ここのところ、自動車修理などを行うビッグモーターの不祥事が、
連日のように報道されています。
一連の報道を受け、7月25日、
東京都内で兼重宏行代表取締役社長記者会見を行い、
辞任する事を表明しました。
不祥事は様々で、とてもここに書ききれませんが、
顧客から修理を依頼された自動車にわざと傷を付け、
損害保険会社に保険金を水増し請求していたことが判明していますし、
更に、車検も不正があったようで、
民間車検場の指定を取り消された店舗も出ています。
こうした問題の背景には、過度なノルマを課し、
ノルマが達成できないと降格させるような
人事管理を行っていた事がある感じです。
ノルマ達成のために、様々な違法な措置が行われて来たような感じです。
同社は、1976年(昭和51年)1月に、
山口県岩国市に兼重オートセンターを
前社長が創業したのが始まりとの事です。
現在は、資本金4億5千万円、売上高5,200億円(2022年9月期)
従業員数6000名、全国に300店舗以上を抱える大企業に発展しました。
販売から買取・車検・修理・板金塗装・損害保険・リースなど、
自動車に関するサービスすべてに対応する
「ワンストップショッピング型」の店舗を全国で展開しているとの事です。
50年余りで、これだけ発展させたのは、
兼重前社長の経営手腕なのかも知れませんが、
その経営は、上意下達の完全なワンマン企業だった感じがします。
しかしながら、上記の記者会見では、様々な不正について、
経営陣は知らなかったと釈明していました。
経営のトップとして、いかがなものかと思いました。
僕の家にも軽自動車があります。
親父が懇意にしていた自動車修理工場に、車検や修理をお願いしています。
今の車もその前の車も、その修理工場を通して買いました。
僕は運転はしますが、車のメカニックについては、全く知識がありません。
そのため、自動車修理工場を信頼していますので安心しています。
少し前に、そろそろ車を買い替えようかと思うと社長さんに話したら、
まだ十分に動きますから、まだ買い替えの必要はないと言われ、
動くうちは使うのがエコかと思って今も乗っています。
これがビッグモーターだったらどうなるかかなぁと思いました。
ビッグモーターの問題、これだけで終わるとは思えません。
今後、まだ色々な事が出て来そうな気がします。
是非、徹底的に解明して欲しいと思います。