天然居士の独り言

主に日記主体のブログです。

雷撃・・・

2024年09月26日 18時57分48秒 | 日記
 昨日の下野新聞の1面トップは、
 『「雷撃」2万7千回、全国最多』との記事でした。
 雷撃とは、落雷の構成要素となる1回の電気的な放電現象の事で、
 8月の栃木県内では、
 雷撃の回数が平年値の1.7倍に当たる約2万7千回となり、
 全国最多だったことが、各地の雷を観測している
 民間気象会社「フランクリン・ジャパン」(神奈川県)のまとめで
 分かったとの事です。
 同社は各地に設置した31基のセンサーで全国雷観測ネットワークを構築し、
 2000年から観測を始め全国の雷撃数などを観測しています。
 本県で2000~2023年の各8月に発生した雷撃の平均回数は
 約1万6千回で、
 2024年は平均より1万1千回多い2万7千回を記録し、
 全国で最多でした。
 ちなみに、埼玉県が約2万4千回で2位、
 熊本県が約2万1千回で3位と続きました。

 雷撃や雷が多発した要因について、宇都宮地方気象台は
 「高温や台風の接近により、暖かく湿った空気が流れ込み
  積乱雲が発生しやすかった」としています。
 同気象台によると、
 宇都宮では8月、前年同月比2日増の22日間に雷を観測し、
 6日間連続の発雷も2度あったとの事です。
 今年は特に高温が続いたこともあり、
 「地上と上空の気温差が大きくなればなるほど、大気が不安定になる」と
 説明しています。

 雷による被害も多発しました。
 東京電力パワーグリッド栃木総支社によると、
 県内で8月、雷で3分以上停電した件数は前年同月比44件増の57件で、
 停電の発生日数は11日増の16日だったとの事です。

 栃木県では、昔から雷が多いと言われます。
 多分北側に山が聳え、南側に広大な平野が広がる地形から多いのでしょう。
 しかし、今年、そんなに多かったかなと思いました。
 雷が聞こえる範囲は、そんなに広いものではありませんから、
 別の地域で多かったのでしょうか。
 宇都宮では、雷の多い事を逆手にとって、
 雷都(らいと)などと称していて、色々な商品などに使われています。

 栃木県内をはじめ、群馬県や埼玉県などには
 雷電神社という神社が複数あります。
 中には、板倉雷電神社など、
 推古朝の創建と伝えるような謂れがある所もあります。
 雷除けのご利益があるとする所が多いようです。
 何故、「雷」と「電」が繋がっているのかですが、
 「電」は稲妻や稲光の意味がありますので、
 そうした事からなのでしょうか?
 電気とは関係ないのでしょう。

 神社には、他に雷神社が東日本地域にあります。
 宇都宮市内には、県庁の北側の古墳の上に雷神社があります。
 これは、江戸時代に周囲の村民が創建したもののようですが、
 他の地域は分かりません。
 昔の人が雷を恐れた気持ちも分かります。
 時には、命を奪われる事がありますからね。

 なお、明日は所用により日記などを休ませて頂きますので、
 お含み置き下さい。

コメント
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