天然居士の独り言

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大阪万博の2・・・

2023年11月28日 18時21分16秒 | 日記
 大阪万博については、9月30日の日記に書きました。
 こんなに経費が膨らむのだから、大阪万博は止めるべきだと書きましたが、
 その感じを益々強くする状況が明らかになっています。

 昨日の参議院予算特別委員会で、
 立憲民主党の辻元清美参院議員が
 「日本パビリオンは建設費の2350億円の中に入っていると思っていたが、
  別にまたお金が要るんですね」と質問したのに対し、
 岸田文雄首相は
 「全体の会場建設費は、博覧会協会がまずは責任を負い、
  国が管理監督責任を負う形になるが、
  日本館については日本の国として管理する立場にあるので、
  これは(建設費とは)別だと言うこと」と述べました。

 大阪万博の当初計画では建設費が1250億円でしたが、
 2度の増額見直しが行われ、会場建設費は2350億円に膨れ上がっています。
 これを国と大阪府・大阪市と関西経済界で
 3分の1ずつ負担する事になっています。
 しかし、この他に、
 日本館建設360億円、発展途上国の出展支援240億円、
 会場内の安全確保199億円、全国的な機運醸成38億円など
 約840億円を国が負担するとの事です。
 会場整備費の中だと思うのですが、
 世界一高い350億円の日傘と揶揄される
 「木造リング」の建設が進められています。
 会場全体を一周させる木造のリングなのだそうですが、
 2025年4月13日に開幕し10月13日に閉幕するこの期間は、
 猛暑になる事が予想される事から
 日除けになるとの事から日傘と呼ばれています。
 しかし、このリングは終了後には撤去されます。
 大量の木材を使用しますが、その再利用などは、
 これから検討すると吉村大阪府知事は言っていました。
 何と杜撰な計画なのかと思いました。
 360億円の日本館も、終了後には撤去されます。
 僅か半年きり使わない建物に360億円を使うと言うのも
 信じられないのですが、
 とんでもない無駄遣いですね。

 同じく昨日の記者会見で、
 日本建設業連合会の宮本洋一会長(清水建設会長)が、
 海外パビリオンについて「デッドラインはもう過ぎている」と指摘し、
 「よほど簡易な構造であるか、あるいは部材調達のめどが立っているなど、
  特段の事情がないと(開幕までに間に合わせるのは)難しい」と
 述べています。

 時間は前後しますが、11月26日のインターネット番組で、
 日本維新の会の馬場伸幸代表は、
 「絶対にやめない。国のイベントだから、世界から信用を失う」と
 強弁しています。
 僕は、莫大な税金を注ぎ込んで開催を強行すれば、
 国民の信用を失うような気がしますが、どうなのでしょうね?
 大阪府や大阪市は、カジノの事前整備が出来れば
 良いと考えているのかも知れませんが。

コメント
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