
 会議に参加した複数の関係者から、杉田氏の発言が確認されたとの事です。
 ご承知の通り杉田議員は女性です。
 保守的な考えの持ち主のようで、歴史修正主義的な発言を繰り返していますし、
 安倍前総理のお気に入りだったようで、
 2017年10月9日の第48回衆議院議員総選挙で、
 自民党の比例代表の公認候補として、小選挙区には立候補せず比例のみで出馬、
 比例中国ブロック17位で出馬し当選しています。

 彼女が2018年に、「新潮45」2018年8月号に
 「LGBTのために税金を使うことに賛同が得られるものでしょうか。
  彼ら彼女らは子どもを作らない、つまり生産性がないのです」などと寄稿し、
 大顰蹙をかって、結果的に「新潮45」は事実上の廃刊に追い込まれました。

 昨年話題になった、ミキ・デザキ監督の映画「主戦場」にも登場し、
 慰安婦問題は中国、韓国のねつ造であり、
 「中国や韓国は日本みたいな素晴らしい電気製品を作れないので、競争に負ける。
  だから日本のイメージを貶める必要がある」のが理由と述べていました。

 フリージャーナリスト伊藤詩織さんが、
 元TBSワシントン支局長の山口敬之に対して、準強姦被害を訴えた事件に関して、
 伊藤さんを貶めるような発言をしたとされ、
 また2020年8月20日には、
 杉田議員がTwitter上で伊藤さんを中傷する多数のツイートに対し
 賛同を意味する「いいね」を押し、
 それらの中傷するツイートを拡散されたことにより心情を傷つけられたとして、
 伊藤さんが、杉田議員に対し220万円の損害賠償を求める訴えを
 東京地方裁判所に起こしています。
 あるいは、今回の発言は伊藤さんの問題が背景にあるのかも知れません。

 ともかく、女性である杉田議員が
 性犯罪に関して「女性はいくらでもうそをつけますから」と言い、
 複数の出席者が認めているのに言っていないと言う訳です。
 その他の事も含めて、どうして、このような人が国会議員をやっているのか
 不思議でなりません。

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 天気予報・・・ | トップ | 日光東照宮の陽明門・・・ »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

日記」カテゴリの最新記事